スタッフのおすすめ
- 他人の時間を意識しよう。

丹下 優子- 効率とスピードを求める現代人にとって、「待ち時間」は無駄な時間と感じる場合が多いようです。
待ち時間のストレスを解消するために、例えば病院などでは診察までの時間をモニター表示するなどの工夫が多くみられるようになりました。
時間はすべての人に平等に与えられていますが、もし約束の時間に遅れて相手を10分待たせたとするならば、極端な言い方をすれば、その人の人生の10分間を奪ったとも言えます。
時間は誰にとっても大事なものです。
自分の時間を大切にするのと同様に、相手の大切な時間を意識して行動することが、信頼を掴む一つのポイントなのではないでしょうか。
- 叱られる幸せ

吉野 ゆきえ- ある企業の中で、もうかなり地位のある人がちょっとしたミスを犯したときその企業のトップは、譴責状を渡して注意することにしました。
彼はその時ミスを犯した社員と、その上司と部下にこんな話をして聞かせたそうです。
「君らは幸せだ。こうして譴責してくれる人があるということは、いかに嬉しいことか。もし僕が過ちを犯しても、陰でけしからんと言われるが、なかなか面と向かっては言ってもらえない。だから過ちを重ねることにもなりかねない。今回の機会は実に尊い機会と思わなければならない。」
この企業のトップこそパナソニックの創業者である松下幸之助なのです。
さて、最近みなさんは誰かに叱られたりしましたか?
叱られた人はその時どんな気持ちになりましたか?
素直に聞ける場合もあれば、心の中で反抗していたり、口に出して抗議している場合もあると思います。
しかしその時一歩下がって、注意してもらえる、叱ってもらえるだけ幸せな事だと考えてみてはどうでしょうか。
- 試練は乗り越えられる者にしか訪れない

柴田 真寿美- 辞書で「試練」という言葉を調べてみると「決心の硬さや実力などを厳しく試すこと。
そしてその時に受ける苦難」と出てきます。
私は試練に向き合うことによって自分の限界に挑戦し、それによって新たな自分に出会い、そして成長することが出来るチャンスではないかと思います。
このような考え方をすることによって、同じ仕事や行動をするにもやる気や気分、そして結果も変わります。
私たちは試練があるからこそ自分の実力を知ることが出来るし、その試練があるからこそ成長することが出来ます。
私たちにはこれからもいろいろな試練があると思いますが、試練から逃れようとするのではなく、それは自分にとってもチャンスであると考える事によって今以上に成長することが出来るでしょう。
- 無駄を省いて力を集中する

土肥 宏行- 「7つの無駄を徹底的に排除すれば作業能率を大幅に向上させることができる」とはトヨタの生産方式だそうです。
つくりすぎ、手持ち、運搬、加工、在庫、動作、不良品をつくるが7つなのですが、あらゆる角度から無駄を排除しようとした、それが必要と感じたのでしょう。
では我々の生活や仕事において、この無駄によって時間や体力を損しているのではないでしょうか。
無駄によって本当に必要なことにかける力がなくなっているのではないでしょうか。
実際に無駄をなくすにはどうすればよいか?
それには4つのステップがあります。
今やっていること
①それ自体をなくすことができないか?
②一緒にすることはできないか?
③順番を替えることはできないか?
④単純にすることはできないか?
この4つのステップを使って自分の行動を見直し、本当に必要なことに力を集中したいものです。
- 何を見るかよりもどう見るかが大事

柴崎 誠- 本田宗一郎さんが使っていた言葉に「見学の見と観察の観」があります。
「見学の見」は漠然とものを見ること、「観察の観」は文字通り観察して観ることを意味しています。
仕事では、「観察の観」で見なければならなく、その姿勢がひらめきを生み、新しいアイデアに結び付くと本田さんは考えていたそうです。
また、トヨタでは「ムダを見つける目」という言葉があります。
多くの人が仕事と考えているものでも、付加価値を高める動作のみが「働き」であり、それ以外はただのムダな「動き」と見るのがトヨタ流なのだそうです。
この「ムダを見つける目」を養うには、まず、ムダとは何か分かっていることが必要であり、目の前に起きていることを見て、それがムダかどうか瞬間的に判断すること、そのうえで見つけたムダをひとつひとつ排除していくことで自然と業績や仕事のレベルは上がっていくのだそうです。
- プラス思考のカメになれ

柴崎 誠- この言葉は居酒屋「つぼ八」の創業者石井誠二さんの言葉です。
「ウサギとカメ」の話しの中で常に他と比較して行動するのが、「ウサギの人生」です。
ウサギは途中で周りを見渡して、「自分のほうがカメよりも速い」と考えて手を抜いてしまいます。
しかし、カメはそうではありません。
自分が決めたゴールを目指してじわじわ進んでいく。
決して自分とウサギを比べず、ゴールしか見ていません。
それがカメの最終目的地だからです。
「志に気づいた時から人生は始まる」というのが石井さんの考え方なのだそうです。
過去の経験に関係なくどこに向かい続けるかということ、そして、カメのようにひたすらゴール目指して努力することが大事なのではないでしょうか。
- 自主的な目標設定をしよう

