スタッフのおすすめ
- WinWinのサービスを提供する
江原 智恵子コロナ禍において医療の現場もサービスの形を変えています。
オンライン診療や電話診療です。このサービスは病院側と患者側の双方においてWinWinであると思います。
病院側は感染対策としてなるべく患者に接触せず短時間で効率よく診療できる。患者側も待ち時間などの負担も少なく早く診察を受けることができる。
双方にメリットがあるサービスです。
①相手が求めるサービスを提供する。
②サービスを提供する際には生産性を下げないようにシステム化する。
③緊急時にはスピード感が相手にとっての満足度になる。
この3つを意識したサービスを心がけたいと思います。
- 空気を読む力はあるけれど、あえて読まない判断をする奴が、本当に空気を読めるやつ
土肥 宏行空気を読むというと、相手に同調したり、その場の空気を壊さないというイメージです。
ただし仕事においては、人間関係の維持を仕事の本質、大事なものより優先させてはいけないでしょう。
仕事は、人とは違う気付きやアイディアをどんどん出して、積み重ね、上書きして作っていくものだと思います。
時には異論として、時には反論として。
だから良い仕事をするには、あえて空気を読まず、空気を壊していく姿勢も必要になります。
ただし何でもかんでもぶち壊して孤立しては意味がありません。
そうならないよう普段から信頼関係を築き上げ、ストレートな言い方などお互いにできる風土を作っていくことも大事です。
- 節税について
堺 友樹節税と思っていたことが脱税で逮捕される事件が起きたり、You Tubeでも税理士が『所得税をゼロにする方法』などを紹介したりしています。
中身を見ると税金を下げることを目的として損をしていると思われるようなことばかりですが、こういったことに影響される人も多いのが現実に存在していると思います。我々は相手に儲けてもらうこと一点に集中すべきで、他の税理士と集中すべき点が違うことを認識しなければならないと思います。
- 努力は嘘をつく
山村 佳恵フィギュアスケーターの羽生選手はインタビューで「努力は嘘をつく」と言っています。
「努力が嘘をつかないのだったら、やっぱり練習量が一番多い人が毎回毎回優勝できると思う」だから努力は嘘をつく・・・のだそうです。
また羽生選手は、「努力は嘘をつくけども、努力の正解を見つけることこそが大切」だとも言っています。
この意味を私なりに解釈すると、ただ時間をかけて闇雲にこなしていくのではなく、自分なりに考えをめぐらせながら努力をしていくことだと思います。仕事の上でも目の前にある仕事をただ時間をかけて力業でこなしていくのではなく、常に頭のすみで効率化などを考えたりしながら進めていくなど、こういったことが行動が努力の正解になるのではないかと考えます。
- ペース配分と力配分をコントロールする。
丹下 優子400m走の極意は“ペース配分”
400mすべて全速力のようだが、実際にはスピード維持のタイミングで体力の温存を図ることがコツ。
何においてもずっと全力投球はできない。そでは逆にパフォーマンスが落ちる。
雑にやれという意味ではなく、自らの能力100%で臨むことと、30~40%の力で完成させる事柄のメリハリをつけることで、本当に重要なところに120%の力をもっていくことができる。
要は、自らが『長く早く』走れる方法を見つけ出し実行することが生産性を上げるポイント。
- 危機感の継続期間
工藤 正悟民間リサーチ会社が週刊でアンケートを取った結果
①1,000人調査
コロナへの意識が大きく変わった出来事1位3月下旬(五輪延長、志村けん死去)26%
2位4月上旬(定額給付金、全国緊急事態宣言)18%以下、2020.6月まで10%以下
②3,000人週間調査
コロナに対し不安がある人の割合3/23…72.8%
3/30…81.7(五輪延期3/24、志村けん死去3/29)
最大は4月上旬83.6%
その後6月下旬64.7%までゆるやかに減少
80%を超えていたのは3月下旬~4月下旬の1か月のみ
その後、2021.7月まで80%超なし。70%台をいったりきたりコロナでも不安感が1ヶ月しか持続しないので、仕事においては「こういうことに気を付けよう」や「これを意識しよう」程度の警戒は1か月も持たないのではないでしょうか。
- パラダイムシフトについて
