スタッフのおすすめ
- Well being と効率化
土肥 宏行幸福度ランキングで世界一のフィンランド。
人口は少ないし、環境も良くない、4時には皆帰宅し、コーヒーブレークを大事にしているのに、GDPは日本の1.25倍もある。国民が効率的に成果を上げることを考え実行しているから、家事だって夫婦で分担して成果を上げている。
フィンランドの仕事の文化を語る上で大事になるのはWell beingという考え方。
身体的、精神的、社会的に良好にある状態を意味するらしいが、Well beingでなければどんな成功も意味がない。
効率を追求すると良好な状態が失われていく相反する考えのように感じるが、実はそうではない。
いつも夏休みの後にものすごい集中力でこなしていくフィンランド人は、リフレッシュと効率を上手くリンクさせ自分の幸福に繋げているのかと思います。
- アニメの力
堺 友樹ドラゴンボールの孫悟空役の声優として有名な野沢雅子さん。
あるとき、病気の息子を持つお父さんから色紙が欲しいとの手紙をもらい、その子のためにテープに孫悟空の真似をして吹き込んで送りました。
その子は半年後の映画公開までは命が保たない医者にと言われていましたが、映画公開初日に映画館でその映画を見ることができたそうです。
お父さんから再度手紙をもらいましたが、医者からの手紙も同封されており、その医者がいろいろな手を尽くしても出来ないことをアニメの力でやってしまった。これって凄い力だという内容の手紙でした。いくら勉強(経験)しても敵わない、そのような力で、仕事ができるようになりたいと思いました。
- 視覚の効果を利用する
山村 佳恵感覚の中で人間に対し最も強い影響力を持っているといわれる視覚。視覚の効果を利用した例を二つご紹介します。
一つ目は健康促進に用いられた例です。
アメリカの大学病院で働くスタッフの人達の食堂の飲み物の冷蔵庫にはもともとコーラしか無かったのですが、そこに水のボトルを追加し、さらに水のボトルだけが入った冷蔵庫を増やして目に入りやすいように食堂のいたる所に置きました。するとコーラを手に取る人の割合が3割減ったそうです。二つ目は売上の促進に用いられている例です。
コンビニにはゴールデンラインというお客さんの目に留まりやすい陳列場所があります。そこに置かれた商品はなんと売り上げの8割を占めるとの事。普段から視覚による効果を意識すれば、効率よく良い行動につなげていけるかもしれません。
- 見せ方で印象は変わる
中澤 正裕皆さんは世の中を裏で操っている組織があると思いますか。私は都市伝説が好きだから、なんとなくあるのかなと思っています。受け取った情報を全て信じるのではなく、その中で、メディアやSNSで流れていることの本質を見極めることが大事だと思います。
世の中で起きていることの本質を見抜き、自分の考えを持って選択していくこと、見せ方で人の印象は大きく変わること。この2点で相手の動き、自分の動きも変わってきます。
- 決断を誘導する(促す)方法を工夫しよう。
丹下 優子「このアルコール消毒液はポンプを最後までしっかり押してください」と書いてあると、だいたいの人はしっかり1回押すと思います。
「1回で十分なので複数回押さないようご協力ください」と書いてあるよりこちらも気持ちよく、そしてお店側の意図通りに消毒液の節約にもなっています。お弁当を450円から500円値上げしたい時は、300円と500円と700円の3択を用意するとよいという話もあります。心理として真ん中の500円を手にとることが多く、こちらもスムーズに値上げに成功する事例です。
表現の仕方、選択肢の見せ方で、お客様の行動(決断)を促すことにつながるとしたら、いろいろ研究してみるのもおもしろいと思います。
- 科学的に とは
工藤 正悟文科省が定義する科学の基本的条件
再現性、実証性、客観性
- 再現性…その検証方法が誰がいつやっても同じ結果がでること
- 実証性…その検証結果が実証可能であること
- 客観性…その結論は検証結果から得られた情報で判断されるべきであること
再現性のある方法で客観性のある結論を出し実証性を確かめる
仕事においては100%を求めない、特に実証性は求めない。目の前のお客様の問題が解決すれば良いだけだから。
故に思考の飽和点が発生する。経営のコックピットは再現性がある方法(仕事)で客観性を持った結論を出す、結論は仕事からしか生まれない。
大事なのは仕事を科学する思考、それを70、80%の再現性を持った結論が成功パターンだと思う。
- わかりやすいものが喜ばれる時代
竹内 純子映画を早送りで見る人が出てきている。
