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SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年8月)

わかるには三段階のレベルがある

柴崎 誠
これは㈱ワイキューブ代表安田佳生さんの言葉です。
わかるには、「内容理解」「同感」「共感」の三段階があり、「共感」までいかないと、人はアクションを起こさないのだそうです。
安田さんは常に「言ったことは伝わらない」ということを前提に物事を考え、また、物事を相手に伝える目的は、相手の行動を変えさせるためと考えているのだそうです。
言葉のみで伝えるのか、文章だけでいいのか考えるのも大事ですが、これはあくまでも「内容理解」をしてもらう段階です。
アクションにつながる理解を得るためには感情へのアプロ―チが必要であり、常に意識しておくのは相手の感情だということを忘れてはならないのだそうです。
相手の感情を考え、伝え方を工夫することによって「共感」を得ることが多くなれば、仕事の質も変わってくるのではないでしょうか。
長所を見れる人間になりましょう

吉田 昇平
「多くのものが平均以下だが、誰にも負けない長所が一つある人」と「長所はないが短所もない人」徒党を組んだ時により大きな力を発揮できるのはどちらでしょう?
本当は前者の方であるはずです。
ですが特に日本人は長所を磨くことより短所を補うことを考えがちです。
これは何故なのでしょうか?
答えは簡単です。
集団をまとめる人間が、個性派集団をまとめて導く能力を備えていないために、人の短所に目を向けて減点方式で評価をするからです。
リーダーの資質は動く駒としての資質とは全く異なるということを認識した上で、人の長所に目を向け、それを生かすような配置や割り振りをすることが、リーダーの本当の仕事なのです。
大変なのは実行すること

江原 智恵子
世の中には色々なアイデアやノウハウが無料で公開されており、インターネットで検索すればいつでも簡単に必要な情報が手に入ります。
ある経営者の方は自社で実行して成功したノウハウを公開することに何の問題も感じていません。
成功のノウハウを知るのは簡単ですが実行することこそが難しいということをわかっているからです。
餃子の王将は従業員に飲酒運転の確認を徹底して実行させる為、伝票に「車・自転車確認」というチェックボックスがあるそうです。
従業員に飲酒運転の確認をするように教育しても徹底して実行させることは難しいですが、チェックボックスを作ることで誰でも忘れずに確認することができます。
このように組織が大きくなればなるほど実行を徹底するにはどうしたらよいかの仕組みを考えることも大切になると思います。
感想こそ信頼関係の基本となる

丹下 優子
幻冬舎の見城社長の言葉です。
私達は、相手が発信したことに対して『感想を伝える』ということを避けて通りがちです。
それは何故か?
感想を言うという行為は、相手との良好な関係を崩すかもしれないというリスクもあり、身を呈す覚悟が必要だからだと、見城社長は言っています。
しかしだからこそ、それを恐れず一生懸命に感想を言ってくれる人のことは、一生大事にしようと思うそうです。
とことんその人のことを考え、表面的ではなく率直に相手に向き合うことに、信頼関係の基本があるのかもしれません。
私もなるべく自分の言葉で感想を伝えようと思ってはいますが、まずは大前提として、この人の感想を聞きたい、と思ってもらえるような人に成長しなければと思います。
結果ではなく、意識

土肥 宏行
プロゴルファーの宮里藍さん。
アメリカに渡り、思うような活躍ができませでしたが、見事復活しました。
その復活はメンタル面の専任コーチのアドバイスがポイントだったようです。
「できない自分に向き合うこと」
「ゴルフとは、決断しスイングする、それだけのこと」
といったものです。
他の大きな選手のような飛距離を求めてバランスを崩し、結果を求めるあまりに心が折れかかりそうになった彼女の視点を変えたのが、「勝つ」「飛ばす」といった結果にばかり捉われるのでなく、
「どんな意識で試合に臨むか」
「どんな意識でスイングするか」
という気持ちに対するアドバイスでした。
ビジネスの面でも求める結果が得られないことで、モチベーションまで落としてしまうことがあります。
自分の能力を最大に発揮できるようには、能力をさらに高めるためにはどのように意識すればよいか?そういったことも大事なのではないでしょうか?

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年7月)

ないものではなくあるものに目を向ける

江原 智恵子
生きていれば悩んだり苦しんだりして心が折れそうになることもあると思います。
心が折れやすい人の特徴として自分自身の足りない面ばかりに気を取られてしまう傾向があるようです。
自分にないものばかりに意識をとられてしまい何かうまくいかないことがあると自分にはこれがないからだと考えてしまうそうです。
周りから見るとたくさんいい所を持っていて恵まれた環境にもあるのに「あれが足りない、これが足りない」と言っている人もいます。
今日から、ないものではなくあるものに目を向けてみましょう。
自分にはこういういい所があり、こういう強みがあると思えれば何か問題が起きた時も自分なら乗り越えられると考えられるようになると思います。
自分にないものばかりに目を向けて嘆くよりも自分が持っている強みの方に目を向けることによって自信が持てるようになり強い心を持てるのではないでしょうか?
行きづまってる暇はない。おもしろくなるのはこれからだ。