尾﨑 清真コロナ禍において、世界全体でパラダイムシフトが起こり、リモートワークの普及など、目まぐるしく様々な出来事が変わる中でも変わらず大切なこともある。
数年前より言われるようになったフィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)はこれから先も大切なことであり、様々なことが変化する中でも、The SMC wayの「お客様に関する方針」にもあるように相手の立場に立った考え方をしっかり持っておくことが大切であると思います。
- お得意様が損をする 中国のダイナミックプライシング
竹内 純子中国のネット通販ではビッグデータをもとに分析され商品の値段が変わるダイナミックプライシングが使われている。ここでおもしろいのは、お得意様が高い価格になっていることだ。
日本でも飛行機のチケットが時期によって変わることは定着している。
中国はさらにスマホから個人情報を集め、その人が許容できる価格を算定する。高級住宅地に住んでいたり、iphoneを持っていると価格が高くなったりするそうだ。さらに使い始めは安く、お得意様には高い値段が表示される。
これは中国ならではの「たくさん買った人」が得をするのではなく、これから「たくさん買うであろう人」が得をするしくみになっているからだ。こういった方向に進むと、サイトに利益をもたらさない人や、返品が多い人などはか価格でふるいにかけられて排除されていく可能性もある。
- 成功を派手に応援する
土肥 宏行スティーブジョブスやアマゾンの創業者達に彼がいなければ成功できなかったと言わしめるほどの影響力を持った人ビル・キャンベル。彼は人の最良な部分を引き出す。
ある時Amazonで社員が取締役に対し製品の説明をしていると、その場にいたビル・キャンベルは、立ち上がって大きな手拍子を5回したそうです。
「君たちのやっていることは間違ってない、そのまま進め!」と言う気持ちになる。
たった一つのジェスチャーでその場の全員に弾みをつけたのだそうです。Amazonではこのビル・キャンベルクラップ(BCC)をチームの文化に取り入れている。ミーティングで何か良いことを発表すると、全員で大きな手拍子を5回するのだ。オリエンテーションでは手拍子の練習までさせている。
手拍子で彼らの成功を派手に応援する。SMCでも皆で成功を応援したいと思い紹介しました。
- ルールについて
堺 友樹テニスの4大大会のうち、全英オープンでは厳格なルールがあります。
それは、選手は白を基調としたものを身につけるというルールです。
それは汗を見せないためであり、色付きのシャツより白シャツの方が汗を見えにくくし、見た目も良いためという理由です。ルールは必ず、理由があって存在します。よってルールを守ることが原則です。
しかし、最近のシャツは鹿の子シャツより吸汗性に優れたものも多々出てきています。
ルールに必ずある理由が変わるなら、臨機応変に我々も変わる必要があると思います。
- 怒りをコントロールする
山村 佳恵最近よく聞く「アンガーマネージメント」を怒りの段階別にご紹介します。
レベル1:まだ怒り初めの段階。怒りのピークは6秒といわれています。その場を離れるなどして6秒間耐えれば弱い怒りなら自然と引いていきます。
レベル2:怒りが態度や言葉に滲み始めてきた段階。あらかじめ、怒った時に言うセリフを決めておくのが有効です。そのセリフを思い出すプロセスも冷静になるのに良い時間になります。
レベル3:怒りが抑えきれずに前面に出てきてしまった段階。怒っている自分を上からのぞき込んで見ているいわゆる「幽体離脱」しているイメージを頭に描くのが効果的です。他人の視点で自分の姿を見ることができますので、一気に怒りの感情がひきます。
怒りの感情に振り回されないためにぜひ参考にして頂ければと思います。
- 礼に始まり、礼に終わる
中澤 正裕柔道で金メダルを獲得した阿部一二三選手は、優勝が決まった瞬間、畳の上では、喜びませんでした。
武道の精神である「礼に始まり、礼に終わる」という精神から来ているものです。礼をわきまえることは人間関係をスムーズに、関係を良好にすることにつながると思います。
礼というと、挨拶、会釈という行動にフォーカスしてしまいがちですが、相手に対して尊敬・感謝できる心の持ち方が大事だと感じました。
良い仕事をするにはお互いの良好な関係が重要だと再認識させられました。
- 人生の主要財産