吉田 昇平- 目標をたてる時、あなたはどのような設定の仕方をしていますか?
周りの状況、過去の実績、今の自分の能力など「根拠」に基づいた設定をしていることが多いのではないでしょうか?
もちろんそういった目標をたてることも大切なことですが、本当に効果のある目標設定は「根拠」に基づく目標設定でなく、「こうなりたい」という自分の「理想像」を目標にすることなのだそうです。
「根拠」とは先に来るものでなく、本来「理想像」に近づいていく過程での努力や成長によって生まれるものであって、目標を制限するものでは決してないのです。
- お客様の「所有欲」を刺激する。

永山 史紘- お客様が買いたいと思ってもらう為には所有欲を刺激することが大切です。
人は「今まで持ったことがないモノ」に出会ったときに、この商品がほしいと思う。
これは現代人に備わっている所有欲があるためです。
この時人が欲しいと思う「モノ」は常に人の延長線上に存在するそうです。
つまり「モノ」を所有することで、他人から注目を集めて、できれば褒めてほしいと感じています。
優秀な営業マンはこの人間の本能を逆手にとり、販売するそうです。
ではどのように「所有欲」を刺激しているのでしょうか。
①常識の中の奇抜さ
②具体性をアピールする。
①は流行にのりつつも、こだわりを持つこと。
②は効用までお客さんに連想させてしますことです。
- 面倒くさいの質を考える

江原 智恵子- 人生は嬉しい楽しい事もあれば、苦しくて逃げたくなる事もたくさんあります。
困難に直面した時、避けたいという思いは誰にでもあります。
しかしその時は上手く逃げとおせたとしても、また形を変えて目の前に現れるものだと思いませんか?
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という有名な俳句はまさに困難に直面した時に生まれたそうです。
師匠の和尚から難解な問いをされた時に、その場しのぎを言うでもなく適当に逃げる事もせずに、全身全霊でその問いに飛び込んだことで困難な場面から逆に素晴らしい俳句を誕生させたそうです。
人間は誰もが困難に遭遇すると、まさに断崖から海の中に飛び込む思いがするものです。
いざ飛び込もうとすると恐ろしくて思わず後ずさりしてしまいます。
しかし勇気を出して飛び込めば、身体はその力に応じて浮かび上がってくるものです。
自分の力を信じてというよりはむしろ、自分の力を伸ばす勢いで困難に飛び込んでいってみてはいかがでしょうか。
- こころのメモリ不足を解消しよう

永山 史紘- 人間もPCと同様にメモリ不足になることがあります。
人間の脳の中で前頭葉という部分があり、主にここで短期記憶をしているとされています。
この短期記録のうち、ワーキングメモリという機能があります。
パスワードや道順など覚えたことを頭の隅においておくメモリだそうです。
しかし容量に限りがあり、このワーキングメモリがいっぱいになると、人は行動が止まるそうです。
このような状態にならないために、物事には優先順位をつけ、多くのことに囚われない。
さらに前頭葉を回復させる睡眠をとることが大切だそうです。
身体を労わって仕事しましょう。
- 愛のある仕事をしよう

江原 智恵子- スターバックスコーヒーやディズニーランドは価格だけをとってみると決して安くはないと思いますが、なぜ人々は何度も足を運び人気があるのでしょうか?
人間は物やサービスを買う時、頭ではなく心で買うということが言えると思います。
市場において顧客を獲得する為の真の競争は価格ではなく顧客の感情をどれだけとらえることができるかだと思います。
顧客の感情をとらえる為に必要なことは何かというと、愛があるかどうかだと思います。
愛のある接客や応対は必ず相手に伝わるもので、価格ではないところでお客様に必要とされる存在になることができると思います。
一人一人のお客様を大事にし、愛を持って仕事をしましょう。
- 自分の意見を中心に持つ

丹下 優子- 兄と弟が二人で一頭のロバをひいて歩いていると、向かいから来た旅人に「どちらかロバに乗ればいいのに」と言われたため、弟がロバに乗ることにしました。
しばらくするとまた他の旅人に「兄を歩かせて弟が楽をするなんて、思いやりのない人だ」と言われたので、今度は二人でロバに乗りましたが、次に出会った人には「ロバがかわいそうだ!」と言われてしまい、どうしていいかわからなくなった兄弟は、ついにはロバを担いで帰った、というお話があります。
自分の考えをまったく持たず、周りの言葉ばかり鵜呑みにしてしまうと、振り回されるばかりで、ベターな選択ができなくなってしまいます。
周りの意見を聞くことは大事なことですが、まずは自分の考えや気持ちを中心に、物事に向き合ってみましょう。
- まず飛び込む勇気を持て、それが『浮力』になる