ネットフリックスの速度調整機能がついたことがきっかけだと言われるが、他にも理由がある。
- 作品が多くストーリーだけ知れば十分と考える人が増えた
- 映像作品以外にも、SNSなど情報を取りたいものが多く時間がない
- セリフや文字表示でわかりやすいコンテンツが増えた。
無駄を省き、最短距離で情報を知りたい人が増えているということだと思う。
売り物となる商品についても、今後よりオープンに瞬時にわかりやすく伝えていく必要があるのではないか。
- 他人に認めさせるのでなく、自分で認める
江原 智恵子誰にでも欠点があるのに自分の欠点ばかりに目が行ってしまうと、自分のよいところを伸ばすことができなくなってしまいます。自分の得意なところは自信を持って自分にはこれができると自分で自分を認めてあげることが必要です。
自分を認めるということは自分の自信や信念につながっていきます。日常生活の中でいろいろな経験を積んで、できたことを一つ一つ認めてあげることが自信につながっていくと思います。卑屈になって自分を粗末に扱わないためにも自分で自分を認めてあげることが大事です。
- 値引きは「お客様への裏切り行為」だからしない
土肥 宏行ワークマンの「しない経営」という考えが面白い。
平日に服を買った後に、同じ商品が週末値引きされていることを後で知る経験はないでしょうか?何かを買う時、価格は大事で、金額が合わないときは別の日に改める時もあるかと思います。値段をみて、買うまでに2、3回検討する。
ワークマンは作業服を売る会社です。最近ではキャンプなどで使う人が増えましたが、実はアウトドア用に開発したものはないそうです。
低価格で高品質の商品を扱っていて、普通、撥水、完全防水というように機能が追加されると1900円、2900円、3900円と金額が変わる仕組みになっている。お客さんは、ワークマンが他社にくらべて安くて機能が良いことを知っている人が多い。だから機能やサイズは見るが、全く値札を見ないで買い物をしている。手に取ってからレジにすすむまでの時間がとにかく早いのだそうです。絶対的な信頼感があるからだ。もし土日だけ値引きを始めたら、それは定価で買ってくれたお客さんに対しての裏切りになる。
値引きをしなくても売れる商品を作ることが基本。値引きは手間がかかり、一部のお客さんだけ得をして不公平だ。「しないこと」の長年の積み重ねが、ワークマンへの絶対的な信頼につながっている
- 慣れの良し悪し
堺 友樹【コロナ慣れ】とか【宣言慣れ】などのように、慣れと言われるとなんだか悪いイメージの言葉のように思えてしまいます。
しかし、良い意味の慣れという言葉もあります。
仕事に慣れる・体が慣れるなど、状況に順応する・習熟するという意味がそれに当たります。状況に慣れることによって最善を判断するということをしなくても最善となる結果をもたらすのが慣れだと思います。
では、慣れがなぜ悪いイメージになっているかというと、慣れには慢心という部分が存在するからだと思います。
そして、慣れを悪いイメージから良いイメージに持っていくためには、今ある最善が本当に最善か?という意識を持って慣れていくということが必要です。仕事でも、たまには初心に戻って慣れている部分をもう一度やり直すということも必要だと思います。
- キリの悪いところで終わらせる
山村 佳恵脳には「終わっていないタスクをそのタスクが終わるまで無意識のうちに処理し続ける」という特性があるそうです。
この特性を活かせば、あえてキリの悪いところで仕事を終わらせることで仕事をしていない時間も脳が自動的に情報を処理してくれます。そのため仕事を再開した時もスムーズに仕事にとりかかることができます。
しかし、注意点が一つ。
仕事以外の自分の趣味などに関してはキリのよいところで終わらせないと、頭の片隅でそれについて考えてしまい仕事に集中できなくなります。
脳の特性を意識してどこで仕事や趣味を区切るのか考えてみると時間を効率的に使えます。
- 都合のよい条件に、人は金を払う。
丹下 優子おじいさんが孫のためにペットのウサギを探しています。ただどんなウサギがいいのか本当に飼えるのか不安だらけ。いくつか店を回り、ある店長よりこんな提案を受けました。
①交換自由
②飼育のレクチャー付
③当面の餌付
④後払い(孫が気に入ればその時に支払でOK)他の店より少し価格は高かったのですがおじいさんは即注文しました。
おじいさんは何にお金を払ったのか?それは、格安のウサギでもなく質のよいウサギでもなく、“都合の良い条件”でした。
おじいさんの疑問や不安をすべて解消してくれた提案に支払いをしました。お客様が断る理由のない提案買わずにいられない条件は何か?
