SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和2年2月)

最適は見つけるものではなく創るもの

中澤 正裕
みなさんは、「自分にとって最適な仕事は何か」を把握されていますでしょうか。
少なくとも、最適な仕事を探すのは非常に困難です。
それは、世の中には数え切れないくらいの会社や部署があり、その中にも数々の仕事が存在するからです。
ですから、入社してから最適が見つかる方が不自然です。
だからと言って「今、自分の前にある仕事をそのまま受け入れろ」と言いたいわけではありません。
面白い仕事を探すのではなく、仕事の中に面白さを見つけることが大切だと思います。
そうでなければ、永遠に最適を求めるか、ストレスを抱えたまま妥協することになってしまいます。
そんな「自分に合うもの」や「面白いもの」を見つけるためには、新しいことに挑戦したり、仕事と既存の何かを結合させてみることが大切です。
長く続く人は、早い時期から自分の天職はこれだと決めて既に取り組んできた人。
又は、「自分を取り巻く環境」を「自分らしい環境」へと作りかえていく意識を持って行動できる人だと思います。
親父の小言

堺 友樹
1.火事は覚悟しておけ
 災難というものはいつやってくるかわかりません。また、自分では気をつけていても周囲から来るものもあります。それに対する備えは忘れるなということです。
 儲けを全て使ったりせず、内部留保もいざという時のために備える必要があるでしょう。
2.何事にも分相応にしろ
 一時期の成功により馬主になったりフェラーリを乗り回したりした経営者は、ことごとく失敗に転じています。
 分相応は上り調子のときにこそ、肝に銘じる教えのようです。
3.この言うこと八九聞くな
 そのままの解釈だと『子供の言うことの八割九割聞くな』となりますが、真意は『全てを否定せず、一割二割は聞け』ということです。『子供を信じろ!』という意味になるでしょう。
 江戸時代に作られたと言われる『親父の小言』ですが、新しいものがどんどん出てくる昨今においても通ずるものがあるのではないかと思います。
コミュニケーションはキャッチボール・・・ではない

山村 佳恵
昔からコミュニケーションは相手と自分との言葉のキャッチボールであると言われていましたが、脳科学に基づく仕事術の本を書かれている宇津出雅巳さんという方によるとこれは間違いであるとのことです。
例えば話し手が昨日所沢で友達とお酒を飲んだといったとします。
しかし昨日といってもそれが何時頃かわかりません。
また所沢のどこなのか、そもそもお店なのか自宅なのかも省略されています。
しかし聞き手は情報が省略されていても聞くことができます。
それは話し手の言葉に聞き手の持っている記憶が反応することで省略された情報の部分を無意識に補っているからです。
しかし話し手の中にある風景と聞き手が想像した風景は異なります。
お互いこれまでの人生で蓄積してきた記憶が違うのでそれは当然の結果になります。
これがコミュニケーションはキャッチボールではないという理由であり、コミュニケーションミスの原因になります。
それではこれをどのように防ぐか。
まず自分が話し手側だった場合は何かを伝える時「自分は相手のことを知らない」と意識して思うことが大事です。
知らないと思えば自分の記憶ではなく、自然と相手に意識の矢印が向くので具体的に話そうという気持ちが働きます。
自分が聞き手側だった場合は相手が発した言葉の中の不明点を適度に質問することによって認識のズレを埋めていくことができます。
これらの方法でコミュニケーションミスが防ぐことができます。
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