吉野 ゆきえ- 人生は嬉しい楽しい事もあれば、苦しくて逃げたくなる事もたくさんあります。
困難に直面した時、避けたいという思いは誰にでもあります。
しかしその時は上手く逃げとおせたとしても、また形を変えて目の前に現れるものだと思いませんか?
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という有名な俳句はまさに困難に直面した時に生まれたそうです。
師匠の和尚から難解な問いをされた時に、その場しのぎを言うでもなく適当に逃げる事もせずに、全身全霊でその問いに飛び込んだことで困難な場面から逆に素晴らしい俳句を誕生させたそうです。
人間は誰もが困難に遭遇すると、まさに断崖から海の中に飛び込む思いがするものです。
いざ飛び込もうとすると恐ろしくて思わず後ずさりしてしまいます。
しかし勇気を出して飛び込めば、身体はその力に応じて浮かび上がってくるものです。
自分の力を信じてというよりはむしろ、自分の力を伸ばす勢いで困難に飛び込んでいってみてはいかがでしょうか。
- それぞれの個性を発揮しよう

土肥 宏行- 蟻の世界にはよく働く出来の良い蟻と、そうでない蟻がいます。
出来の良い蟻だけいれば組織がうまくいくかと言うとそうではないようです。
大きな食べ物を見つけた時に、1匹では運べないので巣から餌までの道に目印をつけて仲間を呼びます。
食べ物を見つけた出来の良い蟻に皆従っていくのですが、中に出来の悪いアリがいて、目印を追いかけられない。
道に迷ってしまう。
でも、迷っているうちに新しい近道を発見するということがあるそうです。
最初に餌を見つけた蟻が、最短距離で餌までたどり着いたわけではないのです。
アリと人間は違います。
ですが我々も新しいことを始める時、初めにやろうといった人が全て正解とは限りません。
違った考え方、経験を持った人が力を合わせることは人間も蟻も同じく大事なことでしょう。
- 会議での発言は数倍になって返ってくる。

丹下 優子- 会議でのひとりひとりの発言はとても貴重なものです。
もし多くの人が集まる場で、一人一つ何か「物」を持ち寄ったとすると、それぞれが持ち帰れるのは「ひとつ」ですが、アイデアや考え方は、発言した人の数だけ、吸収することができます。
4人集まれば、自分以外の3人のアイデアを参考に持って帰ることができるわけです。
皆の前で発言することは勇気のいることでもありますが、誰かの意見に影響を受けることがあるように、自分の発言が他の誰かの助けになることもあるかもしれません。
会議では積極的に発言しましょう。
- 人は成功よりも失敗を長く記憶する

土肥 宏行- 我々は誰かの失敗に対して騒ぎたがるものです。
新聞やニュースなどをみても政治家の○○が、××党が失敗した記事ばかりが大きく取り上げられます。
人の行動は結果として、成功と失敗の二つしかありません。
仕事をする場合、特に相手から仕事を依頼された場合は、成功して当たり前だと相手は考えています。
ですから成功しても相手の記憶には残りません。
しかし相手の要求を下回る失敗は簡単に、そして根深く記憶されます。
さらに失敗を隠そうとしたり、証拠探しに走れば走るほど事態は悪化をしてしまいます。
失敗をすることは必ずあります。
大切なのはその後の対応です。
速やかに、正確に対応し信頼を少しづつ回復するしかありません。
- 難題にあたるときは知恵だけでは足りない

柴崎 誠- 自分の力ではとても手に負えないと思えるような仕事や難題が目の前に現れたとき、どのような行動を取りますか。
逃げることも投げ出すことも出来なくて、責任が生ずるとしたら、これはもう持っている力を総動員するしかないということになります。
人でも企業でも、上り坂の時期というのがありますが、そういう時にはあれもやってみよう、こういう方法はどうかという知恵がどんどんでてきます。
しかし、現状を打破する、あるいは別の流れを作るといった時には、知恵だけではなく、生まれてから今日までに身につけてきた総合力にかかってくるのではないでしょうか。
子供の頃からの体験、面白いことに出会い、興味を持ち、経験として残る、その人にしか持ちえないすべての力が困難な状況を乗り越えていく際の大きな力になると思います。
- 人のやる気は「北風と太陽」

吉田 昇平- 皆さんご存じのイソップ童話の「北風と太陽」、北風と太陽がある男のコートを脱がす勝負をして北風がどんなに風を吹かせてコートを飛ばそうとしても逆に男はよりコートをしっかり着てしまい、太陽が男を照らすと男は我慢できずにコートを脱いでしまうという話です。
これは人のやる気にもいえる話で、人間のやる気というものは自発的に沸き起こるものでなければ持続せず、強制的に引き出されるやる気は偽物であり、すぐにしぼんでしまうのだそうです。
つまりやる気を持続させるためには、やる気を自発的に起こせばよい訳で、物事を主体的に考えることが大切なのです。
また、他人のやる気を引き出したいときの話し方も、やらなければならない理由を延々と語るのではなく、相手が自分からやろうと思えるような話をするよう心がけた方がよいのです。
- 記憶力は衰えない