自分の商品について今一度考えてみるきっかけになるのではないでしょうか。
- 差別化は利益を保証しない
中澤 正裕商品やサービスを販売する際に競合他社との差別化をみんなが追求すると思います。
差別化の為には開発、広告、販売、人、相当の費用がかかります。
差別化をして高い価格設定ができたとしても、差別化のための投資に対する利益率はどんどん下がってしまいます。投資に対して利回りがしっかりと確保できているのかという点に注目すべきです。
投資家はそのような視点で投資先を考えているそうです。経営者感覚、投資家感覚、両方持ち合わせて顧問先のことを考えてみても良いかもしれません。
- なぜ?どうして?を活用する
丹下 優子「○○の資料貸してください?」と聞くのであれば、
「今度のプレゼンで参考にしたいので○○の資料貸してください」
と一言加えると、
「それだったら○○もいいけど△△のデータが有効だよ!」
という具合によりベターなものを手にいれることができます。仕事を依頼する時依頼を受ける時も、この仕事はこういう事で役に立っているよということが伝わることで、やりがいが増すこともあるのではないでしょうか。
なぜ必要なのか?どうしてやっているのか?を少し意識することで効果効率のアップを図ることができると思います。
- 努力する方向性を間違えない
江原 智恵子同じように努力をしても成果が出る人、出ない人がいます。必ずしも努力=結果ではないのが現実です。
世の中にはいつくかの法則が働いていて、その法則の流れに反するといくら努力をしても報われないようです。つまりうまくいかないのは単に努力が足りないのではなく、頑張り方が違う又は頑張るポイントがずれているということです。
水が入ったコップを持っている手を放せば落ちることは決まっています。手を放しておきながら落ちないように必死に頑張っても無駄です。
頑張るポイントはここではありません。
コップを放さないためにどうすればいいかを考え行動することが大事です。
- イメージ戦略の重要性
竹内 純子片付け術のビジネスで成功したこんまりさんは、「人生がときめく片付けの魔法」という本を、50万部が限度といわれた片付本の中で1200万部売り上げた。
そのイメージ戦略は
①「ときめく」というキーワード
②片付けに精神的な要素をとりいれるという二点。①ははじめ女性受けする「プリンセス」といったキーワードを考えていたが、ターゲットを広げるために変更された。
②は物に感謝をして捨てるといったところを重視し「人生を整える自己啓発本」として評価された。
海外進出時には「禅」のイメージも取り入れている。
長く広く定着させるにはイメージ戦略が重要になる。
- 売る相手と商品がマッチしていない
工藤 正悟お笑い芸人の仕事の特性は認知度と人気度に分かれるそうです。
お笑いライブは人気度の仕事、イベントやテレビは認知度の仕事だそうです。
オリエンタルラジオ中田さんはテレビ出演で認知度が高まっていた時にネットサロンを開いたそうですが、人が全然集まらなかったそうです。
その時に既にネットサロンを開いていて成功しているキングコング西野さんに相談したらしいです。当時、キングコングはテレビ出演が少なく、認知度は低かったそうです。
認知度が高い方が失敗し、認知度が低い方が成功している理由は何か?
