SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和4年5月)
- 運を自分で手繰り寄せる
土肥 宏行成功には能力と運が必要といいます。能力はあなたの個性で、運とはあなたの能力に日が当たるということ。
では運は運なのだから何もできないのか?秋元康さんは自分のヒットメーカーたるゆえんを「たくさんやってきただけ」と公言しています。
上手くいった仕事は秋元さんがやってきた膨大な仕事のほんの一部。
ヒットの裏には数知れない失敗がある。
優れた作品だからといってヒットするとは限らない。ピカソはなぜ世界で最も有名な画家になれたのか。
それは専門家が言う才能だけなのか。
15万点を超える彼が多作だったという事実があることも見逃せないと思う。成功には運が重要だから、成功、失敗に一喜一憂しても仕方がない。
ただアクションを多く打ったほうが良い。
そのことが「運」を自力で手繰り寄せることができることになるかもしれないからだ。
- 新しいものと古いものの融合
堺 友樹レトロモダンな家具や古民家カフェなど、古いものと新しいものを融合させたものが流行っている。
上記の様はデザイン世界ではうまく融合するが、では、電子機器の世界ではどうか?新しい電子機器の方が遥かに良いのはわかっていても、それが大型設備だと入れ替えるのも大変。手間も値段もかかる。
そんな場合には、設備の使用工程の一部をIot化するなど、古い機器でも新しい技術を取り入れると生産性は向上することができる。その工程を創造するのは人間の頭で考えないと出来ないものだ。
- 「速い思考」と「遅い思考」
山村 佳恵人間の思考パターンには「速い思考」と「遅い思考」の二つがあります。
本来なら「遅い思考」を使ってじっくり考えるべき場面で感情がかき乱される時などは「速い思考」が動いてしまい判断ミスを起こしてしまいます。
例えば家電量販店の値札には「限定五台!」という様に記載されていることがありますが、それを見てつい焦ってしまい、さほど欲しいと思っていなくてもつい購入してしまう、という感じです。
「速い思考」による判断ミスを防ぐ対策としては、急いで出した結論を実行する前に一度、それが失敗した時のことを考えます。
そうすることで「速い思考」で出した結論でも「遅い思考」を強制的に動かしてチェックすることができるので結果的に判断ミスを回避することができます。
- 自分で自分の限界を決めない
中澤 正裕学生時代の部活動などでよく言われた言葉です。そこでノミの話を聞きました。
人間も自分で限界を作ってしまうとその先の成長はないという話です。
ノミは自身の体長の150倍を跳躍することができるそうです。
そんなノミを蓋のあるケースに入れてみると、最初は持ち前の跳躍力で飛び跳ね、なんども蓋に頭をぶつけます。
ケースから開放すると150倍の跳躍力は失われ、ケースの高さまでしか飛べなくなるそうです。
限界が来てしまってからでは、その時はなにもできませんから、限界値を上げる工夫をしましょう。限界に近い時に考える業務効率化の方法などは非常に貴重だと思います。
- マニュアルをはずしたところに印象は残る
丹下 優子コンビニで最近は必ず「レジ袋は必要ですか?」と聞かれますが、ある店員さんが、籠いっぱいの商品と手ぶらなことを見て「レジ袋は“何枚”必要ですか?」と、荷物の持ち帰り易さに気を配ってくれたことに、タレントのマツコさんはとても感動したそうです。
何事もマニュアル通りにやっていれば安全で簡単ですが、少しはずしても相手のことを考えた言動が、人の印象に残るのだと思います。