永山 史紘- 記憶をつかさどる「海馬」という脳は加齢によっても衰えない。
さらに脳の神経細胞もまた3歳以降は死ぬまであまり変化しない。
では、なぜ人は年をとるとモノを覚えられないのか。
それは脳の問題ではなく、むしろ悪い意味での「慣れ」だそうです。
年齢を重ねるにつれ、過去の経験が未来を予測し、想定外の出来事に備える。
この習慣が記憶を妨げるそうです。
しかし、意識することで記憶力は維持できるようで、3つのポイントがあります。
①身体を動かしながら覚える。
②寝る前に記憶を整理する。
③アウトプットを重視する。
これらを継続させればいつまでも脳は若いままでいられるのではないのでしょうか。
- 「自分好き」は世界共通

土肥 宏行- 人は「自分が他人からどうみられているか?」を気にしながら生きています。
デール・カーネギーさんの言葉を借りると、人間の最も重要な欲望は「自己重要感」だと説いています。
例えば集合写真を撮ってもらい、真っ先に見るのは「自分」です。
そして自分の写りが悪かったら文句を言ったりします。
このように人間は「自分が大切」「自分が可愛い」という欲望をもった生き物ですから、自分の重要感を満たしてくれる人好きになり、そうでない人を嫌いになってしまったりもします。
ビジネスの世界でもそのような前提を忘れて自分の言いたい事や、正論だけをぶつけてしまっては、せっかく持っている自分の能力を発揮できないなんてこともあります。
相手は「人間」ということを意識して行動してみましょう。
- 弱点を魅力に変える

江原 智恵子- 例えば、自分の短所が「短気」であったとしたら、通常は「怒りっぽい」という、悪いイメージをもつと思います。
でも、これは常識という一方向から見ているだけで、角度を変えて裏から見てみると「人よりも早く熱くなる」というとらえかたもできると思います。
このように自分の弱点も、ちょっと見方を変えることで素晴らしい個性に変えることができます。
誰でも自分の弱点と向き合うのは嫌なものですが、常識という枠を外して自分のことをとらえ直してみることにより、今まで弱点だと思っていたことを素晴らしい魅力に変えることができるのではないでしょうか?
- 短所はカバーしようとするとき強さになる

吉野 ゆきえ- 受験や会社の面接で自分の悪い所を言うのは難しいことですよね?
そしてそれ以上に自分の短所を認め、他人の意見を聞き改めていくことはもっと難しいことだと思います。
あの有名な孔子は、人は自分の欠点を認めた時本当の強さを発揮できると言っています。
自分は頭がいい、自分には実力がある、自分は仕事が出来ると慢心している間は、他人の意見を聞こうともしませんし、受け入れようとすることも出来ないものです。
しかし、自己の欠点は自分では容易に克服したり、カバーしたり出来ないものですが他人によっては簡単に埋められるときもあるのです。
要するに[強い人]とは、自分の欠点を認め、それを受け入れ、その弱点を克服しようと努力出来る人だと思います。
- 世界一の品質を世界のすみずみへ

土肥 宏行- 栃木にある医療機器メーカーのマニ―という会社の社員が着るジャンパーにプリントされたメッセージです。
「患者のためになり、医師の役に立つ製品の開発、生産、提供をとおして世界の人々の幸福に貢献する」を企業理念に世界一を目指している会社です。
この会社の本気がわかる例で「世界一か否か会議」というものがあります。
社内会議で自社製品が世界一かどうかの検証結果を発表するのです。
世界一でないと判断したら販売は中止。
他社製品が上ならば、他社製品を販売させた方がお客様のため、世の中のためという考えなのだそうです。
ここまでの覚悟、世界一を目指す会社の本気を感じました。
- 自分のいる場所を天国にしよう

江原 智恵子- 仏教の教えで「天国と地獄」というお話があります。
地獄には、やせ衰えた人たちがたくさんいて、目の前にごちそうがあるにもかかわらず手には長いお箸がくくりつけられており、ごちそうを食べられずに皆が苦しんでいるという状況だったそうです。
天国も地獄と全く同じ環境であるにもかかわらず、皆がごちそうを自分の口に運ぶのではなく相手の口に運んで食べさせあっていたそうです。
この教えは「天国も地獄も環境は全く同じであり、お互いが自分のことばかりを考えればそこは地獄となり、相手を優先して思いやりをもって接すれば、そこは天国になる」ということを言っているそうです。
今自分がいる環境を天国にするのも地獄にするのも自分次第ということだと思います。
- 大きな問題にしない。

丹下 優子- 誰でもこの仕事苦手だな、ちょっと気が重くて取りかかるのに時間がかかるな、と思うことがあると思います。
しかし、それよりももっと難題が目の前に現れると、今度はそちらばかりが大変なことに思え、結果さっきまで気をもんでいた仕事を思ったより簡単に仕上げることができた、ということがあります。
今までより少し難しいこと、少し大きな悩みができると、それまで頭を抱えていたことが、小さなことに思えてしまいます。
言い方を換えれば、最初からそんな大きな問題ではなかったのかもしれません。
物事を大きな問題にして困ってしまうのも、たいしたことではないと楽観的に捉えるのも、自分次第なのかもしれません。
- 今日の一歩が完走につながる

