SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年2月)
- 幸福とは感謝の心そのものである
吉野 ゆきえ- うれしい時や幸せな時に出る笑顔。
みなさんはどのくらい笑顔になっているでしょうか。
住友生命保険の調査によると「一日のうちで笑顔になっている時間は何分ですか?」との質問に対し、11.8分が平均だったそうです。
さらに「あなたを笑顔にしてくれる言葉はなんですか?」と聞くと、『ありがとう』が48.4%で断トツ。
次いで『大好き』が9.0%で続きました。
この結果から約半数の人々が『ありがとう』の言葉で笑顔になっていることがわかります。
しかし日本人には独特の照れの文化が根付いている為に、どうしても言いそびれてしまったり言えなかったりすることが多々あると思います。
心の中では誰しもが感謝されればうれしいし、」幸せな気持ちになるし、それを『ありがとう』の言葉で言われたいと思っているのです。
生涯どれだけ感謝の心を持てるかどうかが、その人の人生の幸福感を決めると言えるのではないでしょうか。
『ありがとう』という言葉は、忘れかけていた感謝の心を思い出させてくれて、みんなが笑顔で幸せな気持ちになるとても素晴らしいい言葉だと思います。
- 人間の欲望は何かをいつも頭の片隅に意識する
江原 智恵子- 以前にある大手の即席麺メーカーが「減塩ラーメン」という商品を開発したそうです。
当時は健康ブーム真っ只中で、高血圧など成人病を気にする中高年にとって「塩分控えめ」はニーズが高かった為、自信を持って発売をしたそうです。
しかしこれが大失敗で全く売れなかったそうです。
なぜかというと人間は理性と感性が対立する動物で、塩分控えめは体にいいと理性ではわかっているが、体に悪くてもおいしいものが食べたいという感性には勝てない、つまり「体にいい=健康的=絶対に買う」という考えにはならないのだそうです。
ニーズが高いというデータだけで売れると判断しては思わぬ失敗をしてしまうこともあります。
それよりも人間の欲望は何かをいつも頭の片隅に意識する方がビジネスにおいては絶対的に効果があるのではないでしょうか?
- 朝は決断力を養う時間
丹下 優子- 早起きが良いということは誰でも知っていることですが、なかなか実践は難しいものです。
しかし実はこの目覚めの時間は、決断力をトレーニングする絶好の時間なのだそうです。
起きようか起きまいか迷う前に「起きる」と決断して実行する。
この毎日の積み重ねが、いざという時に発揮されるのだそうです。
西郷隆盛は、朝起きの名人と言われていました。
目が覚めると反射的に足で布団を蹴り、その反動で立ち上がったそうです。
二度寝はなんとも気持ちいいものですが、スパッっと起き上がって、さわやかな一日のスタートをきるのもいいかもしれません。
- 夢の卵を温め続ける
柴崎 誠- ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんは科学者を目指す若い人たちに「研究者ならば、今はダメでもいつかは実現してやろうと考える「夢の卵」をいつも三つか四つ温め続けろ」とおっしゃっているのだそうです。
なぜ、温め続けることが大事なのかというと、まず、自分がやってみたいと考える夢を持つこと、もう一つは、情報の取捨選択に役立つからだそうです。
自分が「いつかはこれをやりたい」と思っている目標を持っていると、「これは卵をかえすのに役立ちそうだ」とか「これは自分の卵とは関係ない」など、世の中の見方を自分の卵を基準にした見方に変えて、情報や物事が自分にとってどのくらい意味や価値があるのかがわかってくるのだそうです。
自分がどんなに努力をしても進むべき方向が誤っていれば良い結果が生まれないのではないかと思います。
「夢の卵」は、目先の事にとらわれず、目標に向かって真っすぐ進みたいときには最高の道具となるのではないでしょうか。