丹下 優子
ある証券会社のテレビコマーシャルで使われていたフレーズで、印象に残っている言葉です。
誰でも失敗したりうまくいかない事が続くと、もうダメだ、八方塞がった!と立ち止まってしまうことがあります。
でも本当にすべての手を尽くしきったのでしょうか?
どんな状況であろうと進むことを止めてしまえばそれきりです。
人生にも限りがあり、いつまでも続くものではありません。
行き詰まったなんて言っている時間はないのです。
『おもしろくなるのはこれからだ』
このカッコイイ言葉を信じて、勇気を持って進んで行きたいと思います。
憂鬱じゃないと仕事じゃない

土肥 宏行
出版業界の幻冬舎の見城氏は朝起きたらまず、今抱えている仕事を確認するためにスケジュール帳を開く。
そして憂鬱なことが3つないと不安になるそうだ。普通の人は憂鬱な事、つまり辛いことや苦しいことを避けたがる。
だからこそあえてそちらに向かえば結果がついてくるという。
楽な仕事など大した成果は得られない。
憂鬱があるからそれを乗り越えようとする情熱が生まれる。
大きな分岐点に立たされた時、人はくよくよと考える。
見城氏はこの時間が何よりも嬉しいと思うようにしているという。
悩むことはもとより憂鬱である。
そしておのずと限界がある。
それを乗り越えるためには「暗闇の中でジャンプ」するしかない。
足元も見えない暗闇でのジャンプはとても怖い。
しかし未知の世界に飛び込むからこそ前進がある。
彼も角川書店を退社し、いくつもの誘いを断り、憂鬱を抱えて暗闇の中でジャンプした。
だからこそ今があるということです。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年6月)

サービスを売るな、予想もつかない感動を売れ

野本 理恵
人は何かのサービスを受けたときに、何か嫌なことや自分の満足に達しないことが少しでもあるとすぐに周りの人に話したくなるものだそうです。
「あそこの店の定員の態度はよくなかった」
「あそこの商品はあまり使い勝手がよくない」
など、そのサービスや商品の値段を聞けば「仕方ないのでは?」と思うようなことでも、マイナスの情報というのは驚くべき速さで人に伝わっていきます。
人というのは、なにかサービスを受けたときにそのサービスや商品に満足してというレベルではなかなか人に話たくなるものでは、ないそうです。
では、どうすれば、人に話たくなるのか、薦めたくなるのかというと予想もつかない感動を受けるというレベルまでのサービスを提供することが必要だそうです。
そこに驚きと感動がなければいけないそうです。
「今日のセミナーではどのような驚きと感動を提供しようか?」
「今日の監査ではどのように社長をうならせてやろうか」
そのような視点はとても大切ですし、なんだかこちらもワクワクしてくるような気がします。
もう一度、私自身も認識しなおして日々のサービスを心掛けたいと思い、この言葉を推薦します。
ヒントは関心のある人にだけ見えてくる

土肥 宏行
ドトールコーヒーの鳥羽氏は、初め喫茶店に珈琲豆を卸していたのですが、当時は値上がりするのが当たり前の時代でしたのでかなり儲かっていました。
しかし鳥羽氏はそんな中、この値上がりはいつか受け入れられなくなる「さあ、大変だ!」と危機感を感じていたそうです。
そんな時、たまたま業界の人とパリに行くことになります。
町を歩いているとサラリーマンが喫茶店で立ったまま珈琲を飲んでいます。
日本では行儀が悪いとされることなので不思議に思うと、立ったままだと50円、座ると100円、テラスだと150円だと知りました。
その瞬間「これだ!」と感じ、日本流にアレンジしたのが今のドトールです。
業界の人は何人も同じ光景を見ていましたが、ヒントを活かしたのは鳥羽氏だけです。
将来に危機感を感じた鳥羽氏、値上がりがこの先も当り前に続くと感じていた人達。
違いはそこだけだったということです。
成功者ほど捨てることを知っている

柴崎 誠
「アーティスト」と呼ばれる人の中には、自分のためだけに表現を続ける人がいます。
しかし、ほとんどの人は「受け手」を想定し、誰かに喜んでもらったり、つながりを深めたくて表現しているのです。
誰のためかを想定することはとても大切です。
理由は二つあります。
一つは、相手を知ることで表現の方向性が明確になり、改善のためのフィートバックが得やすくなること、もう一つの理由は、切りすてられても構わないのはどこかはっきりすることです。
私たちが勝負するのは、必死に働いたかどうかでなく、どんな価値を生み出して、どれだけの人に伝えられたかという部分です。
商品やサービスを受け取った相手がいいものかどうかを評価する基準は「自分たちがどう感じたか」「自分にとって何かプラスになったか」という点だからです。
俺のやり方はおまえのやり方ではない