工藤 正悟アメリカの投資家、ウォーレンバフェットが言った言葉です。
皆さんに想像してほしいのですが、人生において1台の車にしか乗れないとしたら、あなたはその車をどうしますか?大切に扱いメンテナンスをするでしょう。ここで言う人生で1台しか乗れない車とはあなたの体と心です。
自分の事となると適当に扱いがちですが、車と同じように扱うのであれば手入れをし、時間をかけてじっくり強化する必要があります。
体と心は替えがきかない財産です。
- 自分の思い、考えを自分で伝える大切さ
尾﨑 清真伝説のプロバスケットボールの選手である折茂選手が自身のチームの存続ため、自ら経営者となり、資金集めのために、自らの思い、考えを
必死に伝えたことで、資金を集めることに成功し、チームを続けることが出来ました。
資金を提供した、ある法人の代表者が折茂選手の思い、気持ち、考えが良く伝わってきたので資金を提供することに決めたとの話しがありました。
自分が本気で思い、考えたことを自分の言葉でしっかり相手に伝えることが大切であると感じました。
- 主体性が育つと自己肯定感が上がる
竹内 純子東京の公立中学を改革した校長、工藤勇一さんの言葉です。工藤さんは宿題・定期テスト・担任制など当たり前だったことをなくしました。主体性を一番に考えているからです。今は誰かが決めたものを与えられるのを待って、自分で行動できない子が多いそうです。子供の主体性を育てるには
①どうしたの?
②あなたはどうしたい?
③何か手伝えることは?
という三つの言葉を使うそうです。②のどうしたいか考えさせることが重要だそうです。
主体性を持つことで、問題点を見つけ、自分で解決策を見出し、達成感を得ることで自己肯定感を持てるのだと思います。
- 笑って免疫力を高めよう
江原 智恵子笑うことで免疫力は高まるそうです。
「笑いは百薬の長」とも言われていて笑うことで免疫細胞が活性化され免疫力が高まるそうです。免疫力が高まると病気になりにくくなります。レスリングの浜口京子さんは「わっはっはー」とあえて言葉に出して笑っています。やってみると本当におかしくなってくるので不思議です。
辛いことがあってもなるべく笑って過ごすよう心がけていれば、免疫細胞が病気をやっつけてくれると信じて、いつでも笑顔でいるように心がけましょう。
- Well being と効率化
土肥 宏行幸福度ランキングで世界一のフィンランド。
人口は少ないし、環境も良くない、4時には皆帰宅し、コーヒーブレークを大事にしているのに、GDPは日本の1.25倍もある。国民が効率的に成果を上げることを考え実行しているから、家事だって夫婦で分担して成果を上げている。
フィンランドの仕事の文化を語る上で大事になるのはWell beingという考え方。
身体的、精神的、社会的に良好にある状態を意味するらしいが、Well beingでなければどんな成功も意味がない。
効率を追求すると良好な状態が失われていく相反する考えのように感じるが、実はそうではない。
いつも夏休みの後にものすごい集中力でこなしていくフィンランド人は、リフレッシュと効率を上手くリンクさせ自分の幸福に繋げているのかと思います。
- アニメの力
堺 友樹ドラゴンボールの孫悟空役の声優として有名な野沢雅子さん。
あるとき、病気の息子を持つお父さんから色紙が欲しいとの手紙をもらい、その子のためにテープに孫悟空の真似をして吹き込んで送りました。
その子は半年後の映画公開までは命が保たない医者にと言われていましたが、映画公開初日に映画館でその映画を見ることができたそうです。
お父さんから再度手紙をもらいましたが、医者からの手紙も同封されており、その医者がいろいろな手を尽くしても出来ないことをアニメの力でやってしまった。これって凄い力だという内容の手紙でした。いくら勉強(経験)しても敵わない、そのような力で、仕事ができるようになりたいと思いました。
- 視覚の効果を利用する
山村 佳恵感覚の中で人間に対し最も強い影響力を持っているといわれる視覚。視覚の効果を利用した例を二つご紹介します。
一つ目は健康促進に用いられた例です。
アメリカの大学病院で働くスタッフの人達の食堂の飲み物の冷蔵庫にはもともとコーラしか無かったのですが、そこに水のボトルを追加し、さらに水のボトルだけが入った冷蔵庫を増やして目に入りやすいように食堂のいたる所に置きました。するとコーラを手に取る人の割合が3割減ったそうです。二つ目は売上の促進に用いられている例です。