ネットサロンは「信用できるこの人の話が聞きたい」という人が買う。
テレビにたくさん出てると綺麗ごとばかり言う信用できない人になります。
テレビに出ないでも信用してもらえる情報を発信し、ハマった人からの人気を得る。
ネットサロンで売れるには信用してもらいコアなファンから人気を得る必要がある。テレビで求められている「認知」とコアなファンからの「人気」は違うから中田さんは失敗したそうです。
- 便利の先にあるもの
堺 友樹世の中、便利なものがどんどん出てきています。
しかし、便利な故にダメになったものもあります。
例えば、パソコンが世に出回ってから日本人は漢字が書けなくなっています。
また、ファブリーズのように本来は一時的に使われるものが洗濯をしなくても良いという風習ができたりしています。
便利な反面、本来やらなければならないモノも出ています。私達は便利によって本来やらなければならないことを見失わないようにしなければならないと感じています。
- 長期的な目線で仕事をする
中澤 正裕スポーツの試合において「捨て試合」「消化試合」という言葉があります。
負けが決定的な試合などで、体力の消耗などを抑えるために試合を進めることです。
主力選手を出場させずに、控えの選手や若手の育成の場として出場機会を与えます。
年間での優勝を目指すチームの作戦の一つでもあります。
このように年間で数多くの試合をこなすスポーツでは長期的な勝利を目指して戦略を練ります。仕事においても長期的な成果を求めていきたいと思います。
毎日全力でできればいいですが、息切れしては意味がありませんので、長期的な目線で仕事をするということを実践していきたいと思います。
- 思考の80%はネガティブ思考
山村 佳恵人の思考の80%はネガティブ思考だそうです。
著名人がボランティア活動をしていてもさほど記憶には残りませんが、逆にスキャンダルを起こした時は世間から関心をもたれます。
このようにネガティブな思考はポジティブな思考よりも人への影響力は大きいのです。
ネガティブ思考を止める方法として3つご紹介します。
- その時々の幸せをかみしめる
- 楽しかったことを家族に話してみるなどして意識に刻む
- 嫌な思考が浮かんだら、紙に書きだしてしまう
ネガティブ思考が頭をよぎりましたら、これらの方法を実践しようと思います。
- 誰かに言いたくなる情報をプレゼンに潜ませる
竹内 純子プレゼン講師の澤 円さんの言葉です。
プレゼンや説明では誰かに言いたくなる情報を入れると良いそうです。
①具体的な数字を入れる
例えば93%は「全てのお金のうちオンライン上に存在する割合」です。
こういった数字を入れると、「出回っているお金のうち現金は7%しかないらしいよ」と別な人にも教えたくなります。
②曖昧な表現をさける
例えば「いつも」という言葉をさけ、具体的な数値にする こういったことで説得力が上がるそうです。プレゼンに限らず、社内の連絡や日頃の会話でも意識すると良さそうです。
- 原因を広く突きとめる
土肥 宏行1800年代のヨーロッパでは病院でのお産が増えていたのですが、産後に死亡するお産が増えていました。
死亡の原因は産褥熱でした。
ただ困ったことに医師達がみる患者は、助産師たちがみる患者よりも産褥熱で死亡する率が圧倒的に高かったのです。
医師のゼンメルワイスは疑問に思いありとあらゆる原因を探るのですがわかりません。
ある時4か月ほど他の病院で仕事をすることになった。
戻ってきた時、自分のいない間なぜか死亡率がかなり下がっていた。
そこで初めて自分に原因があると気づきます。
当時医師たちは死体を使った研究もすれば生きた患者の治療もしていた。
手洗い消毒をしていなかった当時、死体についている何か悪い菌を医師が患者に運んでいたのです。産褥熱の原因は菌だったのですが、自分が原因であることを除外していたことこそが、多くの死者を出してしまった本当の原因だったという話でした。
- 自分を中心に据えて心のバランスをとる
江原 智恵子今の時代、めまぐるしく世の中の状況が変わり、求められることも多い中で心のバランスを崩してしまう方が多いと思います。
特に今年はコロナ禍で今までのように家族や友人に会うことができない中、そのような方が増えているのではないかと思います。崩れてしまった心のバランスを基に戻す時に「やじろべえ」を意識するとよいそうです。
やじろべえがバランスを保っていられるのは真ん中に軸があるからです。
この「やじろべえ」の軸に自分をしっかりと置いて物事を考えるようにすると、仮に考え方が悪い方に傾いてしまっても、もう片方の良い方に重りを置いてバランスを保つことができます。自分の心のバランスを保つには「やじろべえ」を意識してみると良いのではないでしょうか?