吉田 昇平
部下「先輩、私はこんな技術を身につけたいと思っているのですが、どうすればいいでしょうか?」
先輩「それはまずこうしてからああするといいぞ」
というような会話は日常的に行われているかと思いますが、実はこの先輩の親切心は部下の可能性に蓋をしてしまう可能性があるのだそうです。
勝負の世界やビジネスの世界に「絶対的方法論」というのは存在せず、あるのは「絶対的基本」だけなのです。
先輩は親切心で自分の持っているもの全てを後輩に伝えたいと考えても、その方法が部下の長所にマッチするかどうかはわかりません。
よく考えてみて下さい。
他人を自分のコピーにすることがいかに不可能かを。
他人に指導をするときは、自分のやり方が絶対的なものでないことを認識し、部下のベースを固めてあげるという意識を持つのが一番良いのです。
頼まれたことは何があっても絶対にやりきる

安藤 里麻
この言葉は入社一年目の作者、ライフネット生命副社長の岩瀬さんが社会人になったばかりの人に、仕事に取り組むうえで最も大切なアドバイスを贈るとき、最初にこの話をするそうです。
岩瀬さんは先輩に、
「新人のうちは頭が良いとか優秀だとかというのは、どうでもいいこと。最も大事なことは、上に頼まれた仕事を何が何でもやりきってくれるかどうかだ。」
と言われたそうです。
仕事を依頼する立場に立って考えてみると、必ずしも完璧ではなくとも、頼んだことをとりあえず最後までやってくれる人には、また仕事を依頼しようと考えるものです。
周囲から信頼に足る人物だと評価されれば、次の仕事が回ってきます。
新たな仕事に取り組むことで、経験値が積み重ねられていき、仕事の質も高まり、仕事の量も増加していきます。
私はまだこの事務所に入ったばかりですが、一人進めるのが難しいと感じた場合は、相談や報告をこまめに行っていき、強い意志を持って業務に臨みたいと思います。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年5月)

物事をプラス思考でとらえ、潜在意識のパワーを知る

柴崎 誠
潜在意識は氷山に例えられます。
海から浮かんでいる部分が氷山の10分の1でこれが顕在意識です。
逆に海に沈んで見えない残りの部分が潜在意識です。
普段は意識から外れているのですが、ふとしたきっかけで出てくるものです。
忘れ去ったはずの過去の経験が脳裏によみがえり、胸騒ぎを覚えたことがあるかと思います。
ただ、この潜在意識は、顕在意識よりも容量が大きく、潜在意識をマイナスとしてしまいこんでしまうと、いくら顕在意識がプラスでも、マイナスに引っ張られてしまいます。
また、常にプラス思考の人は潜在・顕在・ともにプラス、よって凄まじい好循環とパワーとなり成功の道をひた走ります。
潜在意識の存在を知り、それを自由自在に使いこなせば、まさに天下無敵をいえるのです。
顧客満足は売り物である

吉田 昇平
CSが叫ばれ始めてからかなりの時が経過しましたが、その元々の意義が薄まってきているようです。
そもそもなぜ企業は顧客満足を追求しなければいけないのでしょう?
答えは自社の商品・製品・サービスを売る、つまり売上を伸ばすためであったはずです。
顧客満足を追求すると、基本的に企業側は人的若しくは物的コストが上がります。
コストを掛けるのはそれ以上の収入を見込むからであるはずです。
しかし最近は顧客満足という言葉が一人歩きを始め、価格に反映されない顧客満足の追求が企業の経営を圧迫しているケースも少なくありません。
今一度自社のサービスを見直し、顧客満足も商品の一部と考えた上で、どこまでやるのが最適かを考えなければならないのではないでしょうか?
プロセスを楽しむしかけをつくる

江原 智恵子
人間の脳は楽しい、嬉しい、ワクワクするというようなプラスの感情にさらされると活性化してより能力を発揮できるそうです。
大きな目標を前にして逃げ出したくなった時はプロセスの途中やゴールの先に楽しいことを設定すると良いそうです。
たとえるならマラソンの給水地点のようなものを設ける訳です。
楽しいことに焦点をあてると心にプラスのエネルギーが増えてきます。
大変そうなことでもその中に楽しみを見いだすことで勇気ややる気もわいてきます。
大きな目標を達成しなければならないときには、自分自身でそのプロセスを楽しむしかけをつくると、無理だと思っていた目標も必ず達成できるのではないかと思います。
ひとりディベートで決断しよう。

丹下 優子
武器としての決断思考」という本に、まさしく{自分で考えて自分で答えを出す}という力こそ、これからの時代を生き抜く最大の武器になると書かれていました。
そこで自分で考えて決断するプロセスとして、一人でディベートをしてみることが有効なのだそうです。
右か左か、それぞれのメリットデメリットをとことん突き詰めていくことで、自ずと進むべき方向が見えてくるのです。
もちろん最後は主観で決めるのですが、いったん自分の感情は置いて冷静に判断することで、後にもしうまくいかなかった時も、どこが間違っていたのかを客観的に分析することができるため、スムーズに方向性の立て直しができるのです。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年4月)

