SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成24年6月)

サービスを売るな、予想もつかない感動を売れ

野本 理恵
人は何かのサービスを受けたときに、何か嫌なことや自分の満足に達しないことが少しでもあるとすぐに周りの人に話したくなるものだそうです。
「あそこの店の定員の態度はよくなかった」
「あそこの商品はあまり使い勝手がよくない」
など、そのサービスや商品の値段を聞けば「仕方ないのでは?」と思うようなことでも、マイナスの情報というのは驚くべき速さで人に伝わっていきます。
人というのは、なにかサービスを受けたときにそのサービスや商品に満足してというレベルではなかなか人に話たくなるものでは、ないそうです。
では、どうすれば、人に話たくなるのか、薦めたくなるのかというと予想もつかない感動を受けるというレベルまでのサービスを提供することが必要だそうです。
そこに驚きと感動がなければいけないそうです。
「今日のセミナーではどのような驚きと感動を提供しようか?」
「今日の監査ではどのように社長をうならせてやろうか」
そのような視点はとても大切ですし、なんだかこちらもワクワクしてくるような気がします。
もう一度、私自身も認識しなおして日々のサービスを心掛けたいと思い、この言葉を推薦します。
ヒントは関心のある人にだけ見えてくる

土肥 宏行
ドトールコーヒーの鳥羽氏は、初め喫茶店に珈琲豆を卸していたのですが、当時は値上がりするのが当たり前の時代でしたのでかなり儲かっていました。
しかし鳥羽氏はそんな中、この値上がりはいつか受け入れられなくなる「さあ、大変だ!」と危機感を感じていたそうです。
そんな時、たまたま業界の人とパリに行くことになります。
町を歩いているとサラリーマンが喫茶店で立ったまま珈琲を飲んでいます。
日本では行儀が悪いとされることなので不思議に思うと、立ったままだと50円、座ると100円、テラスだと150円だと知りました。
その瞬間「これだ!」と感じ、日本流にアレンジしたのが今のドトールです。
業界の人は何人も同じ光景を見ていましたが、ヒントを活かしたのは鳥羽氏だけです。
将来に危機感を感じた鳥羽氏、値上がりがこの先も当り前に続くと感じていた人達。
違いはそこだけだったということです。
成功者ほど捨てることを知っている

柴崎 誠
「アーティスト」と呼ばれる人の中には、自分のためだけに表現を続ける人がいます。
しかし、ほとんどの人は「受け手」を想定し、誰かに喜んでもらったり、つながりを深めたくて表現しているのです。
誰のためかを想定することはとても大切です。
理由は二つあります。
一つは、相手を知ることで表現の方向性が明確になり、改善のためのフィートバックが得やすくなること、もう一つの理由は、切りすてられても構わないのはどこかはっきりすることです。
私たちが勝負するのは、必死に働いたかどうかでなく、どんな価値を生み出して、どれだけの人に伝えられたかという部分です。
商品やサービスを受け取った相手がいいものかどうかを評価する基準は「自分たちがどう感じたか」「自分にとって何かプラスになったか」という点だからです。
俺のやり方はおまえのやり方ではない

吉田 昇平
部下「先輩、私はこんな技術を身につけたいと思っているのですが、どうすればいいでしょうか?」
先輩「それはまずこうしてからああするといいぞ」
というような会話は日常的に行われているかと思いますが、実はこの先輩の親切心は部下の可能性に蓋をしてしまう可能性があるのだそうです。
勝負の世界やビジネスの世界に「絶対的方法論」というのは存在せず、あるのは「絶対的基本」だけなのです。
先輩は親切心で自分の持っているもの全てを後輩に伝えたいと考えても、その方法が部下の長所にマッチするかどうかはわかりません。
よく考えてみて下さい。
他人を自分のコピーにすることがいかに不可能かを。
他人に指導をするときは、自分のやり方が絶対的なものでないことを認識し、部下のベースを固めてあげるという意識を持つのが一番良いのです。
頼まれたことは何があっても絶対にやりきる

安藤 里麻
この言葉は入社一年目の作者、ライフネット生命副社長の岩瀬さんが社会人になったばかりの人に、仕事に取り組むうえで最も大切なアドバイスを贈るとき、最初にこの話をするそうです。
岩瀬さんは先輩に、
「新人のうちは頭が良いとか優秀だとかというのは、どうでもいいこと。最も大事なことは、上に頼まれた仕事を何が何でもやりきってくれるかどうかだ。」
と言われたそうです。
仕事を依頼する立場に立って考えてみると、必ずしも完璧ではなくとも、頼んだことをとりあえず最後までやってくれる人には、また仕事を依頼しようと考えるものです。
周囲から信頼に足る人物だと評価されれば、次の仕事が回ってきます。
新たな仕事に取り組むことで、経験値が積み重ねられていき、仕事の質も高まり、仕事の量も増加していきます。
私はまだこの事務所に入ったばかりですが、一人進めるのが難しいと感じた場合は、相談や報告をこまめに行っていき、強い意志を持って業務に臨みたいと思います。
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