SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和3年12月)
- 月曜日の朝は仕事をしない
中澤 正裕業務時間内において1週間に2時間は自分を磨く時間として学習の時間を設けることを推奨されている企業があります。
ある人は、当初金曜の朝にその時間を設けるようにしていたそうですが、日々の業務に追われて結局はできなくなってしまっていたそうです。
月曜朝にその時間を設けて、その時間に顧客対応などは行わないようにしたそうです。
その結果、日曜日の夜に憂鬱にならなくなったり、仕事へのモチベーションにも変化があったそうです。公にそのような時間がない企業である場合は、いつもは金曜日に整理していた書類やデータを月曜日の朝にやるようにするのもよいでしょう。
時間の使い方で仕事へのモチベーションにも影響があることを意識していきましょう。
- 従業員エンゲージメント(愛社精神)を高めると会社はよくなる。
丹下 優子パプアニューギニア海産という会社では、“嫌いな仕事はやってはいけない”というルールがあるそうです。
また、好きな時に来て好きなだけ働いていいという決まりも。働き方の多様性を認めてもらっている従業員は、足りない所を補い合い高め合い、商品の品質も業績も向上しているそうです。
自分の能力を発揮して、務めている会社に貢献しようと思う気持ちのことを従業員エンゲージメントというそうですが、これが高い会社のほうが物事がうまく回っているそうです。
全ての会社でできることではないかもしれませんが、従業員に気持ちよく働いてもらい、より一層貢献してもらえる仕組み作りは、参考にできるところがあるかもしれません。
- 高級飲食店はアンケートを取らない
工藤 正悟脳科学者 茂木健一郎さん曰く、高級な飲食店ほど「食事は良かったか、おいしかったか」などのアンケートは取らないそうです。
アンケートを取らなくてもお客様の様子を見ていれば良かったかどうかは分かるからだそうです。
逆に、アンケートを取る飲食店は上手くいっていないことが多いとのこと。この話はアンケートを取るべきかどうかという話ではなく、お客様の反応を見ているかというサービスの本質が表れています。
「料理を提供する」が仕事ではなく「お客様が満足するサービスを提供する」意識の差であり、常に評価はお客様の中にしかないことを意識している差が表れています。
- 楽しむ力
江原 智恵子マラソンの高橋尚子選手がシドニーオリンピックで金メダルを取った時、レース後のインタビューで最初に言った言葉が「楽しい42.195キロでした」という言葉でした。
辛かった、苦しかったではなく、「楽しかった」という言葉は意外でした。同じように、周りからみると大変だろうなぁと思う仕事でも、やっている本人は意外と楽しんでやっていたりするものです。
「楽しむ力」がある人にとっては、どんなことでも楽しむことができるのだと思います。
楽しい仕事がどこかに転がっているわけではありません。
自分自身で何でも楽しもうという気持ちが大事だと思います。小さなことでも仕事が楽しいと思えることが続けていく原動力になると思いますので、自分なりの仕事の楽しみをみつけて頑張りましょう!