平均にとらわれない

江原 智恵子
アンケートをとって平均を出すという方法があります。
その平均値をみて自分が平均の中に入っていないと必要以上に気にしてしまう場合がありますが、あまり平均を気にしすぎるのはどうかと思います。
自分のまわりを見渡してみても、この人こそ平均で普通の人だと言える人はいないと思います。
皆どこか変っていて癖もあり、人それぞれ個性や特徴があるはずです。
平均は一つの目安であり、デコボコだったものをならした数字上の話だけで参考程度にとどめておいた方がよいと思います。
情報化社会の中で平均的に生きようとすると膨大な時間がかかり、それだけで貴重な一日が終わってしまいます。
最終的には自分の価値観で判断すればよいのだと思います。
平均値というものを必要以上に気にしすぎて自分の価値観を見失わないようにしたいと思います。
逃れたいという欲求は強い

丹下 優子
傷みやすい魚の代表である鰯を長距離輸送しようとすると、どうしても何匹かは弱ってしまうそうなのですが、鰯の天敵ともいえる"なまこ"を一緒に入れると、鰯は元気よく泳ぎまわるのだそうです。
これは、大嫌いななまこの恐怖から逃れたいという欲求が強いからだと言われています。
これは人間にも当てはまる部分があるのではないでしょうか?
現状を何とかしたい、損失を避けたい・・・という欲求を満たしてもらえる時、人は物やサービスを購入しようとするのだと思います。
お客様は、製品やサービスそのものを購入するのではなく「避けられる損失」を求めているのだということを理解すると、私たちの行動もかわってくるのかもしれません。
過酷に働かなければ、爆発的な成果は生み出せない

野本 理恵
この言葉は先日読んだ「サムスン式仕事の流儀」という本の冒頭に書かれていた言葉です。
サムスンといえば、韓国を代表する企業で皆さんもご存じかと思います。
この本では、入社してからの5年間で「どんなことを意識して」仕事を行っていけば5年後に一流のサムスン社員になれるかということが書かれています。
そして、この5年間で共通することは「過酷に働き、爆発的な成果をうみだすという成功体験をえることが大切だ」ということです。
この本を読んで、ある社長さんが「40代の中途社員でなかなかものにならないと思ったら大体そういう人は、20代30代で転職を繰りかえし、一つのところでがむしゃらに働いた経験がない。20・30代でがむしゃらに働く、量で働かないと40代ではそれ以上量働くことはできないし、質も超えることができない。若いころ、しっかり働くことで40代の仕事の質は決まる」という話を思い出しました。
私もこの事務所に入ったばかりでこれからの5年間を考える大きなきっかけになりました。
皆さんは、私より長くこの事務所で働いているので、きっと過酷に働き、爆発的な成果を生み出す経験をしたことがあると思います。
その時を振り返って今の自分の成長はどうか考えてみてはどうでしょうか?
また、そのような経験がないのであれば、ここからの5年間、過酷に働いてみるのも良いかもしれません。
1に安さ、2に安さ、3に安さで、4番目に適正な品質

土肥 宏行
この言葉は家具のニトリの似鳥さんの言葉です。
ニトリという会社は大衆の人の暮らしを豊かにしたいという会社です。
「年収800円以上の方は、どうぞ他店へ」
という言葉からも大衆がターゲットです。
品質はいいのかと言うとそうではありません。
安かろう、悪かろうではお客はいなくなってしまいます。
ですから品質は徹底的に追及しています。
今まで会社の歴史上何かのきっかけで1番と2番が変わったりするのだそうです。
やはり1番は品質だとか言い出すと価格が高くなってしまう。
それで何があっても大事なものが変わらないように1から3まで安さにしたそうです。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年3月)

改善が改悪になったら、元に戻さず、 さらに改善しましょう

土肥 宏行
ある会社のトップから業務改善の依頼を受け、新しい方法を採用しスタートしました。
改善は順調に進みました。
3年後会社を再び訪問してみると以前より悪い状況になっていました。
話を聞いてみると、「どうも新しいやり方だと仕事がやりにくい」などの不満が出てきて、結局元の方法に戻したのだそうだ。
ある程度効果がでたところで壁にぶつかる。
新しいやり方を導入すれば、慣れたやり方に比べて問題が出るのは当然で、そういった問題を1つずつ解決するのが本来であるのに、「悪いのは新しいやり方」と元のやり方に戻してしまう。
問題があるから変えようとしたのに、変えた結果がまずかったからといって元に戻しては、結局問題を抱えたままになっていないでしょうか。
がむしゃらに戦い、子どものように勝利を祝う

柴崎 誠
F1ドライバーのミハエル・シューマッハはレースで勝つことがあたりまえだったにもかかわらず、優勝するたびに子供のように喜んでいたそうです。
普通の人間だったら勝つことが当たり前という状態でレースをやっていたら、F1レーサーという職業に魅力を失ってもおかしくありません。
全く違うこともやりたくなるような気もします。
もしかしたらこれが勝者ということなのかもしれません。
人からは頂上にたどり着いたように見えても、本人はまだ坂の途中だと思って夢中にやっている。
そして、シューマッハは常に優勝したいと思っていたそうです。
スタートで失敗したり、途中で周回遅れになったとしても、恐ろしいほどの執念で順位を上げていったそうです。
シューマッハのように自分が掲げた目標に向かってどのくらい真剣に向き合うことができたとき、そして目標が達成され、素直に喜べたときが真のプロと呼べるのではないでしょうか。
相手の気持ちに寄り添いながら自分の考えを伝える