コンビニにはゴールデンラインというお客さんの目に留まりやすい陳列場所があります。そこに置かれた商品はなんと売り上げの8割を占めるとの事。普段から視覚による効果を意識すれば、効率よく良い行動につなげていけるかもしれません。
- 見せ方で印象は変わる
中澤 正裕皆さんは世の中を裏で操っている組織があると思いますか。私は都市伝説が好きだから、なんとなくあるのかなと思っています。受け取った情報を全て信じるのではなく、その中で、メディアやSNSで流れていることの本質を見極めることが大事だと思います。
世の中で起きていることの本質を見抜き、自分の考えを持って選択していくこと、見せ方で人の印象は大きく変わること。この2点で相手の動き、自分の動きも変わってきます。
- 決断を誘導する(促す)方法を工夫しよう。
丹下 優子「このアルコール消毒液はポンプを最後までしっかり押してください」と書いてあると、だいたいの人はしっかり1回押すと思います。
「1回で十分なので複数回押さないようご協力ください」と書いてあるよりこちらも気持ちよく、そしてお店側の意図通りに消毒液の節約にもなっています。お弁当を450円から500円値上げしたい時は、300円と500円と700円の3択を用意するとよいという話もあります。心理として真ん中の500円を手にとることが多く、こちらもスムーズに値上げに成功する事例です。
表現の仕方、選択肢の見せ方で、お客様の行動(決断)を促すことにつながるとしたら、いろいろ研究してみるのもおもしろいと思います。
- 科学的に とは
工藤 正悟文科省が定義する科学の基本的条件
再現性、実証性、客観性
- 再現性…その検証方法が誰がいつやっても同じ結果がでること
- 実証性…その検証結果が実証可能であること
- 客観性…その結論は検証結果から得られた情報で判断されるべきであること
再現性のある方法で客観性のある結論を出し実証性を確かめる
仕事においては100%を求めない、特に実証性は求めない。目の前のお客様の問題が解決すれば良いだけだから。
故に思考の飽和点が発生する。経営のコックピットは再現性がある方法(仕事)で客観性を持った結論を出す、結論は仕事からしか生まれない。
大事なのは仕事を科学する思考、それを70、80%の再現性を持った結論が成功パターンだと思う。
- わかりやすいものが喜ばれる時代
竹内 純子映画を早送りで見る人が出てきている。
ネットフリックスの速度調整機能がついたことがきっかけだと言われるが、他にも理由がある。
- 作品が多くストーリーだけ知れば十分と考える人が増えた
- 映像作品以外にも、SNSなど情報を取りたいものが多く時間がない
- セリフや文字表示でわかりやすいコンテンツが増えた。
無駄を省き、最短距離で情報を知りたい人が増えているということだと思う。
売り物となる商品についても、今後よりオープンに瞬時にわかりやすく伝えていく必要があるのではないか。
- 他人に認めさせるのでなく、自分で認める
江原 智恵子誰にでも欠点があるのに自分の欠点ばかりに目が行ってしまうと、自分のよいところを伸ばすことができなくなってしまいます。自分の得意なところは自信を持って自分にはこれができると自分で自分を認めてあげることが必要です。
自分を認めるということは自分の自信や信念につながっていきます。日常生活の中でいろいろな経験を積んで、できたことを一つ一つ認めてあげることが自信につながっていくと思います。卑屈になって自分を粗末に扱わないためにも自分で自分を認めてあげることが大事です。
- 値引きは「お客様への裏切り行為」だからしない
土肥 宏行ワークマンの「しない経営」という考えが面白い。
平日に服を買った後に、同じ商品が週末値引きされていることを後で知る経験はないでしょうか?何かを買う時、価格は大事で、金額が合わないときは別の日に改める時もあるかと思います。値段をみて、買うまでに2、3回検討する。
ワークマンは作業服を売る会社です。最近ではキャンプなどで使う人が増えましたが、実はアウトドア用に開発したものはないそうです。