- 免疫力を高める
堺 友樹人間には免疫力が備わっています。外部から体内に異物が侵入したときに、それを排しようとする力です。
免疫力を高めるのに簡単にできる方法が予防接種です。私もインフルエンザ予防接種は理由があって受けていませんでしたが、今年は受けました。
インフルエンザに対する免疫力を獲得するためですが、思いも寄らない免疫が付くこともあるそうです。
免疫力を高めれば高めるほど、今流行しているコロナウイルスにもかかりにくくなるため、常日頃、免疫力を高める運動や食べ物を摂取していきたいです。
- 異形を恐れるは・・・
山村 佳恵国民的マンガ「ワンピース」に「異形を恐れるは己の無知ゆえ」というセリフが出てきます。
この漫画は連載にあたり多くの反対があったそうです。
主人公がこれまでのヒット作品の主人公と比べて「異形」のキャラなので世間に受け入れられない、というのが反対派の意見でした。
しかし賛成派の人たちがそれほど抵抗感のあるキャラならば逆に読者にとって新鮮味がありヒットする可能性もあると説得して連載にこぎつけたそうです。新しいこと、新しいものは無意識に拒否してしまいがちです。
自分の無知のために成功につながるかもしれないチャンスを逃さないようにしたいと感じました。
- 「座りっぱなし」の時間が長くなればなるほど、死亡リスクが高まる
中澤 正裕「座りっぱなし」の時間が長くなればなるほど、死亡リスクが高まり、肥満、糖尿病、脳卒中、がん、うつ病、認知機能の衰えなどにも影響することが、近年の研究で明らかになってきました。
代謝機能の悪化や血流の低下、血圧の上昇を招くことなどがその原因です。
週末に運動をすれば大丈夫だと思う人も多いでしょうが、運動で相殺するには、中強度の身体活動を1日60~75分は行う必要があるといいます。
早歩き程度のウォーキングを毎日1時間、かなり難しいのではないでしょうか。
となれば、「座りっぱなし」の時間を少しでも短くする方が、実行可能な健康法となります。
具体的に、何分に一度立ち歩けば病気になるリスクが減るのかについては、エビデンスは得られていませんが、まずは30分ごとに3分くらいのブレイクを目標にするといいでしょう。
もし『30分刻みだと仕事に集中できない』という場合は、1時間に5分でもいいと思います。
PCに向き合う時間が多い方は意識してみてください。
- 商品より先に“後味”を売る
丹下 優子後味とは、またあのお店で買いたいな・あの人にまた頼みたいたな・・・という最終的に残る印象です。
良い後味を持って帰っていただくにはマニュアルはいりません。
その代わり、全従業員が持ち合わせている必要のあるもの、それは“良識”だそうです。
良識とは、物事を健全に考えらえること・健全な判断ができる力、常識を時には疑える知恵だそうです。
我々も日々判断に迫られることがありますが、良識を養い、健全な思考や判断ができる機会を増やし、お客様に良い後味を多く残せるようになりたいです。
- 27%の人は知らない
工藤 正悟2:8:2の法則と呼ばれるパレート図をハーバード大学が調査し分類したもの。
- 3%は成功法則を無意識に出来る成功者
- 10%は成功法則を知り、努力をした成功者
- 60%は知っているが行動しない人
- 27%は知らない人
先日、転職支援の仕事をしている人と話す機会があり、転職者から見た会計業界はどうなのかを伺いました。
その方が言うには、転職者の希望を聞いていると、それ会計業界で出来るよ、会計業界がまさにそういう業界だよ、という人が多いようです。3:10:60:27の法則によれば27%の人は自分の希望の就職(成功)が会計業界にあることを知らない事になります。
このような転職者がコンサル業界を希望するそうです。
会計業界に入り希望の就職を成功とするなら、27%にアピールすることが効果的ではないでしょうか。
- 生きづらい世の中です。それでもあなたは幸せになりましょう。
工藤 正悟数年前にインターネットで見つけた言葉です。
昨日、インターネットでコロナによる働き方について調べていた時に、今の時代にこそぴったりの言葉ではないかと感じました。どの会社にいてもずっと働き続けられるか分からない状況です。
リモートワークが普及し、次は働き甲斐改革だと言われています。
ずっと稼げるかを心配しているのに働き甲斐、なんだかミスマッチです。どうすれば良いか、何が正解か分からない中で理屈ばかりが溢れている気がします。