吉田 昇平
昨年までプロ野球の中日ドラゴンズの監督をしていた落合監督は、自分の監督という立場の重さを認識した上で、選手に対する言動に非常に繊細に気を使っていたそうです。
例えば、何気ない「頑張れよ」の一言が選手にプレッシャーを与えてしまい、後悔したこともあるそうです。
その中で学んだ良い指導の仕方とは、妙なな気は遣ってはいけないが、選手の動きを観察し、どんな思いを持っているのか、自分をどう成長させたいのかを感じ取ってやり、その意に沿ったアドバイスをすること。
それを最初にすると、それが厳しさを含んだものでも相手が自分を見る目が変わるのだそうです。
そうすることでその後のコミュニケーションが驚くほど円滑になるのだそうです。
中庸を超えよう

永山 史紘
孔子が書いた論語には
「中庸は徳の至れるものなり」
という言葉があります。
意味は
「何事もやりすぎはいけない。逆に遠慮しすぎも良くない。ほどほどに行動することが、最高の人徳である」
というものです。
孔子はとても元気であるが思いやりに欠ける弟子の子路に対して中庸を説いて「過ぎたること」を戒めていました。
しかし一方で時には
「中庸の道を行けない場合は思慮が不足しても片意地なものがいい」
とも言っています。
「中庸というバランスがうまく行かない場合は、意地をはり、必死になって物事にあたることも徳である。」
ということです。
テレビでは自己主張が強い人が目につきます。
なにかうまく行っていないと感じたときは協調性も大切ですが、中庸を超えて、言い争いになるほど議論することも一つの解決方法かもしれません。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年2月)

相談に乗るときは相手の体調で対応を変えるべきである

吉田 昇平
人の相談に乗るときや指導をするときに効果的な方法は、相手の体調に合わせて2パターンの対応を使い分けるのが良いのだそうです。
体調の悪い相手には抱えている問題を聞くこと、体調の良い相手にはこれから先の目標や目的の話をするのが一番効果的だそうです。
つまり疲れている人には後ろ向きな話を、元気な人には前向きな話をすると良いということです。
疲れ果てるまで頑張っている時に「がんばれ」と言われても素直に受け取れないことがありませんか?
人は大きな問題を抱えているとどうしても他のことがすんなりと入ってこないものなのです。
遠回りかもしれませんが、その場は本当に言いたいことをグッとこらえてまずは相手の相談に乗ってあげるのも結果的には近道になるかもしれません。
自分を愛してあげましょう

永山 史紘
自信がない人や悩みを抱えている人は往々として「自己愛」が少ないのだそうです。
自己愛が少ないとは自分に対して評価が厳しく、何を達成しても満足感が得られず、もっと上へと考えてしまうことです。
真面目で責任感の強い人によく見受けられる傾向です。
そこでまず自分を認めてあげましょう。
多くの人は向上心があり、成長を心がけています。
この気持ちに加えて、今の自分を認める心を持ちましょう。
今できるレベルでもきっと喜んでくれる人が必ず周りにいます。
人生を展開させるには、一つの行動から。

丹下 優子
『ある所にお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。すると、川の上流から大きな桃が流れてきました。お婆さんはそれを無視しました。おしまい。』
皆さんご存じの"桃太郎"の冒頭に似ていますが、お婆さんが桃を拾わなかったため、このお話では肝心の桃太郎も登場しなければ鬼退治も始まりません。
チャンスと思ったか好奇心だったかはわかりませんが、とにかく桃を拾ってみたことから物語は展開したのです。
今更遅い、失敗が怖い・・・いろいろな理由で行動に移せないでいることもあるかもしれませんが、桃を拾ってみる、と同じように、一つの行動をとってみることで、新たな物語が展開するのかもしれません。
壁は乗り越えるものではなく開くもの

江原 智恵子
何か困難な事に直面している時などに、目の前に壁が立ちふさがるという表現をすると思います。
そして自分が成長する為にはその壁を乗り越えなければならないと考えるのが一般的だと思います。
でも壁は乗り越えるものではなく開くもので、あきらめずに頑張れば必ず目の前の壁が開き新しい道が開けるから、まずはあきらめずに頑張ろうと考えるのだそうです。
「壁を乗り越えなければならない」と考えると、プレッシャーに押しつぶされそうになったりして気持ちが後ろ向きになってしまいます。
でも「壁は開くもの」と考えると、未来に向かって新しい道が開けるというイメージになるので前向きな気持ちになれます。
言葉の表現の違いで気持ちの持ち方が全く変わってきますので、自分が前向きになれるような表現に置きかえて考えてみてはいかがでしょうか?
まず先に相手の話をよく聞け