低価格で高品質の商品を扱っていて、普通、撥水、完全防水というように機能が追加されると1900円、2900円、3900円と金額が変わる仕組みになっている。お客さんは、ワークマンが他社にくらべて安くて機能が良いことを知っている人が多い。だから機能やサイズは見るが、全く値札を見ないで買い物をしている。手に取ってからレジにすすむまでの時間がとにかく早いのだそうです。絶対的な信頼感があるからだ。もし土日だけ値引きを始めたら、それは定価で買ってくれたお客さんに対しての裏切りになる。
値引きをしなくても売れる商品を作ることが基本。値引きは手間がかかり、一部のお客さんだけ得をして不公平だ。「しないこと」の長年の積み重ねが、ワークマンへの絶対的な信頼につながっている
- 慣れの良し悪し
堺 友樹【コロナ慣れ】とか【宣言慣れ】などのように、慣れと言われるとなんだか悪いイメージの言葉のように思えてしまいます。
しかし、良い意味の慣れという言葉もあります。
仕事に慣れる・体が慣れるなど、状況に順応する・習熟するという意味がそれに当たります。状況に慣れることによって最善を判断するということをしなくても最善となる結果をもたらすのが慣れだと思います。
では、慣れがなぜ悪いイメージになっているかというと、慣れには慢心という部分が存在するからだと思います。
そして、慣れを悪いイメージから良いイメージに持っていくためには、今ある最善が本当に最善か?という意識を持って慣れていくということが必要です。仕事でも、たまには初心に戻って慣れている部分をもう一度やり直すということも必要だと思います。
- キリの悪いところで終わらせる
山村 佳恵脳には「終わっていないタスクをそのタスクが終わるまで無意識のうちに処理し続ける」という特性があるそうです。
この特性を活かせば、あえてキリの悪いところで仕事を終わらせることで仕事をしていない時間も脳が自動的に情報を処理してくれます。そのため仕事を再開した時もスムーズに仕事にとりかかることができます。
しかし、注意点が一つ。
仕事以外の自分の趣味などに関してはキリのよいところで終わらせないと、頭の片隅でそれについて考えてしまい仕事に集中できなくなります。
脳の特性を意識してどこで仕事や趣味を区切るのか考えてみると時間を効率的に使えます。
- 都合のよい条件に、人は金を払う。
丹下 優子おじいさんが孫のためにペットのウサギを探しています。ただどんなウサギがいいのか本当に飼えるのか不安だらけ。いくつか店を回り、ある店長よりこんな提案を受けました。
①交換自由
②飼育のレクチャー付
③当面の餌付
④後払い(孫が気に入ればその時に支払でOK)他の店より少し価格は高かったのですがおじいさんは即注文しました。
おじいさんは何にお金を払ったのか?それは、格安のウサギでもなく質のよいウサギでもなく、“都合の良い条件”でした。
おじいさんの疑問や不安をすべて解消してくれた提案に支払いをしました。お客様が断る理由のない提案買わずにいられない条件は何か?
自分の商品について今一度考えてみるきっかけになるのではないでしょうか。
- 差別化は利益を保証しない
中澤 正裕商品やサービスを販売する際に競合他社との差別化をみんなが追求すると思います。
差別化の為には開発、広告、販売、人、相当の費用がかかります。
差別化をして高い価格設定ができたとしても、差別化のための投資に対する利益率はどんどん下がってしまいます。投資に対して利回りがしっかりと確保できているのかという点に注目すべきです。
投資家はそのような視点で投資先を考えているそうです。経営者感覚、投資家感覚、両方持ち合わせて顧問先のことを考えてみても良いかもしれません。
- なぜ?どうして?を活用する
丹下 優子「○○の資料貸してください?」と聞くのであれば、
「今度のプレゼンで参考にしたいので○○の資料貸してください」
と一言加えると、
「それだったら○○もいいけど△△のデータが有効だよ!」
という具合によりベターなものを手にいれることができます。仕事を依頼する時依頼を受ける時も、この仕事はこういう事で役に立っているよということが伝わることで、やりがいが増すこともあるのではないでしょうか。
なぜ必要なのか?どうしてやっているのか?を少し意識することで効果効率のアップを図ることができると思います。
- 努力する方向性を間違えない
江原 智恵子同じように努力をしても成果が出る人、出ない人がいます。必ずしも努力=結果ではないのが現実です。
世の中にはいつくかの法則が働いていて、その法則の流れに反するといくら努力をしても報われないようです。つまりうまくいかないのは単に努力が足りないのではなく、頑張り方が違う又は頑張るポイントがずれているということです。
