SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和3年11月)
- お店のスタイルにお客が合わせる
竹内 純子都会から離れたエリアで、店主一人で独自のスタイルで営業するお店が結構あるそうです。
普通に考えると、メニューが少ない、時間がかかる、車でしか行けないと不便なことばかりに思えます。
成功している例は、一日一組だけの一軒家レストランです。
数か月先の営業日が発表されたら、メールで申し込み抽選予約となり、すぐ満席でほぼキャンセルもないそうです。
コロナになってから、こういった「お店の人もお客さんも少人数で、人の少ないエリアのゆったりしたお店」を、限られた機会に利用したいと感じる人も増えたようです。本来であれば不便なはずのお店のこだわりが、コロナで価値観が変わり、他のお店にはない魅力になってくるのかもしれないなと思いました。
- マーケットの未来をみる
江原 智恵子今後ますます少子高齢化、人口減少が加速することは誰もがわかっていることで、コロナ禍が落ち着いた後もこの事実が変わることはありません。
むしろコロナ禍になって消費が大幅に減少したことは、人口減少後の国内マーケット縮小を早い段階で実感することになりました。これからは少子高齢化、人口減少という変えることができない事実によって世の中がどう変わるのか、マーケットの未来をみる力が必要になります。
今後は未来をみながら相手にとって必要となるサービスは何かを考えながら仕事を創造する必要があると思います。
- 毎日一生懸命、当たり前のことを当たり前に
土肥 宏行アメリカのメジャーリーグ(野球)、サンフランシスコジャイアンツの「ブルペン捕手」から「アシスタントコーチ」になることが決まった植松泰良さんの言葉です。
1年間以上のコーチ契約は日本人では植松さんが初だそうです。
植松さんがどうやって信頼を得たのか。
ブルペン捕手の仕事は、当番直前のピッチャーのボールを受けマウンドに送りだすこと。
言葉にするとシンプルな仕事ながら、植松さんは自分なりの色を出すことを意識した。
キャッチングをする時にミットの芯で受けると「スパーンッ」と快音が響く。
アメリカでは周りにこのようなキャッチングをする人がいなかった。
超一流のピッチャーの球を毎回ミットの芯で受けるのは至難の業で、高い集中力と技術が必要。
だが毎日毎日続けた結果「気持ち良く投げられた」「球が速くなる感じがする」とピッチャーから信頼されるようになった。
- 一番を決める
堺 友樹例えば、2つの効果を期待したいと思い、ハーブティーを購入するとします。
①アレルギー改善
②冷え性改善
しかし、どちらかしか取ることができない時には、迷うことがあります。
迷うときには1番欲するものは何かを決めることです。
仕事では、お客様の1番欲するものは何かをお客様に決めてもらうこと。
物事を決める時には、1番が何かを決めることが重要だと思います。
- 「みる」には二種類ある
山村 佳恵「みる」という動作には確認するだけの「見る」としっかり観察する「観る」があります。
百貨店の伊勢丹のスタッフは観察能力に長けた人が多いそうです。
売り場に来たお客様を早くから観察することでお客様にとって的確なアドバイスをすることができます。
また、京都の伊勢丹のスタッフは来店したお客様が東京から来てその日に帰る事を観察で見抜き、京都はその日は快晴だったのですが東京は雨の予報だったため品物に雨除けのビニール袋をかけてお渡しし、お客様を感動させました。私も業務中は「観る」方を常に意識したいと思います。