SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年2月)
- 相談に乗るときは相手の体調で対応を変えるべきである
吉田 昇平- 人の相談に乗るときや指導をするときに効果的な方法は、相手の体調に合わせて2パターンの対応を使い分けるのが良いのだそうです。
体調の悪い相手には抱えている問題を聞くこと、体調の良い相手にはこれから先の目標や目的の話をするのが一番効果的だそうです。
つまり疲れている人には後ろ向きな話を、元気な人には前向きな話をすると良いということです。
疲れ果てるまで頑張っている時に「がんばれ」と言われても素直に受け取れないことがありませんか?
人は大きな問題を抱えているとどうしても他のことがすんなりと入ってこないものなのです。
遠回りかもしれませんが、その場は本当に言いたいことをグッとこらえてまずは相手の相談に乗ってあげるのも結果的には近道になるかもしれません。
- 自分を愛してあげましょう
永山 史紘- 自信がない人や悩みを抱えている人は往々として「自己愛」が少ないのだそうです。
自己愛が少ないとは自分に対して評価が厳しく、何を達成しても満足感が得られず、もっと上へと考えてしまうことです。
真面目で責任感の強い人によく見受けられる傾向です。
そこでまず自分を認めてあげましょう。
多くの人は向上心があり、成長を心がけています。
この気持ちに加えて、今の自分を認める心を持ちましょう。
今できるレベルでもきっと喜んでくれる人が必ず周りにいます。
- 人生を展開させるには、一つの行動から。
丹下 優子- 『ある所にお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。すると、川の上流から大きな桃が流れてきました。お婆さんはそれを無視しました。おしまい。』
皆さんご存じの"桃太郎"の冒頭に似ていますが、お婆さんが桃を拾わなかったため、このお話では肝心の桃太郎も登場しなければ鬼退治も始まりません。
チャンスと思ったか好奇心だったかはわかりませんが、とにかく桃を拾ってみたことから物語は展開したのです。
今更遅い、失敗が怖い・・・いろいろな理由で行動に移せないでいることもあるかもしれませんが、桃を拾ってみる、と同じように、一つの行動をとってみることで、新たな物語が展開するのかもしれません。
- 壁は乗り越えるものではなく開くもの
江原 智恵子- 何か困難な事に直面している時などに、目の前に壁が立ちふさがるという表現をすると思います。
そして自分が成長する為にはその壁を乗り越えなければならないと考えるのが一般的だと思います。
でも壁は乗り越えるものではなく開くもので、あきらめずに頑張れば必ず目の前の壁が開き新しい道が開けるから、まずはあきらめずに頑張ろうと考えるのだそうです。
「壁を乗り越えなければならない」と考えると、プレッシャーに押しつぶされそうになったりして気持ちが後ろ向きになってしまいます。
でも「壁は開くもの」と考えると、未来に向かって新しい道が開けるというイメージになるので前向きな気持ちになれます。
言葉の表現の違いで気持ちの持ち方が全く変わってきますので、自分が前向きになれるような表現に置きかえて考えてみてはいかがでしょうか?
- まず先に相手の話をよく聞け
吉野 ゆきえ- みなさんは、自分が相手の話をよく聞いているほうだと思いますか?
ついつい自分の話ばかりになってしまうことがあると思います。
よく聞き上手は話し上手と言われますが、それは聞き上手の人には他人の話を吸収しようとする気持ちがあるので、どんどん新しい情報が入ってくるからだと思います。
だから、自然と話のネタも増えるので、話し上手になるのではないでしょうか。
外国の格言に
「人間にはなぜ口は一つなのに、耳は二つついているか。それは自分が喋ることの倍、人の話を聞く為だ」
とあります。
確かにそうですよね。
人はある程度自信がつくと「自分のやり方は絶対だ」と思い込み、他人の意見が耳に入らなくなり、前回成功した時と同じ方法を繰り返し、失敗することになるのです。
どんなに物知りな人でも死ぬまで知らない事だらけだと思います。
自分がいかに物事を知らないかを知れる人になり、周囲の話によく耳を傾け、聞き上手・話し上手になっていければ良いですね。