SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年8月)
- こころのメモリ不足を解消しよう
永山 史紘- 人間もPCと同様にメモリ不足になることがあります。
人間の脳の中で前頭葉という部分があり、主にここで短期記憶をしているとされています。
この短期記録のうち、ワーキングメモリという機能があります。
パスワードや道順など覚えたことを頭の隅においておくメモリだそうです。
しかし容量に限りがあり、このワーキングメモリがいっぱいになると、人は行動が止まるそうです。
このような状態にならないために、物事には優先順位をつけ、多くのことに囚われない。
さらに前頭葉を回復させる睡眠をとることが大切だそうです。
身体を労わって仕事しましょう。
- 愛のある仕事をしよう
江原 智恵子- スターバックスコーヒーやディズニーランドは価格だけをとってみると決して安くはないと思いますが、なぜ人々は何度も足を運び人気があるのでしょうか?
人間は物やサービスを買う時、頭ではなく心で買うということが言えると思います。
市場において顧客を獲得する為の真の競争は価格ではなく顧客の感情をどれだけとらえることができるかだと思います。
顧客の感情をとらえる為に必要なことは何かというと、愛があるかどうかだと思います。
愛のある接客や応対は必ず相手に伝わるもので、価格ではないところでお客様に必要とされる存在になることができると思います。
一人一人のお客様を大事にし、愛を持って仕事をしましょう。
- 自分の意見を中心に持つ
丹下 優子- 兄と弟が二人で一頭のロバをひいて歩いていると、向かいから来た旅人に「どちらかロバに乗ればいいのに」と言われたため、弟がロバに乗ることにしました。
しばらくするとまた他の旅人に「兄を歩かせて弟が楽をするなんて、思いやりのない人だ」と言われたので、今度は二人でロバに乗りましたが、次に出会った人には「ロバがかわいそうだ!」と言われてしまい、どうしていいかわからなくなった兄弟は、ついにはロバを担いで帰った、というお話があります。
自分の考えをまったく持たず、周りの言葉ばかり鵜呑みにしてしまうと、振り回されるばかりで、ベターな選択ができなくなってしまいます。
周りの意見を聞くことは大事なことですが、まずは自分の考えや気持ちを中心に、物事に向き合ってみましょう。
- まず飛び込む勇気を持て、それが『浮力』になる
吉野 ゆきえ- 人生は嬉しい楽しい事もあれば、苦しくて逃げたくなる事もたくさんあります。
困難に直面した時、避けたいという思いは誰にでもあります。
しかしその時は上手く逃げとおせたとしても、また形を変えて目の前に現れるものだと思いませんか?
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という有名な俳句はまさに困難に直面した時に生まれたそうです。
師匠の和尚から難解な問いをされた時に、その場しのぎを言うでもなく適当に逃げる事もせずに、全身全霊でその問いに飛び込んだことで困難な場面から逆に素晴らしい俳句を誕生させたそうです。
人間は誰もが困難に遭遇すると、まさに断崖から海の中に飛び込む思いがするものです。
いざ飛び込もうとすると恐ろしくて思わず後ずさりしてしまいます。
しかし勇気を出して飛び込めば、身体はその力に応じて浮かび上がってくるものです。
自分の力を信じてというよりはむしろ、自分の力を伸ばす勢いで困難に飛び込んでいってみてはいかがでしょうか。
- それぞれの個性を発揮しよう
土肥 宏行- 蟻の世界にはよく働く出来の良い蟻と、そうでない蟻がいます。
出来の良い蟻だけいれば組織がうまくいくかと言うとそうではないようです。
大きな食べ物を見つけた時に、1匹では運べないので巣から餌までの道に目印をつけて仲間を呼びます。
食べ物を見つけた出来の良い蟻に皆従っていくのですが、中に出来の悪いアリがいて、目印を追いかけられない。
道に迷ってしまう。
でも、迷っているうちに新しい近道を発見するということがあるそうです。
最初に餌を見つけた蟻が、最短距離で餌までたどり着いたわけではないのです。
アリと人間は違います。
ですが我々も新しいことを始める時、初めにやろうといった人が全て正解とは限りません。
違った考え方、経験を持った人が力を合わせることは人間も蟻も同じく大事なことでしょう。