吉野 ゆきえ
みなさんは、自分が相手の話をよく聞いているほうだと思いますか?
ついつい自分の話ばかりになってしまうことがあると思います。
よく聞き上手は話し上手と言われますが、それは聞き上手の人には他人の話を吸収しようとする気持ちがあるので、どんどん新しい情報が入ってくるからだと思います。
だから、自然と話のネタも増えるので、話し上手になるのではないでしょうか。
外国の格言に
「人間にはなぜ口は一つなのに、耳は二つついているか。それは自分が喋ることの倍、人の話を聞く為だ」
とあります。
確かにそうですよね。
人はある程度自信がつくと「自分のやり方は絶対だ」と思い込み、他人の意見が耳に入らなくなり、前回成功した時と同じ方法を繰り返し、失敗することになるのです。
どんなに物知りな人でも死ぬまで知らない事だらけだと思います。
自分がいかに物事を知らないかを知れる人になり、周囲の話によく耳を傾け、聞き上手・話し上手になっていければ良いですね。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年1月)

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年12月)

たかが挨拶、されど挨拶

吉野 ゆきえ
私たちは何気なく毎日いろいろな所で挨拶をしていますよね。
私は、挨拶の出来る人と出来ない人では、将来に大きな差が出てくると思います。
なぜなら、人が人と出会う時、相手の最初の印象である程度その人のイメージを決めてしまうからです。
さらに、最初の出会いの印象というのは自分では意識していなくても脳のどこかにはその人のイメージとして残ってしまっているらしいのです。
人間関係学で有名なデール・カーネギーの言葉に
「人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすいコミュニケーション方法はない」
というのがあります。
確かにそうだと思いませんか。
どんなに口下手な人でも挨拶さえ気持ち良く出来れば、好感を持ってもらえるのです。
そんな人には、仕事の面でも人脈が広がり、様々なチャンスを掴む事が出来るでしょう。
社会人なら挨拶が出来て当たり前ですが、挨拶の仕方で、常に自分や会社が評価されていることを忘れてはいけないと思います。
自分を基準に考えることの怖さ

柴田 真寿美
例えば、人に何かを教えるときにみなさんは自分を基準に考えてはいませんか?
私は以前、自分を基準に考えているなと思う出来事を体験してから様々な場面で自分を基準に考えていないかということを考えるようになりました。
考えてみると日常生活のふとした場面で自分を基準に考えていると思うことがあります。
人に何かを教えるとき、人に何かを頼むときなど自分を基準に考えるのではなく相手の知識や経験、状況などを考えることによって相手、そして自分にとってもいい方向に進んで行くのではないでしょうか。
皆さんも是非自分を基準に考えていないかということを考えて見てください。
その差はあきらめたかどうか

土肥 宏行
元プロ野球選手の門田博光が元プロ野球選手からインタビューされた時の答えです。
門田氏は日本歴代3位生涯本塁打記録を保持していますが、身長は170センチしかなく決して体には恵まれていませんでした。
そんな門田氏が他の選手と違う所は、彼はホームランを打つことしか考えていなかったということです。
「ヒットはホームランの打ちそこない」
という考えを持っていた人でした。
しかし若い頃はそんなにホームランを打つ選手ではありませんでした。
さらに30歳の頃にはアキレス腱を断裂しています。
それでも彼はホームランを打つために、バットを振り続けます。
すると30代で一気にその可能性が開花し、ホームランの数も増え、40歳でHR王、打点王、MVPとキャリアのピークを迎えました。
あきらめずに遠い未来の目標を追い続けてきた想いが、彼を偉大な選手育てたのだと思いました。
「なんでだろう」で仕事がおもしろくなる

柴崎 誠
これは、ヤマト運輸元会長小倉昌男さんの言葉です。
仕事は自己表現の場であり、仮に仕事が楽しくないと感じるのはそこに自分が感じられないときであり、好きな仕事はそれが「好き」だという時点ですでに自分のものだと思うことができるのです。
だから何をしようと満ち足りた気分になれるわけです。
最初は興味の持てなかった分野でも自分の頭を使って真剣に考えれば、自分なりの発見もあることや新しいアイデアもわいてくるので、他人から押し付けられた仕事でも「自分のもの」だと思えるようになり、おもしろがって取り組めるようになるのだそうです。
これはマニュアル通りいくような仕事でも、自分の考えた結果、そのマニュアルの内容が納得のいくものであれば、自分がやっている仕事の意味もわかり、意欲も増します。
もしマニュアルに納得のいかないことがあれば、それを改善するように会社へ提案することができる。
そういう可能性がある以上、すべての仕事は「自分のもの」にできるのだそうです。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年11月)

人にものを教えるのに一番大切なのは教えることが好きであること

吉田 昇平
東日本大震災の時のディズニーリゾートの従業員の方たちのすばらしい対応についていろいろなところで取り上げられていました。
なぜディズニーリゾートではこういう対応ができたのでしょうか?
ディズニーリゾートに特別な人たちが集まっている訳では決してありません。
新しいキャストを指導するのは同じアルバイトなのだそうです。
後輩の指導をできるトレーナーという役職のアルバイトは社員が楽しそうに人と接している人を候補として面談を行い、まず第一の質問が「人にものを教えることにやりがいを感じるか?」という質問をするそうです。
その答えがYESであった人のみに面接がスタートするのだそうです。
この繰り返しで、ディズニーはキャストひとりひとりが考えて行動するという文化を定着させているのだそうです。
残業という考えを無くそう