水が入ったコップを持っている手を放せば落ちることは決まっています。手を放しておきながら落ちないように必死に頑張っても無駄です。
頑張るポイントはここではありません。
コップを放さないためにどうすればいいかを考え行動することが大事です。
- イメージ戦略の重要性
竹内 純子片付け術のビジネスで成功したこんまりさんは、「人生がときめく片付けの魔法」という本を、50万部が限度といわれた片付本の中で1200万部売り上げた。
そのイメージ戦略は
①「ときめく」というキーワード
②片付けに精神的な要素をとりいれるという二点。①ははじめ女性受けする「プリンセス」といったキーワードを考えていたが、ターゲットを広げるために変更された。
②は物に感謝をして捨てるといったところを重視し「人生を整える自己啓発本」として評価された。
海外進出時には「禅」のイメージも取り入れている。
長く広く定着させるにはイメージ戦略が重要になる。
- 売る相手と商品がマッチしていない
工藤 正悟お笑い芸人の仕事の特性は認知度と人気度に分かれるそうです。
お笑いライブは人気度の仕事、イベントやテレビは認知度の仕事だそうです。
オリエンタルラジオ中田さんはテレビ出演で認知度が高まっていた時にネットサロンを開いたそうですが、人が全然集まらなかったそうです。
その時に既にネットサロンを開いていて成功しているキングコング西野さんに相談したらしいです。当時、キングコングはテレビ出演が少なく、認知度は低かったそうです。
認知度が高い方が失敗し、認知度が低い方が成功している理由は何か?
ネットサロンは「信用できるこの人の話が聞きたい」という人が買う。
テレビにたくさん出てると綺麗ごとばかり言う信用できない人になります。
テレビに出ないでも信用してもらえる情報を発信し、ハマった人からの人気を得る。
ネットサロンで売れるには信用してもらいコアなファンから人気を得る必要がある。テレビで求められている「認知」とコアなファンからの「人気」は違うから中田さんは失敗したそうです。
- 便利の先にあるもの
堺 友樹世の中、便利なものがどんどん出てきています。
しかし、便利な故にダメになったものもあります。
例えば、パソコンが世に出回ってから日本人は漢字が書けなくなっています。
また、ファブリーズのように本来は一時的に使われるものが洗濯をしなくても良いという風習ができたりしています。
便利な反面、本来やらなければならないモノも出ています。私達は便利によって本来やらなければならないことを見失わないようにしなければならないと感じています。
- 長期的な目線で仕事をする
中澤 正裕スポーツの試合において「捨て試合」「消化試合」という言葉があります。
負けが決定的な試合などで、体力の消耗などを抑えるために試合を進めることです。
主力選手を出場させずに、控えの選手や若手の育成の場として出場機会を与えます。
年間での優勝を目指すチームの作戦の一つでもあります。
このように年間で数多くの試合をこなすスポーツでは長期的な勝利を目指して戦略を練ります。仕事においても長期的な成果を求めていきたいと思います。
毎日全力でできればいいですが、息切れしては意味がありませんので、長期的な目線で仕事をするということを実践していきたいと思います。
- 思考の80%はネガティブ思考
山村 佳恵人の思考の80%はネガティブ思考だそうです。
著名人がボランティア活動をしていてもさほど記憶には残りませんが、逆にスキャンダルを起こした時は世間から関心をもたれます。
このようにネガティブな思考はポジティブな思考よりも人への影響力は大きいのです。
ネガティブ思考を止める方法として3つご紹介します。
- その時々の幸せをかみしめる
- 楽しかったことを家族に話してみるなどして意識に刻む
- 嫌な思考が浮かんだら、紙に書きだしてしまう
ネガティブ思考が頭をよぎりましたら、これらの方法を実践しようと思います。
- 誰かに言いたくなる情報をプレゼンに潜ませる
竹内 純子プレゼン講師の澤 円さんの言葉です。
プレゼンや説明では誰かに言いたくなる情報を入れると良いそうです。
①具体的な数字を入れる
例えば93%は「全てのお金のうちオンライン上に存在する割合」です。
こういった数字を入れると、「出回っているお金のうち現金は7%しかないらしいよ」と別な人にも教えたくなります。
