SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和1年12月)

「決断疲れ」を回避する

土肥 宏行
人は1日に9000回の決断をしているのだそうです。
そんなにしてるの?と思うかもしれませんが「ダイエットをしよう」という大きな決断から、スマホを見て「どのサイトを見よう」これも決断です。
人はモノや情報に触れている時、必ず何かしらの決断をしています。
そして決断の回数が増えるたびに精神が疲れていき、決定の制度が下がっていくのだそうです。
例えば裁判官は、午前中に比べると午後の方が好意的な判決が少なくなることが明らかになっているようで、決断疲れをしてくると思考停止状態になり、判決を下すのが面倒くさくなり、今のままでいいやってなるのです。
決断の回数が増えたのはスマホの普及が大きいようですね。
では決断疲れを回避するにはどうすればいいのか。
1つは決断する回数を減らすです。
スティーブジョブスもやっていましたが、毎日同じ服を着て、服を選ぶ決断をしないなどです。
スマホを見ないこれも方法の1つです。
自分にとって些細な決断を減らすということでしょう。
もう1つは疲れるのは仕方ないと諦めて、重要な決断を先にするということです。
疲れる前に決断をする、決断をしてもらう。
相手も自分も決断疲れをするということを知っておくことは大事でしょう。
舞台に上がったら役を演じきる

堺 友樹
芝居を見に行く機会があり、その芝居の中で
『舞台に上がったら、何が何でも役を演じきらなければならない』
というセリフがありました。
例えば仕事に置き換えると、お客様の前に立ったら、どんな状況であっても自分の役割を演じ切らならないということです。
どんな事があっても相手の役に立つために、役者になりきって仕事をしなければ相手には伝わらないと思います。
人は無意識のうちに変わらない決心をしている

山村 佳恵
心理学者アドラーによると人は無意識のうちに自分の性格やライフスタイルを変えない決心をしています。
それは新しい自分やライフスタイルになった瞬間から何が起こるか予測できないという恐怖心からくるものだそうです。
もし本当に変わりたいと願うのであれば、この無意識の決心を解除する必要があります。
例えばアドラーの本の中に小説家になることを夢見ながらなかなか実現できない人物が出てきます。
その人によると本業の仕事が忙しくて小説を書き上げられないのだというのが理由です。
しかしアドラーによると実際はそうではなく、小説を書かないことによって、本当は自分には才能があるが環境悪いから・・・時間が無いから・・・と言い訳をしているに過ぎないとの事。
現状打開を目指し、無意識にある「変わらないという決心」を解除するためにはまずは目標に向かって小さくとも一歩を踏み出し見てみることが大切だそうです。
ファスト&スロー

中澤 正裕
人の意思決定には2つのシステムがあります。
システム1は一瞬で答えが出せる早い思考、システム2は注意して考えないと決断が出ない思考です。
時にこのシステムはエラーを起こします。
例えば、バットとボールの合計は1,100円です。
バットはボールより1,000円高いです。
ボールの値段はいくらですか。
システム1で瞬時に答えをだすと100円!となりますが、よく考えてみると50円というのが分かります。
瞬間の判断で物事を進めてしますと時に間違った方向へ進んでいくことになります。
人間の脳はあまり考えたくないと無意識に考えているといわれているので、意識的に一瞬立ち止まって考えてみる、そのような意識が正しい選択につながるのではないでしょうか。
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