会社も同じではないでしょうか。まずは幸せになろうと思うこと、発信することが必要ではないでしょうか。
リーダーが幸せになる覚悟を発信することで与えられる安心感があると思います。
- ツメが価格勝負以外の世界を広げる
竹内 純子「ネットビジネス進化論」という本にあった言葉です。
ツメというのは、ネットの絞り込みに使われる項目のことです。
価格.comでは製品ごとにプロデューサーがいて、新しい機能が出るたびに追加しています。
ユーザーが知りたいが隠れていた情報がネットで共有され、比較されやすい流れができました。
飲食店の予約サイトでは、go to イートや感染症対策あり、などが最近追加されているツメの一つです。ツメが重要なのは、ユーザーが選択しやすくなるのと同時に、サービスの提供側も価格以外に今求められていることがわかり、そこを強みにすれば集客できるということがわかるということです。
- 報を得ることより情報を選択する力が重要
江原 智恵子スマートフォンの普及により誰でも簡単にインターネットから無限の情報を得る事ができるようになりました。
しかしその情報は全てが正しいとは限りません。様々な情報の中から本質を見極め、自分自身で判断し選択する力が必要になります。
スマートフォンで無限の情報を得ても、そこから自分で選択できなければ何の意味もないということです。
本質を見極める力をつけるには教養が必要です。新聞やニュースなど本質的な情報を提供してくれるツールから得た知識を読書などによって教養まで高めていく必要があります。
- とりあえず言うだけ言ったらイライラがなくなる
土肥 宏行ある漫画のワンシーンです。
「ついに今年も来たか…僕の一番嫌いな6月!一年で最も不愉快な6月!」
「なぜだって?わかりきったこと聞くんだな。6月には国民の祝日が一日もないんだぞ!」
しかし言うだけ言っても無駄だとわかると両手を枕にしていつもの昼寝モードに入ったのです。ドラえもんののび太君のように簡単には切り替えるのは難しいでしょうが、主張せず心の中にしまい込んでいたら爆発してしまうかもしれません。
今はコロナにより愚痴などマイナス感情を出す場が減っているような気がします。
相手を傷つけない、よけいに怒りに火がついてしまう人はダメですが、思いついたことをとりあえず口にしてみてはいかがでしょうか?
- 今度とお化けは来た試しがない
堺 友樹『今度、旅行に行こう』『今度、飲みに行こう』などのように『今度』と使われることがありますが、本当にそのようになることはほとんどありません。お化けと一緒で、来た試しがないとうちでは言われます。
今度という言葉はよく使われますが、言った相手も覚えていないので、うちでは期日を設けることをしています。
例えば、今度という言葉を9月20日のように具体的に設けることもあれば、年末とか時期で設定することもあります。
具体的な日を設定すると、言った方も忘れないようになるので、うちではそのようにしています。
- 完璧主義者の危険性
山村 佳恵完璧主義であることの弊害には3つあるという研究結果がありました。
- 少しでも駄目だと思ったら補器してしまう
- 自分のキャパシティーを超えた作業内容を設定してしまう
- やるべきことを先延ばしにしてしまう
・・・何れもやるからには完璧を目指さなければという意識が原因となっているとのことです。
私自身完璧主義者であるとは思っていませんでしたが、いくつか当てはまることがありました。
解決方法として小さくはじめてみる、そして作業を時間で区切ることなどが有効とのことですので、意識して実行してみようと思います。
- 努力の仕方を変える
中澤 正裕仕事をしている人は基本的に全員頑張っています。
時に努力が実を結ばないこともあるでしょう。
そこで、努力の方法を変える人と、努力を続ける人の大きく分けると2パターンの人間がいます。
論理的に物事を考え、ダメだった時に何が悪かったのか思考し、どのように軌道修正をするかを考える人間、柔軟に対応して、事態を良い方向へ向かわせる能力が必要ではないでしょうか。
- 本物が持つエネルギー
丹下 優子何でも100円ショップでも買えますし、よくできたコピー品もあります。
でも本物にはやはりそれなりのエネルギーがあるそうです。
良質な物を身に着けていると背筋が伸びるということがありますが、人の心に良い影響を及ぼす良いエネルギーです。
高いエネルギーの物を周りに置くと仕事の能率もUPするそうですよ!
