SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和5年10月)
- 相手を否定しない
江原 智恵子人には人それぞれの考え方があって100人いれば100人の考え方、性格を持っていると思います。
自分の考え方と違うからといって相手を受け入れなければ、相手が誰でもうまくやっていくことはできません。
では、違う考え方の人間同士がうまくやっていくにはどうしたらよいのか?というと、相手を否定しないことです。
相手の考え方をすべて理解して受け入れなければならない訳ではありません。
違う考え方であっても、「なるほど、そういう考え方もあるのね、へぇ~」という具合に思えばいいのです。自分と違う考え方の相手を否定したり、責めたりすることだけはしないようにしたいものです。
- 言葉ではない方法
土肥 宏行目の前に小学生ぐらいの子供がいるとします。
その子に「いじめは絶対いけないことだ」ということを納得できるよう説明するには、あなただったらどうしますか?頭ではわかっていてもなかなか難しくないですか?
あるお母さんは子供に、真っ白な紙1枚使って説明します。
子供たちに「この紙に悪口を言ってみて」と言い、子供たちが「デブ」「ブス」「だから友達いないんだよ」「犬みたいな臭いだね」と悪口を言うたびに、白い紙をクシャクシャにしていきます。
最後に「この紙に謝って」と言い、謝るとクシャクシャになった紙を広げ、「この紙は元に戻った?」「これが絶対にイジメをしてはいけない理由よ」と伝えます。
クシャクシャにされた紙はどれだけ丁寧に広げても元には戻りません。
いじめを受けて傷ついた心もいつになっても癒されません。
このように大事なメッセージを相手に理解してもらうにはどうすれば良いか?
伝える方法は言葉だけではないんだということで発表しました。
- 『小さな親切大きなお世話』と『大きなお世話小さな幸せ』
堺 友樹『小さな親切、大きなお世話』という言葉があります。
親切にしたつもりが相手にとっては不要であったという意味です。これは相手が望むと思うことを自分で想像し実行した結果が相手にとって不要なものであったこと。
『大きなお世話小さな幸せ』という実際の言葉にはありませんが、そのように言う人もいます。
自分にとって大きなお世話だと感じることですが、それは相手が自分のことを思ってやってくれたことだと感謝する気持ちから生まれています。
この2つは、相手がやった行為に対する思い(大きなお世話)なのか、相手自身に対する思い(小さな幸せ)の違いのように思えます。
視点を変えるだけで、相手が自分のことを想って行動してくれたという相手自身に感謝することができるようになるのではないでしょうか?
- アート思考でアイデアを生み出す
山村 佳恵アート思考とは、芸術家の思考方法を取り入れることです。
芸術家というのは一般的に言えば個性的とかちょっと違う考え方をする人と思われていますが、彼らの仕事というのはゼロから何かを生み出すことです。
これこそまさにAIができないと言われている事なので、AIに仕事が奪われると懸念されている現代においてアート思考は注目されています。
どうすればアート思考が身に付くかですが、一番簡単なのは多くの芸術作品に触れることです。
その中で自分の感情が動く作品があれば、どうして自分はそれが好きなのか、あるいは嫌いなのかなど自分の気持ちを深堀りし最終的にはその理由を言語化します。この、深堀り→言語化というステップを繰り返すことで、芸術家の思考方法(アート思考)が自分の中に備わってきます。