②曖昧な表現をさける
例えば「いつも」という言葉をさけ、具体的な数値にする こういったことで説得力が上がるそうです。プレゼンに限らず、社内の連絡や日頃の会話でも意識すると良さそうです。
- 原因を広く突きとめる
土肥 宏行1800年代のヨーロッパでは病院でのお産が増えていたのですが、産後に死亡するお産が増えていました。
死亡の原因は産褥熱でした。
ただ困ったことに医師達がみる患者は、助産師たちがみる患者よりも産褥熱で死亡する率が圧倒的に高かったのです。
医師のゼンメルワイスは疑問に思いありとあらゆる原因を探るのですがわかりません。
ある時4か月ほど他の病院で仕事をすることになった。
戻ってきた時、自分のいない間なぜか死亡率がかなり下がっていた。
そこで初めて自分に原因があると気づきます。
当時医師たちは死体を使った研究もすれば生きた患者の治療もしていた。
手洗い消毒をしていなかった当時、死体についている何か悪い菌を医師が患者に運んでいたのです。産褥熱の原因は菌だったのですが、自分が原因であることを除外していたことこそが、多くの死者を出してしまった本当の原因だったという話でした。
- 自分を中心に据えて心のバランスをとる
江原 智恵子今の時代、めまぐるしく世の中の状況が変わり、求められることも多い中で心のバランスを崩してしまう方が多いと思います。
特に今年はコロナ禍で今までのように家族や友人に会うことができない中、そのような方が増えているのではないかと思います。崩れてしまった心のバランスを基に戻す時に「やじろべえ」を意識するとよいそうです。
やじろべえがバランスを保っていられるのは真ん中に軸があるからです。
この「やじろべえ」の軸に自分をしっかりと置いて物事を考えるようにすると、仮に考え方が悪い方に傾いてしまっても、もう片方の良い方に重りを置いてバランスを保つことができます。自分の心のバランスを保つには「やじろべえ」を意識してみると良いのではないでしょうか?
- 免疫力を高める
堺 友樹人間には免疫力が備わっています。外部から体内に異物が侵入したときに、それを排しようとする力です。
免疫力を高めるのに簡単にできる方法が予防接種です。私もインフルエンザ予防接種は理由があって受けていませんでしたが、今年は受けました。
インフルエンザに対する免疫力を獲得するためですが、思いも寄らない免疫が付くこともあるそうです。
免疫力を高めれば高めるほど、今流行しているコロナウイルスにもかかりにくくなるため、常日頃、免疫力を高める運動や食べ物を摂取していきたいです。
- 異形を恐れるは・・・
山村 佳恵国民的マンガ「ワンピース」に「異形を恐れるは己の無知ゆえ」というセリフが出てきます。
この漫画は連載にあたり多くの反対があったそうです。
主人公がこれまでのヒット作品の主人公と比べて「異形」のキャラなので世間に受け入れられない、というのが反対派の意見でした。
しかし賛成派の人たちがそれほど抵抗感のあるキャラならば逆に読者にとって新鮮味がありヒットする可能性もあると説得して連載にこぎつけたそうです。新しいこと、新しいものは無意識に拒否してしまいがちです。
自分の無知のために成功につながるかもしれないチャンスを逃さないようにしたいと感じました。
- 「座りっぱなし」の時間が長くなればなるほど、死亡リスクが高まる
中澤 正裕「座りっぱなし」の時間が長くなればなるほど、死亡リスクが高まり、肥満、糖尿病、脳卒中、がん、うつ病、認知機能の衰えなどにも影響することが、近年の研究で明らかになってきました。
代謝機能の悪化や血流の低下、血圧の上昇を招くことなどがその原因です。
週末に運動をすれば大丈夫だと思う人も多いでしょうが、運動で相殺するには、中強度の身体活動を1日60~75分は行う必要があるといいます。
早歩き程度のウォーキングを毎日1時間、かなり難しいのではないでしょうか。
となれば、「座りっぱなし」の時間を少しでも短くする方が、実行可能な健康法となります。
具体的に、何分に一度立ち歩けば病気になるリスクが減るのかについては、エビデンスは得られていませんが、まずは30分ごとに3分くらいのブレイクを目標にするといいでしょう。
もし『30分刻みだと仕事に集中できない』という場合は、1時間に5分でもいいと思います。
PCに向き合う時間が多い方は意識してみてください。