柴崎 誠- キョウデングループの橋本浩会長は会社を上場したとき、あえて仏滅の日を選んでいます。
大安や仏滅を大切にする伝統は素晴らしいとも思うそうですが、時間を差別しているようであり、時間に対して失礼な気もするのだそうです。
このように考えるようになったのは、自分にとっての幸せは、どれだけ自分が変化できるかだと思うようになったことと関係しているそうです。
そのため、橋本さんの習慣は、昨日の自分と今日の自分がどう違うのかを言葉に出して言うことなのだそうです。
言葉に出して耳から聞くことでしっかりと認識することになると思うから実践しているのだそうです。
このような小さな習慣からでも、一日を無駄にしないように心がけることは、自己の成長や目標達成にも大きく関わってくるのではないかと思います。
- 積極的目標を立てましょう

吉田 昇平- 目標には2つの種類があるそうです。
それは積極的目標と消極的目標です。
積極的目標とは自分がこうなりたい、こうしたいという気持ちを基に立てられる目標で、消極的目標とは過去の実績やデータ、世間の常識を基準に立てられる目標です。
消極的目標はデータや実績という根拠が先に来ているため、その結果もその根拠に絡めて考えてしまい、成功・失敗の要因を外的要因に求めてしまう(責任を他へなすりつける)傾向があるそうです。
対して積極的目標は自分の意思のみで立てられた目標であり、そこに根拠は何もありません。
根拠は自分が行った努力によって後から築かれていきます。
この場合の責任は己のみにしかありません。
この経験が人間を成長させるのです。
それゆえ目標は積極的目標を立てなければいけないのです。
- 自分の流儀をみつけよう。

丹下 優子- 流儀というと少し堅苦しいような言葉ですが、成果を最大限に出すことのできる自分なりのやり方を身につけよう、ということです。
例えば、何かを成し遂げようとする時、毎日コツコツ続けるほうがむいているという人もいるでしょうし、まとまった時間をつくって短期間に力を集中させるほうが、結果を出せる人もいるでしょう。相手に対して、また自分自身の成長のためにも、自らの最高の姿を導き出せる自分なりの「流儀」を見出しましょう。
- 選択と集中で能力が拡大する

柴崎 誠- この言葉は弁護士の高井伸夫さんの言葉です。
「選択と集中」は仕事を効率的に進めていく上で、きわめて重要な考え方なのだそうです。
忘れがちではありますが、私たちの生活は選択の積み重ねで成り立っています。
朝目覚めたときから夜寝るまで何らかの選択をしています。
朝床の中で眠いからと「もう少し寝よう」と思うのも選択ですし、30分早く会社に出ようと努力するのも選択の結果です。
また、正しい選択をしても良い結果が出ないのは集中力が足らないからなのだそうです。
適切な選択を行い、極度の集中力を発揮したときに自分が持っている最大限の能力を発揮できる。
人には潜在能力があるといわれますが、それを引き出すのはこの「選択と集中」によるものと考えることができるのではないでしょうか。
- 需要があって供給がある

吉田 昇平- 需要と供給はどちらが先か。
それは当然需要であるはずです。
しかし今の世の中のものの売り方を見ているとどうも供給ありきになっている感があります。
需要に供給が追い付かない時代ならいざ知らず、供給過多の現代でその売り方は通用しません。
大切なのは自社の商品やサービスを必要としている顧客(需要)を自分で探し出し、その顧客に対して自社の商品を高く買ってもらうことです。
あくまで需要に対して供給をしているということを忘れてはいけません。
- どんな天才も1万時間努力する。

永山 史紘- 天才とはいかにして生まれるのでしょうか。
かつて音楽学校において、学生を対象にした研究が行われました。
このときの発見が「一万時間の法則」というものです。
この研究結果によると、一流のソリストになる学生は確実に10,000時間の練習をこなしているそうです。
逆に10,000時間の練習でソリストになれない者もいないそうです。
このことは他分野の成功者にも当てはまり、タイガー・ウッズや、ビートルズも同じだったというのです。
つまり努力は成功を約束する、その努力が10,000時間だということなのだと私は思います。
ではこのような発見を職業人として活かす方法はないか考えました。
この10,000時間は10年以内の達成が一つの目安であるそうで、職業人として達成するには1日5時間程度確保しなければならない計算になります。
就業時間の60%程度の時間です。
歩留り率を60%に抑えることは大変です。
残りの40%のマネジメントこそがプロフェッションへの分かれ道ではないかと私自身自覚を持ち仕事したいと感じます。
- 売れなくなったのではなく売れ方が変わった

吉田 昇平- 物が売れなくなったと言われますが、本当にそうなのでしょうか?
十分かどうかは別問題としてGDPが大きく下がっている訳でもありません。
ではなぜ売れなくなった気がするのでしょう?
それは売れ方が変わったのに売れなくなった売り方を続けているからです。
その最たる例が音楽業界です。
日本のCDの売上は1998年には6074億円。
その後減り続けて09年は3165億円です。
つい10数年前まで毎月のように100万枚売れるCDが出ていたのに最近では30万枚売れれば大ヒットです。
この原因のひとつは間違いなくダウンロード販売の普及です。
音楽の売れ方が店舗を必要としない形に変わったため、CDショップは危機に瀕しています。
大切なのは自分の商品が今後どういう売れ方をして、それに対応するにはどうすべきかということを見抜く力です。
- 練習の意味を考える

