SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和4年1月)
- 働かないパン屋
竹内 純子「働かないパン屋」という言葉で「ドリアン」というパン屋さんが紹介された。
週6日午前中だけ働きあとは休むという「働かないパン屋」で、パンは4種類、500gか1kgのシンプルなもので2-3週間持つ。元は多くのパンを作る三代続くパン屋だった。
休業して修行にいったオーストリアのパン屋さんで、仕事が昼過ぎに終わることやパンを廃棄しないスタイルを知った。
手間は少ない代わり、材料にこだわり、手に入る「最高のもの」を使って、薪を使った石窯で焼いていた。
それまで職人が手をかけるほど良いパンが焼けると思っていたが、手間は当然料金に加算される。
オーストリアのお店のやり方ならお客さんは良い素材で作ったおいしいパンを安く買え、働く方も労働時間が半分になる。現在は拠点を田舎に移し、ネット通販のみで週4日労働のパン屋になったが売り上げは変わらず、生活の質が向上したそうだ。
- 地震の備え
堺 友樹阪神淡路大震災から27年が経過しました。
当時大阪に住んでいた人が寝ていた時に目の前に天井が目の前に迫ってくるほどだったそうです。
彼は以前、大きな地震を経験したことがあったようで、次に考えたのがトイレを確保するとこだったそうです。
庭に穴を掘り始め、トイレとして使えるようにしたそうです。
ライフラインや食べ物より、一番苦しむのがトイレだと彼は言っていました。地震の備えは一番はトイレで、特に最近はタンクレス化が進んできていますので、簡易トイレを家に準備しておいたほうが、食べ物を準備するより重要だそうです。
- 帰る場所が定まっている人は、道を踏み外さない
土肥 宏行箱根駅伝は今年も青山学院の選手が強かった。
青山学院大学の原監督は選手たちに「覚悟」を強く求めています。
なんとしても結果を出すという強い覚悟がなければ練習にも身が入らないし、結果にもつながらない。
なぜなら人は怠ける動物だからです。陸上競技部の日々の練習は1日3時間ほど。
残りの21時間をどのように過ごすかで結果は大きく変わりますが、「陸上に集中しろ!」と言われてもできるわけがないのが大学の4年間。
恋もしたいし、映画や買い物にも行きたい。
それは当たり前で、それを止めようとは思わない。
なぜなら自分が何のためにここにいるのかはっきり認識していれば歯止めは自然にかかるから。
陸上競技部のそれは「走る」こと。
そのことをいつも忘れないように生活の拠点を寮にすることは一つの方法です。自分にとっての原点、帰る場所が定まっている人は道を外さない。
- すきやばし次郎の哲学
山村 佳恵東京にある有名寿司店「すきやばし次郎」。
店主の小野次郎さんの仕事の哲学に、細かなことにもこだわるというものがあります。
例えば、お茶を熱々のうちに飲んでもらうためにお客様の食べるペースに気を配るのはもちろんのこと、最初の一杯のお茶の量にも神経を使っています。
またわさびの量もネタごとに微量に変えているそうです。こういう細かなこだわりは割りにあわないというお寿司屋さんも多いですが、目立たないことにも決して手を抜かないことが一流の仕事であると次郎さんはおっしゃっています。