SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成23年10月)

他人の時間を意識しよう。

丹下 優子
効率とスピードを求める現代人にとって、「待ち時間」は無駄な時間と感じる場合が多いようです。
待ち時間のストレスを解消するために、例えば病院などでは診察までの時間をモニター表示するなどの工夫が多くみられるようになりました。
時間はすべての人に平等に与えられていますが、もし約束の時間に遅れて相手を10分待たせたとするならば、極端な言い方をすれば、その人の人生の10分間を奪ったとも言えます。
時間は誰にとっても大事なものです。
自分の時間を大切にするのと同様に、相手の大切な時間を意識して行動することが、信頼を掴む一つのポイントなのではないでしょうか。
叱られる幸せ

吉野 ゆきえ
ある企業の中で、もうかなり地位のある人がちょっとしたミスを犯したときその企業のトップは、譴責状を渡して注意することにしました。
彼はその時ミスを犯した社員と、その上司と部下にこんな話をして聞かせたそうです。
「君らは幸せだ。こうして譴責してくれる人があるということは、いかに嬉しいことか。もし僕が過ちを犯しても、陰でけしからんと言われるが、なかなか面と向かっては言ってもらえない。だから過ちを重ねることにもなりかねない。今回の機会は実に尊い機会と思わなければならない。」
この企業のトップこそパナソニックの創業者である松下幸之助なのです。
さて、最近みなさんは誰かに叱られたりしましたか?
叱られた人はその時どんな気持ちになりましたか?
素直に聞ける場合もあれば、心の中で反抗していたり、口に出して抗議している場合もあると思います。
しかしその時一歩下がって、注意してもらえる、叱ってもらえるだけ幸せな事だと考えてみてはどうでしょうか。
試練は乗り越えられる者にしか訪れない

柴田 真寿美
辞書で「試練」という言葉を調べてみると「決心の硬さや実力などを厳しく試すこと。
そしてその時に受ける苦難」と出てきます。
私は試練に向き合うことによって自分の限界に挑戦し、それによって新たな自分に出会い、そして成長することが出来るチャンスではないかと思います。
このような考え方をすることによって、同じ仕事や行動をするにもやる気や気分、そして結果も変わります。
私たちは試練があるからこそ自分の実力を知ることが出来るし、その試練があるからこそ成長することが出来ます。
私たちにはこれからもいろいろな試練があると思いますが、試練から逃れようとするのではなく、それは自分にとってもチャンスであると考える事によって今以上に成長することが出来るでしょう。
無駄を省いて力を集中する

土肥 宏行
「7つの無駄を徹底的に排除すれば作業能率を大幅に向上させることができる」とはトヨタの生産方式だそうです。
つくりすぎ、手持ち、運搬、加工、在庫、動作、不良品をつくるが7つなのですが、あらゆる角度から無駄を排除しようとした、それが必要と感じたのでしょう。
では我々の生活や仕事において、この無駄によって時間や体力を損しているのではないでしょうか。
無駄によって本当に必要なことにかける力がなくなっているのではないでしょうか。
実際に無駄をなくすにはどうすればよいか?
それには4つのステップがあります。
今やっていること
①それ自体をなくすことができないか?
②一緒にすることはできないか?
③順番を替えることはできないか?
④単純にすることはできないか?
この4つのステップを使って自分の行動を見直し、本当に必要なことに力を集中したいものです。
何を見るかよりもどう見るかが大事

柴崎 誠
本田宗一郎さんが使っていた言葉に「見学の見と観察の観」があります。
「見学の見」は漠然とものを見ること、「観察の観」は文字通り観察して観ることを意味しています。
仕事では、「観察の観」で見なければならなく、その姿勢がひらめきを生み、新しいアイデアに結び付くと本田さんは考えていたそうです。
また、トヨタでは「ムダを見つける目」という言葉があります。
多くの人が仕事と考えているものでも、付加価値を高める動作のみが「働き」であり、それ以外はただのムダな「動き」と見るのがトヨタ流なのだそうです。
この「ムダを見つける目」を養うには、まず、ムダとは何か分かっていることが必要であり、目の前に起きていることを見て、それがムダかどうか瞬間的に判断すること、そのうえで見つけたムダをひとつひとつ排除していくことで自然と業績や仕事のレベルは上がっていくのだそうです。
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