永山 史紘
会社は就業規則が決められています。
一般的には午前9時から午後5時までで5時以降は残業になります。
しかしインテリジェンスに勤めていたある人は1週間に110時間~130時間の勤務をしていました。
単純計算で朝9時から夜中の12時まで毎日働いていることになります。
確かに多忙な会社であるのですが、その中でもこの人は誰よりも会社にいたみたいです。
この人は現在のサイバーエージェントの社長である藤田晋さんの話です。
24歳で自らの企画が採用され、起業して、26歳に上場を果たしました。
後の成功体験談で話していたことですが、
「なぜこんなにたくさん働くのですか。」
との問いに彼は
①仕事で経験を買っている
②チャンスを待っている
と答えました。
思うに彼はずっと会社にいて、いいアイデアを考えていたのではないでしょうか。
彼は人材派遣会社にて異業種のインターネット広告会社の設立を社長に進言したのですから社内で特殊な経験をもち、少ないチャンスを活かしたのだろうと思います。
仕事を楽しんでやる方法は「なりたい自分」を描くこと

江原 智恵子
皆さんは仕事で叶えたい夢はありますか?
夢というのは人間を成長させてくれる原動力となるものなので、夢を持つことは大切なことだと思います。
でも中には自分にはとりたててやりたい事もないし得意な事もない、だから夢なんてないという人もいると思います。
夢とは決して大きなものでなくて良いので、まずは日常生活の中で自分が本当にやりたいことを描いてみるのだそうです。
例えば一年後自分はこういう仕事ができるようになっていたいなど自分なりの目標をたててみましょう。
その際に目標は一年後、三年後など時間を区切って経てることがポイントです。
成果をその都度確認でき、達成できると楽しくなってきます。
目標をたてるということは自分の人生の行く道を決めることだと思います。
まずは小さいことでいいので一年後自分はどうなっていたいか、その為には何をしなければならないかを考えながら行動することが仕事を楽しんでやる一番効果的は方法なのではないでしょうか?
うなずき上手になろう。

丹下 優子
頷くという行為は、話の内容に同意するという前に、相手の話を聞いていますというサインになるので、コミュニケーションを円滑にはかる大きな効用があるそうです。
人前で話をする時、頷いている人が視界に入ると、なんとなく受け入れられているという安心感が出て、話す調子もよくなるということは、みなさんにも経験があることだと思います。
しかし、やみくもに何でも頷いているだけでは、逆に全然聞いていないな、自分の考えがないのかなという印象を与えてしまこともあります。
自分の周りにいる聞き上手な人をよく観察して、話し手に気持ちよく話してもらえるような、うなずき上手を目指したいと思います。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年10月)

他人の時間を意識しよう。

丹下 優子
効率とスピードを求める現代人にとって、「待ち時間」は無駄な時間と感じる場合が多いようです。
待ち時間のストレスを解消するために、例えば病院などでは診察までの時間をモニター表示するなどの工夫が多くみられるようになりました。
時間はすべての人に平等に与えられていますが、もし約束の時間に遅れて相手を10分待たせたとするならば、極端な言い方をすれば、その人の人生の10分間を奪ったとも言えます。
時間は誰にとっても大事なものです。
自分の時間を大切にするのと同様に、相手の大切な時間を意識して行動することが、信頼を掴む一つのポイントなのではないでしょうか。
叱られる幸せ

吉野 ゆきえ
ある企業の中で、もうかなり地位のある人がちょっとしたミスを犯したときその企業のトップは、譴責状を渡して注意することにしました。
彼はその時ミスを犯した社員と、その上司と部下にこんな話をして聞かせたそうです。
「君らは幸せだ。こうして譴責してくれる人があるということは、いかに嬉しいことか。もし僕が過ちを犯しても、陰でけしからんと言われるが、なかなか面と向かっては言ってもらえない。だから過ちを重ねることにもなりかねない。今回の機会は実に尊い機会と思わなければならない。」
この企業のトップこそパナソニックの創業者である松下幸之助なのです。
さて、最近みなさんは誰かに叱られたりしましたか?
叱られた人はその時どんな気持ちになりましたか?
素直に聞ける場合もあれば、心の中で反抗していたり、口に出して抗議している場合もあると思います。
しかしその時一歩下がって、注意してもらえる、叱ってもらえるだけ幸せな事だと考えてみてはどうでしょうか。
試練は乗り越えられる者にしか訪れない

柴田 真寿美
辞書で「試練」という言葉を調べてみると「決心の硬さや実力などを厳しく試すこと。
そしてその時に受ける苦難」と出てきます。
私は試練に向き合うことによって自分の限界に挑戦し、それによって新たな自分に出会い、そして成長することが出来るチャンスではないかと思います。
このような考え方をすることによって、同じ仕事や行動をするにもやる気や気分、そして結果も変わります。
私たちは試練があるからこそ自分の実力を知ることが出来るし、その試練があるからこそ成長することが出来ます。
私たちにはこれからもいろいろな試練があると思いますが、試練から逃れようとするのではなく、それは自分にとってもチャンスであると考える事によって今以上に成長することが出来るでしょう。
無駄を省いて力を集中する