土肥 宏行- スポーツライターがプロ野球のキャンプを訪れた時、汗まみれになって練習するプロ野球投手を見てピッチングコーチに話しかけました。
「これだけ練習しているんだから、今年は期待できますね」
すると、コーチが笑って答えたそうです。
「あれが練習しているように見えるんですか?あんなもんは練習じゃない。彼は去年もあれくらいの球は投げていましたよ。できることをいくらやったってそれは練習じゃない。今まで自分ができなかったことをやるのが"練習"って言うんですよ」
プロの世界ならではの厳しい言葉ですが、きっと私たちにも言えることです。
練習の意味は同じことを繰り返し習うことです。
ただしただ繰り返すだけなら単調なことかもしれませんが、上達するためという目標が土台にあるかどうかで将来大きな差となってしまいそうです。
- 言葉の魔法

江原 智恵子- 潜在意識の法則とは、自分はこうなりたいという願望があったとしたらその願望を何の疑いもなく強く本気で願えば必ずその願いは叶うということです。
潜在意識に願望を刻み込む場合、その願望を口に出して自分に向ってはっきり宣言すると強い効果があるそうです。
言霊という言葉もありますが、言葉には見えない力を動かす不思議な力が潜んでいるようです。
自分が強く願うことは必ず口に出して毎日自分に向って宣言する習慣をつけると、その願望が潜在意識に強く刻み込まれるのでやがてその願いは叶うそうです。
その際に「でも、ダメかもしれない」という否定的なことは絶対に思ってはいけないそうです。
そして自分の願いは必ず叶うと素直に信じることも大事です。
言葉の持つパワーを上手に利用して、自分の願望を叶えましょう。
- 幸福とは感謝の心そのものである

吉野 ゆきえ- うれしい時や幸せな時に出る笑顔。
みなさんはどのくらい笑顔になっているでしょうか。
住友生命保険の調査によると「一日のうちで笑顔になっている時間は何分ですか?」との質問に対し、11.8分が平均だったそうです。
さらに「あなたを笑顔にしてくれる言葉はなんですか?」と聞くと、『ありがとう』が48.4%で断トツ。
次いで『大好き』が9.0%で続きました。
この結果から約半数の人々が『ありがとう』の言葉で笑顔になっていることがわかります。
しかし日本人には独特の照れの文化が根付いている為に、どうしても言いそびれてしまったり言えなかったりすることが多々あると思います。
心の中では誰しもが感謝されればうれしいし、」幸せな気持ちになるし、それを『ありがとう』の言葉で言われたいと思っているのです。
生涯どれだけ感謝の心を持てるかどうかが、その人の人生の幸福感を決めると言えるのではないでしょうか。
『ありがとう』という言葉は、忘れかけていた感謝の心を思い出させてくれて、みんなが笑顔で幸せな気持ちになるとても素晴らしいい言葉だと思います。
- 人間の欲望は何かをいつも頭の片隅に意識する

江原 智恵子- 以前にある大手の即席麺メーカーが「減塩ラーメン」という商品を開発したそうです。
当時は健康ブーム真っ只中で、高血圧など成人病を気にする中高年にとって「塩分控えめ」はニーズが高かった為、自信を持って発売をしたそうです。
しかしこれが大失敗で全く売れなかったそうです。
なぜかというと人間は理性と感性が対立する動物で、塩分控えめは体にいいと理性ではわかっているが、体に悪くてもおいしいものが食べたいという感性には勝てない、つまり「体にいい=健康的=絶対に買う」という考えにはならないのだそうです。
ニーズが高いというデータだけで売れると判断しては思わぬ失敗をしてしまうこともあります。
それよりも人間の欲望は何かをいつも頭の片隅に意識する方がビジネスにおいては絶対的に効果があるのではないでしょうか?
- 朝は決断力を養う時間

丹下 優子- 早起きが良いということは誰でも知っていることですが、なかなか実践は難しいものです。
しかし実はこの目覚めの時間は、決断力をトレーニングする絶好の時間なのだそうです。
起きようか起きまいか迷う前に「起きる」と決断して実行する。
この毎日の積み重ねが、いざという時に発揮されるのだそうです。
西郷隆盛は、朝起きの名人と言われていました。
目が覚めると反射的に足で布団を蹴り、その反動で立ち上がったそうです。
二度寝はなんとも気持ちいいものですが、スパッっと起き上がって、さわやかな一日のスタートをきるのもいいかもしれません。
- 夢の卵を温め続ける

柴崎 誠- ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんは科学者を目指す若い人たちに「研究者ならば、今はダメでもいつかは実現してやろうと考える「夢の卵」をいつも三つか四つ温め続けろ」とおっしゃっているのだそうです。
なぜ、温め続けることが大事なのかというと、まず、自分がやってみたいと考える夢を持つこと、もう一つは、情報の取捨選択に役立つからだそうです。
自分が「いつかはこれをやりたい」と思っている目標を持っていると、「これは卵をかえすのに役立ちそうだ」とか「これは自分の卵とは関係ない」など、世の中の見方を自分の卵を基準にした見方に変えて、情報や物事が自分にとってどのくらい意味や価値があるのかがわかってくるのだそうです。
自分がどんなに努力をしても進むべき方向が誤っていれば良い結果が生まれないのではないかと思います。
「夢の卵」は、目先の事にとらわれず、目標に向かって真っすぐ進みたいときには最高の道具となるのではないでしょうか。
- 自分濃度を薄めて話す