安いものがダメ・・・という訳では決してありませんが、手間暇かかった逸品を一つふたつ持って、修理をしながら10年20年と大切に使い続けるのもいいなぁと思います。
- 情報のタコツボ化と購買までのパルス消費
工藤 正悟SNSの発達により購買ステップに変化が訪れた。
- 情報のタコツボ化
ほしい情報だけが日常的に与えられる。
自分が求めているものに関連している情報に囲まれる。 - 購買までのパルス消費
探る、考えるを繰り返し突発的にこれだと思ったものを衝動的に購入する。ピンときたら買う。
日常的な消費がパルス消費であり、めったに買わないものが衝動買い、異なる。
パルス消費にはピンとくるきっかけが必要です。googleが提唱するパルス消費を誘発するトリガー
- 安全性
- for me 私にあったものが欲しい
- お得なものがほしい
- 人気・評価の高いものがほしい
- ワクワクするものが欲しい
新商品、めずらしいもの。 - 手軽に買いたい 労力をかけたくない
- 情報のタコツボ化
- 希望を抱ける脳
竹内 純子人は新しいことをやろうとする時、リスクを感じて不安を覚える。これは生命を維持する上ではかかせないが、成功している人は「予期せぬことが起こっても【なんとかなるのでは】と考えられる」=「希望を抱ける脳をもっている」という特徴がある。
例えばビルゲイツは「生来の楽観主義者」で、「どうすればできるか」だけを考えて将来を悲観することがなかったそうだ。また、予期せぬ不確定な要素を取り入れるために、専門ではない分野の本を集中して読む「シンク・ウィーク」という習慣を持っている。
コロナの影響で日々状況が変わるが、この「希望を抱ける脳」で考えると初めての経験をマイナスではなくプラスととることができ、新しい働き方やビジネスが生まれてくるのだと思う。
- エンターテイメントを提供する
江原 智恵子エンターテイメントというと芸能界など何か自分たちとは違った世界の話だと思っていましたが、どんな仕事においてもエンターテイメントの要素が必要ではないか思います。
エンターテイメントの根底にあるのは「相手を喜ばせること」だと思います。今日会ったお客様に少しでも喜んでいただくことを念頭に置くことで、いつもの仕事も違った視点から見られるようになるのではないかと思います。
相手に少しでも明るく前向きな気持ちになっていただけることがエンターテイメントの力だと思いますので、自分たちの仕事におけるエンターテイメントを提供できるように心がけたいと思います。
- 言葉は何のために使うのか?
土肥 宏行言葉を何のために使うのか。
- 自分の意見を伝えるため
- 相手を幸せにするため
- 自分をわかってもらうため
- 相手をもっと理解するため
- その場をもりあげるため
- 相手にミスなどを気づかせるため。
普段コミュニケーションをとる時に皆さんはどれを重視していますか。
選択肢の中で自分が重視しているものが、あなたの強みであり、傾向が強すぎると弱みにもなります。
自分の特長をわかっていると、軌道修正がしやすいと思われます。
今まで目の前で相手の反応を見れたものから、ZOOMなど機会が増えるとより言葉が重要となると思います。
- 常識は常々変わる
堺 友樹- 以前は常識であったことも変化をしています。
鎌倉幕府の開設年のように、1192年(いい国)が常識であったものが、今では1185年に変わっています。
IT技術の進歩により、コロナの影響も相まって、仕事は会社に出社して行うものという常識も一気に覆りました。
今現在常識と言われているものも、来月には非常識になってしまう可能性がある世の中です。
その変化に対して上手く対応していかなければならないでしょう。
- 探し物は年間150時間のムダ
山村 佳恵- ビジネスパーソンは年間約150時間をモノを探すことに費やしているそうです。
ある会社では探し物の時間を無駄時間として削減する試みを行っていて、2段階で「片付け」を行っているそうです。
第一段階◆一年間以上使用していない備品は捨てるなどルールを作り、それに乗っ取って不用品をどんどん廃棄する。
第二段階◆必ず誰もが元に戻せる仕組みづくりをする。例えばハサミの枠に切り取った型紙を置き場所に配置する等といった工夫をする。
効率良く仕事をするための環境整備としてぜひお勧めします。
- ずらして価値を再定義する
中澤 正裕- 商品やサービスが売れなくなった時に使える方法です。