土肥 宏行
「7つの無駄を徹底的に排除すれば作業能率を大幅に向上させることができる」とはトヨタの生産方式だそうです。
つくりすぎ、手持ち、運搬、加工、在庫、動作、不良品をつくるが7つなのですが、あらゆる角度から無駄を排除しようとした、それが必要と感じたのでしょう。
では我々の生活や仕事において、この無駄によって時間や体力を損しているのではないでしょうか。
無駄によって本当に必要なことにかける力がなくなっているのではないでしょうか。
実際に無駄をなくすにはどうすればよいか?
それには4つのステップがあります。
今やっていること
①それ自体をなくすことができないか?
②一緒にすることはできないか?
③順番を替えることはできないか?
④単純にすることはできないか?
この4つのステップを使って自分の行動を見直し、本当に必要なことに力を集中したいものです。
何を見るかよりもどう見るかが大事

柴崎 誠
本田宗一郎さんが使っていた言葉に「見学の見と観察の観」があります。
「見学の見」は漠然とものを見ること、「観察の観」は文字通り観察して観ることを意味しています。
仕事では、「観察の観」で見なければならなく、その姿勢がひらめきを生み、新しいアイデアに結び付くと本田さんは考えていたそうです。
また、トヨタでは「ムダを見つける目」という言葉があります。
多くの人が仕事と考えているものでも、付加価値を高める動作のみが「働き」であり、それ以外はただのムダな「動き」と見るのがトヨタ流なのだそうです。
この「ムダを見つける目」を養うには、まず、ムダとは何か分かっていることが必要であり、目の前に起きていることを見て、それがムダかどうか瞬間的に判断すること、そのうえで見つけたムダをひとつひとつ排除していくことで自然と業績や仕事のレベルは上がっていくのだそうです。

SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年9月)

プラス思考のカメになれ

柴崎 誠
この言葉は居酒屋「つぼ八」の創業者石井誠二さんの言葉です。
「ウサギとカメ」の話しの中で常に他と比較して行動するのが、「ウサギの人生」です。
ウサギは途中で周りを見渡して、「自分のほうがカメよりも速い」と考えて手を抜いてしまいます。
しかし、カメはそうではありません。
自分が決めたゴールを目指してじわじわ進んでいく。
決して自分とウサギを比べず、ゴールしか見ていません。
それがカメの最終目的地だからです。
「志に気づいた時から人生は始まる」というのが石井さんの考え方なのだそうです。
過去の経験に関係なくどこに向かい続けるかということ、そして、カメのようにひたすらゴール目指して努力することが大事なのではないでしょうか。
自主的な目標設定をしよう

吉田 昇平
目標をたてる時、あなたはどのような設定の仕方をしていますか?
周りの状況、過去の実績、今の自分の能力など「根拠」に基づいた設定をしていることが多いのではないでしょうか?
もちろんそういった目標をたてることも大切なことですが、本当に効果のある目標設定は「根拠」に基づく目標設定でなく、「こうなりたい」という自分の「理想像」を目標にすることなのだそうです。
「根拠」とは先に来るものでなく、本来「理想像」に近づいていく過程での努力や成長によって生まれるものであって、目標を制限するものでは決してないのです。
お客様の「所有欲」を刺激する。

永山 史紘
お客様が買いたいと思ってもらう為には所有欲を刺激することが大切です。
人は「今まで持ったことがないモノ」に出会ったときに、この商品がほしいと思う。
これは現代人に備わっている所有欲があるためです。
この時人が欲しいと思う「モノ」は常に人の延長線上に存在するそうです。
つまり「モノ」を所有することで、他人から注目を集めて、できれば褒めてほしいと感じています。
優秀な営業マンはこの人間の本能を逆手にとり、販売するそうです。
ではどのように「所有欲」を刺激しているのでしょうか。
①常識の中の奇抜さ
②具体性をアピールする。
①は流行にのりつつも、こだわりを持つこと。
②は効用までお客さんに連想させてしますことです。
面倒くさいの質を考える

江原 智恵子
人生は嬉しい楽しい事もあれば、苦しくて逃げたくなる事もたくさんあります。
困難に直面した時、避けたいという思いは誰にでもあります。
しかしその時は上手く逃げとおせたとしても、また形を変えて目の前に現れるものだと思いませんか?
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という有名な俳句はまさに困難に直面した時に生まれたそうです。
師匠の和尚から難解な問いをされた時に、その場しのぎを言うでもなく適当に逃げる事もせずに、全身全霊でその問いに飛び込んだことで困難な場面から逆に素晴らしい俳句を誕生させたそうです。
人間は誰もが困難に遭遇すると、まさに断崖から海の中に飛び込む思いがするものです。
いざ飛び込もうとすると恐ろしくて思わず後ずさりしてしまいます。
しかし勇気を出して飛び込めば、身体はその力に応じて浮かび上がってくるものです。
自分の力を信じてというよりはむしろ、自分の力を伸ばす勢いで困難に飛び込んでいってみてはいかがでしょうか。
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