丹下 優子- 人は誰でも自分のことを特別な存在だと思っているそうですが、あまりに自分自分と言ってしまうと、相手に引かれてしまうことがあります。
たとえば、レストランで食事をする際「お店は素敵なのに、料理がイマイチだよね」などと何かしらケチをつける人がいます。
これは、一見その店の批判をしているようで、料理にちょっとうるさい私ってセンスがいいでしょ?
と、実は自分のアピールをしている言動なのだそうです。
これは誰にでも多かれ少なかれあることだと思いますが、「自分濃度」を少し薄めて会話をすることで、どこか穏やかな威厳のある存在に近づけるかもしれない、というお話でした。
- 成長できる人間には「なぜ?」の心がある

柴崎 誠- これは、居酒屋チェーンで有名なワタミの会長渡邉美樹さんの言葉です。
組織ができて、チェーン店が生まれるとき、必ずマニュアルが必要なのだそうです。
ただ、あくまで行動指針にすぎなく、新人の方へ100%マニュアルを守るように厳命しているそうですが、お客様を思う気持ちをどう伝えていいか考えた上で実践して欲しいとも伝えているのだそうです。
またマニュアルには、「90度1秒の挨拶」という項目があるそうですが、「なぜ90度?なぜ1秒間なの?」と疑問が出てくる人は成長できる人間なのだそうです。
「マニュアルで決まっているから」と何の疑問も抱かず、挨拶する。そんな挨拶は、された側に何も響かない、無駄な行動となってしまうのです。
仕事では「なぜ?」の心を持つことが、物事の本質を理解する上で一番の近道になるのではないでしょうか。
- 働く理由を持とう

吉田 昇平- 現在衆議院議員をされている長田ひでともさんは、「国を動かすようなスケールの大きな仕事がしたい」という理由で大学卒業後大手の誠意名保険会社に就職しました。
しかしそこで待っていたのは支店での雑用であり、出世に能力の優劣は関係なく年功序列でやりたい仕事ができるのは最低40台から。
先輩を見ていればそのまま自分の10年後、20年後がわかってしまう。
そこで長田さんは原点である「国を動かすようなスケールの大きな仕事がしたい」という思いに立ち返って会社を退職し、当時史上最年少で本庄市の市議会議員に当選したのだそうです。
自分がなぜ、何のために働くのかを強く持って仕事のパワーにすることはとても重要なことなのです。
- お客様にはまずYESから入る

土肥 宏行- 街でよく目にする「あさひ」の看板。
自転車屋のあさひは不況の中業績を伸ばしている会社です。
社長の下田さんは20代の頃おもちゃ屋を始め、その時の大変苦しい体験をしています。
近くに大きなスーパーができ、気づけば一日の売上が1,000円ということもあった。
「人に必要とされないことがどんなに辛いことか、人に求められないと生きている価値がない」と思ったと言っています。
その時の経験から「売上より客数」を重視となっているのです。
お客様に来てもらうことが大事だから、お客様の要求・要望には「まずYES(はい)」で答えます。
そのできますよの気持ちで商品も揃える。
ビジネスマンの革靴がすべらないペダル、スカートを巻き込まない仕組みをつくる、好みの色を選べるようにする。
全ては昔の経験が元にあるようです。
- 「「学び力」を身につける」

柴崎 誠- 「学び」という言葉を聞いて真っ先に浮かぶのはどんなことでしょうか?
どちらかというと学ぶことを敵に回してしまっている人が少なくないようです。
明治大学教授の斎藤孝さんは、「学び力」という概念を自分のものとしてとらえれば学びは自分の味方になると考え、一生に起死回生、一発逆転があるとすれば「学び力」を自分の力として実感できたときがその瞬間だと思っているそうです。
斎藤さんが「学び力」を身につけるために必要なこととして「いつもコメントを考えメモする」を上げていました。
アウトプットを意識しなければ身につかないのだそうです。
また、頭の中だけで考えるのでは弱いので、手帳などに今日の出来事についてコメントしていくのも良いということでした。
このように日常生活の中からちょっとした工夫をすることが自分に自信を作る「学び力」へ繋がっていくのではないでしょうか。
- 「つらい時こそ裏に逆転のチャンスが待っている!」

土肥 宏行- 壁に直面した時、経験不足からその壁がものすごく高く見えたりします。
しかしよく見ると梯子がかかっている、扉がついている、近くによると実は高くなかったなど壁を越える方法がいくつもあるのです。
ちょっと見方を変えるだけで他の可能性が見つかるというのにそれができない。
「つらい」ということはそういう他の可能性をみつける視点を身につけるための訓練なのかもしれません。
その「つらい」経験は後で考えてみると、しんどかったという記憶よりも、このことに気づけばあんにしんどい思いをしなくて良かったのにという経験の方が多かったりします。
つらい時こそ他の可能性は?他のアイディアは?他の見方は?そういった自分への問いかけができるようになるとだいぶ変わるはずです。
- 「大事なことは、大事なことを、大事にすること」

