SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成22年11月)

「他人のアイデアを少しアレンジして使う」

柴崎 誠
精神科医の和田秀樹さんが「朝まで生テレビ」に出演する理由についてご紹介します。
番組には、相手と論争して勝つために出ているのではなく、異なる意見を他人との論争を通じて他のアイデアをもらえたり、自分のアイデアを膨らませることができるから出演しているのだそうです。
また、相手の反論をあとからよく検討してみると、相手の主張したいポイントはここだなというのがハッキリしてきて、その主張が正しいと思うことがあるそうです。
それならその意見を取り入れて自分の考えを修正することができ、また、論争する前よりも考えが広がるのは論争の中でぶつかった他人のアイデアのおかげだと思うのだそうです。
「人は正論ではなく、お願いで動く」

土肥 宏行
人に説明をする時、何かをやってもらいたい時、なかなか自分の思う通りに行動してくれないことがあります。
あるビジネスマンは「いくら企画をまとめて上手に話しても、社内で話が進まない」と悩んでいる。
聞き手は「よく解ったよ」と言ってくれている。
解っているのに、なぜ進まないのか?実は彼の説明は正論だけだからです。
聞き手は話の内容がよく理解できたら、次は「で、この後自分は何をしたらいいの?」この確認をしたいのです。
だからこそ話の内容を伝えた後に「お願い」を忘れないようにするのです。
「○○をお願いします。」という言葉をつけて終わる。
これだけでも相手は次への行動に移りやすくなるようです。
「常識を振りかざすのは改善の妨げでしかない」

吉田 昇平
アルツ磐梯というスキー場が経営再建を行うにあたって、行った対策は非常にユニークで「食堂のカレーがおいしくなかったら返金する」というものでした。
スキー場の食堂の食事がおいしくないことは誰もが知っている常識です。
当然従業員は「そんなことをしたら売上がなくなってしまう」と猛反発したそうです。
しかしその常識通りで経営不振になってしまったのですから、常識を語ることは無意味なのです。
それから徐々に従業員の意識が反発から「どうやったらお金を貰えるカレーを作れるか」という改善意識に変わっていき、今では経営状況も優良なスキー場になったのだそうです。
「人から喜ばれることが生きる意味」

江原 智恵子
ある人が病気で毎日様々な健康法や食事療法を5年間続けたそうです。
その間は人からの頼まれ事も断って健康になることを第一に考えて生きてきたそうです。
5年経ったある日、自分は何の為に病気を治そうと思っているのか、何の為に生きているのかわからなくなったそうです。
全ては病気が治ってからと思っていたそうですが、それでは今この瞬間を生きている意味がないのではないかと思い、それからはいつ死んでもいいから人からの頼まれごとを聞いて人から喜んでもらえる人生に切替えようと思ったそうです。
もし神様が存在するとしたら、与えられた状況の中で人に喜んでもらおうと一生懸命生きている姿を見ていたら、この人をもう少し長生きさせてあげようと思うかもしれません。
長生きすることがテーマなのではなく自分が生きている間に人からどれだけ喜ばれるかが生きる意味なのかもしれません
「運が良いとは、向いている方向が良いということ」

丹下 優子
あるプロ麻雀師は、「運の良し悪し」とは「変化をした方向が良いか悪いか」をいうと言っています。
運という言葉を使わずに、方向が悪かったと思えば、今までのやり方や努力の仕方のどこに問題があったのか、具体的に軌道修正することができます。
方向を変えないまま、努力が足りなかったからだとか、いつか報われるはずなどと結果づけてしまえば、いつまで経っても運は向いてきません。
人は正しい方向に向かって努力をすれば、必ず違和感なく運はよくなるのだそうです。
誰と一緒に何をするか?その方向性を見極めて、幸運強運を呼び寄せられればいいと思います。
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