- 商品より先に“後味”を売る
丹下 優子後味とは、またあのお店で買いたいな・あの人にまた頼みたいたな・・・という最終的に残る印象です。
良い後味を持って帰っていただくにはマニュアルはいりません。
その代わり、全従業員が持ち合わせている必要のあるもの、それは“良識”だそうです。
良識とは、物事を健全に考えらえること・健全な判断ができる力、常識を時には疑える知恵だそうです。
我々も日々判断に迫られることがありますが、良識を養い、健全な思考や判断ができる機会を増やし、お客様に良い後味を多く残せるようになりたいです。
- 27%の人は知らない
工藤 正悟2:8:2の法則と呼ばれるパレート図をハーバード大学が調査し分類したもの。
- 3%は成功法則を無意識に出来る成功者
- 10%は成功法則を知り、努力をした成功者
- 60%は知っているが行動しない人
- 27%は知らない人
先日、転職支援の仕事をしている人と話す機会があり、転職者から見た会計業界はどうなのかを伺いました。
その方が言うには、転職者の希望を聞いていると、それ会計業界で出来るよ、会計業界がまさにそういう業界だよ、という人が多いようです。3:10:60:27の法則によれば27%の人は自分の希望の就職(成功)が会計業界にあることを知らない事になります。
このような転職者がコンサル業界を希望するそうです。
会計業界に入り希望の就職を成功とするなら、27%にアピールすることが効果的ではないでしょうか。
- 生きづらい世の中です。それでもあなたは幸せになりましょう。
工藤 正悟数年前にインターネットで見つけた言葉です。
昨日、インターネットでコロナによる働き方について調べていた時に、今の時代にこそぴったりの言葉ではないかと感じました。どの会社にいてもずっと働き続けられるか分からない状況です。
リモートワークが普及し、次は働き甲斐改革だと言われています。
ずっと稼げるかを心配しているのに働き甲斐、なんだかミスマッチです。どうすれば良いか、何が正解か分からない中で理屈ばかりが溢れている気がします。
会社も同じではないでしょうか。まずは幸せになろうと思うこと、発信することが必要ではないでしょうか。
リーダーが幸せになる覚悟を発信することで与えられる安心感があると思います。
- ツメが価格勝負以外の世界を広げる
竹内 純子「ネットビジネス進化論」という本にあった言葉です。
ツメというのは、ネットの絞り込みに使われる項目のことです。
価格.comでは製品ごとにプロデューサーがいて、新しい機能が出るたびに追加しています。
ユーザーが知りたいが隠れていた情報がネットで共有され、比較されやすい流れができました。
飲食店の予約サイトでは、go to イートや感染症対策あり、などが最近追加されているツメの一つです。ツメが重要なのは、ユーザーが選択しやすくなるのと同時に、サービスの提供側も価格以外に今求められていることがわかり、そこを強みにすれば集客できるということがわかるということです。
- 報を得ることより情報を選択する力が重要
江原 智恵子スマートフォンの普及により誰でも簡単にインターネットから無限の情報を得る事ができるようになりました。
しかしその情報は全てが正しいとは限りません。様々な情報の中から本質を見極め、自分自身で判断し選択する力が必要になります。
スマートフォンで無限の情報を得ても、そこから自分で選択できなければ何の意味もないということです。
本質を見極める力をつけるには教養が必要です。新聞やニュースなど本質的な情報を提供してくれるツールから得た知識を読書などによって教養まで高めていく必要があります。
- とりあえず言うだけ言ったらイライラがなくなる
土肥 宏行ある漫画のワンシーンです。
「ついに今年も来たか…僕の一番嫌いな6月!一年で最も不愉快な6月!」
「なぜだって?わかりきったこと聞くんだな。6月には国民の祝日が一日もないんだぞ!」
しかし言うだけ言っても無駄だとわかると両手を枕にしていつもの昼寝モードに入ったのです。ドラえもんののび太君のように簡単には切り替えるのは難しいでしょうが、主張せず心の中にしまい込んでいたら爆発してしまうかもしれません。
今はコロナにより愚痴などマイナス感情を出す場が減っているような気がします。
相手を傷つけない、よけいに怒りに火がついてしまう人はダメですが、思いついたことをとりあえず口にしてみてはいかがでしょうか?