吉野 ゆきえ- この言葉に対し、確かにそうじゃない?と思うかもしれません。
しかし多くの人はこの様に行動できずに後悔した経験を持っていると思います。
昔々、親元を離れ一人優雅な暮らしをしていた男のもとに、突然親が危篤との知らせが入り、慌てて帰るのですが途中雨に合うのです。
そこで雨宿りをしたのが偶然にも傘屋でしたが、傘を買うのももったいないのでやむまで待ちました。
やっと雨が上がり急いで帰ったが、親の死に目にあえなかったのです。
この男はもったいないという目先の生活を優先した結果、一生の後悔を抱えることになってしまいました。
極端な話だったかもしれませんが、現在生活をしている私たちは日々の生活に追われて大事なことを忘れがちになっていないでしょうか。
今は客観的に物事を見られているのかもしれませんが、いざという時どれだけ順序や次第を踏まえて行動出来るのかが大事だと思います。
- 「他人のアイデアを少しアレンジして使う」

柴崎 誠- 精神科医の和田秀樹さんが「朝まで生テレビ」に出演する理由についてご紹介します。
番組には、相手と論争して勝つために出ているのではなく、異なる意見を他人との論争を通じて他のアイデアをもらえたり、自分のアイデアを膨らませることができるから出演しているのだそうです。
また、相手の反論をあとからよく検討してみると、相手の主張したいポイントはここだなというのがハッキリしてきて、その主張が正しいと思うことがあるそうです。
それならその意見を取り入れて自分の考えを修正することができ、また、論争する前よりも考えが広がるのは論争の中でぶつかった他人のアイデアのおかげだと思うのだそうです。
- 「人は正論ではなく、お願いで動く」

土肥 宏行- 人に説明をする時、何かをやってもらいたい時、なかなか自分の思う通りに行動してくれないことがあります。
あるビジネスマンは「いくら企画をまとめて上手に話しても、社内で話が進まない」と悩んでいる。
聞き手は「よく解ったよ」と言ってくれている。
解っているのに、なぜ進まないのか?実は彼の説明は正論だけだからです。
聞き手は話の内容がよく理解できたら、次は「で、この後自分は何をしたらいいの?」この確認をしたいのです。
だからこそ話の内容を伝えた後に「お願い」を忘れないようにするのです。
「○○をお願いします。」という言葉をつけて終わる。
これだけでも相手は次への行動に移りやすくなるようです。
- 「常識を振りかざすのは改善の妨げでしかない」

吉田 昇平- アルツ磐梯というスキー場が経営再建を行うにあたって、行った対策は非常にユニークで「食堂のカレーがおいしくなかったら返金する」というものでした。
スキー場の食堂の食事がおいしくないことは誰もが知っている常識です。
当然従業員は「そんなことをしたら売上がなくなってしまう」と猛反発したそうです。
しかしその常識通りで経営不振になってしまったのですから、常識を語ることは無意味なのです。
それから徐々に従業員の意識が反発から「どうやったらお金を貰えるカレーを作れるか」という改善意識に変わっていき、今では経営状況も優良なスキー場になったのだそうです。
- 「人から喜ばれることが生きる意味」

江原 智恵子- ある人が病気で毎日様々な健康法や食事療法を5年間続けたそうです。
その間は人からの頼まれ事も断って健康になることを第一に考えて生きてきたそうです。
5年経ったある日、自分は何の為に病気を治そうと思っているのか、何の為に生きているのかわからなくなったそうです。
全ては病気が治ってからと思っていたそうですが、それでは今この瞬間を生きている意味がないのではないかと思い、それからはいつ死んでもいいから人からの頼まれごとを聞いて人から喜んでもらえる人生に切替えようと思ったそうです。
もし神様が存在するとしたら、与えられた状況の中で人に喜んでもらおうと一生懸命生きている姿を見ていたら、この人をもう少し長生きさせてあげようと思うかもしれません。
長生きすることがテーマなのではなく自分が生きている間に人からどれだけ喜ばれるかが生きる意味なのかもしれません
- 「運が良いとは、向いている方向が良いということ」

丹下 優子- あるプロ麻雀師は、「運の良し悪し」とは「変化をした方向が良いか悪いか」をいうと言っています。
運という言葉を使わずに、方向が悪かったと思えば、今までのやり方や努力の仕方のどこに問題があったのか、具体的に軌道修正することができます。
方向を変えないまま、努力が足りなかったからだとか、いつか報われるはずなどと結果づけてしまえば、いつまで経っても運は向いてきません。
人は正しい方向に向かって努力をすれば、必ず違和感なく運はよくなるのだそうです。
誰と一緒に何をするか?その方向性を見極めて、幸運強運を呼び寄せられればいいと思います。