当初は自己啓発書として出版していた本を児童向けコーナーに移動したら、ベストセラーが生まれました。
当たり前のことも一度「ずらして」見直すと新しい価値が生まれる可能性があります。ポイントは、思い込みや経験値などを一度捨て、ターゲットを限定せず、ずらせる場所や人を探すこと。ユーザーの声をよく聞き、よく観察すること。
新しいものをつくるだけだけがイノベーションではなく、「価値の再定義」でイノベーションを起こすこともできるのです。
- 信頼関係とは安心感である
江原 智恵子- 信頼関係とは一言で言うと安心感だと思います。
信頼関係は時間をかけて少しずつ構築するものですが少しの疑念が生じると簡単に崩れてしまうものです。
特にレスポンスが遅いのはよくありません。
お客様からの質問にすぐに回答が難しい場合でも、とにかく何かしらの反応を返すことが大事です。
お客様は回答を早く求めているではなく、反応がないことに不安を感じてしまうものだからです。
信頼関係を築くためには相手の立場になって考えることが大事です。
- 相手も自分もストレスフリーを目指す
丹下 優子- ある程度のストレスは物事のモチベーションとなることがありますが、必要以上に溜め込むと生産性を落とすことにつながります。
仕事を先延ばしにするなどの自分のクセを見直し、自分で自分にストレスを作り出さないよう努めたいです。
また、この人と仕事をしているととても気持ちがいいな、という人がいます。
相手にとってどんなことがストレスになっているかを想像しながら、小さなことでも改善していけたら、仕事の質が上がるのではないかと思います。
- 事実をそのまま受け入れる
丹下 優子- 篠山紀信さんの人生が変わったきっかけがあるそうです。
それはリオのカーニバルへ取材に行った時のこと。
道の反対側に渡ろうと、パレードを無理やり横切ろうとしても何度も跳ね返されてしまった篠山さん。
そんな時、半ばやけくそでサンバのパレードに参加し始めたところ、ス~と向こう側に渡れたのだそうです。
「あ、こういうことなんだ。全部受け入れちゃえばいいの。」
というのは篠山さんの言葉です。
反発するのではなく、まずは全部を受け入れることで、道が開けることがあるのかもしれません。
- 2:3:0の法則
工藤 正悟- コロナによってテレワークが普及。
社員一人一人に細かなタスクを課し管理する会社が増え、組織はより文鎮型になりました。
これにより、以下の事象が発生しました。
①一人一人の働きぶりが一目瞭然に
②管理職が不要に
2:6:2の法則の中間層には管理職も含まれます。
中間層の6のうち管理職やパフォーマンスが低い社員、そして下位の2が不要となり、2:3:0の時代になると言われています。
- プロスポーツ選手の勘の凄さ
竹内 純子- プロスポーツ選手が自分の勘でたどりついた練習法が、最新のスポーツ心理学で正しいことがわかってきています。
サッカーの中田選手は、PK練習であえて失敗を蓄積することで、緊張で力んだ時でもゴールを決められる状態を作っていました。
野球の長嶋さんは、大リーグに行った松井選手のスイング練習の音を電話で聞きアドバイス。
ベストスイングをフォームではなく音で判断でき、擬音語や擬態語で理解しあえるレベルの選手ならではのエピソードだと思います。
- 信頼関係とは安心感である
江原 智恵子- 信頼関係とは一言で言うと安心感だと思います。
信頼関係は時間をかけて少しずつ構築するものですが少しの疑念が生じると簡単に崩れてしまうものです。
特にレスポンスが遅いのはよくありません。
お客様からの質問にすぐに回答が難しい場合でも、とにかく何かしらの反応を返すことが大事です。
お客様は回答を早く求めているではなく、反応がないことに不安を感じてしまうものだからです。
信頼関係を築くためには相手の立場になって考えることが大事です。
- マイナスをゼロではなく、いかにプラスにして帰ってもらうか
土肥 宏行- 佐藤義人さんは昨年のラグビーW杯を裏で支えた名トレーナー。
なぜ多くいるトレーナーから彼が選ばれるのか?
1つは彼の施術の「即効性」ではないかと思う。
ラグビーのW杯は3日で次の試合になる。
怪我をしている選手を次の試合までに送り出してきた。
そして彼の信念。
痛みをとるだけでなく、マイナスをゼロではなく、いかにプラスにして帰ってもらうか。
治すだけではなく、ケガをしないためのトレーニング。
それを伝えていく彼の姿、気持ちに信頼がうまれているのではないか。