SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成31年2月)
- 度忘れは脳を活性化させるチャンス
中澤 正裕- 人間の記憶は、記銘、保持、想起の三段階で成り立っています。
この一つでも欠けると不完全なものになります。
度忘れは想起が欠けてしまって起きている現象になります。
頑張って思い出そうとしている時、脳はフル回転しているので、人に聞いたり、ネットで調べてしまっては活性化のチャンスを逃しているそうです。
何を考えていたのか思い出そうと、動き出した場所に戻ると思いだしたりすると思います。
記憶というのは、場所や、気温、周囲の状況を記録し、脳内にインプットされているからです。
どうしても思い出せないとモヤモヤした際には、脳トレだと思って、記憶したときの周囲の状況を思い返してみてください。
- 心で覚える
工藤 正悟- お笑い芸人の島田紳助さんの言葉です。
学生時代に勉強した内容は覚えていないのに、学生時代に体験した嬉しかったことや悲しかったことなど、感情が伴う記憶は具体的によく覚えている。
感情で記憶すると物事をよく覚えられ、聞く方も具体性が増すので聞きやすいらしいです。
トークがうまい芸人は感受性が豊かで感情の起伏が激しく、体験の多くに感情が伴うため上手く話せるらしいです。
仕事に置き換えると次の2つがポイントになるのではないでしょうか。
①クレームはすごくよく覚えられるので要注意。
②覚えてほしい内容には感情に関する言葉を添える。
・これが解決すると、安心しませんか?
・今すごく困っているこれをどうにかしませんか?
・仕事の目的を社員に伝える→自分の仕事はすごい!→仕事の目的が社員に根付く。
- 生まれたての名案はない。
丹下 優子- アイデアを出す時は、まずは名案か愚案かを問わず沢山の案を出すことが大切です。
ある業績向上会議で、なんならダメ案や、すぐ却下されそうな案を優先的に出してみようと提案したところ、ユーモアある多くの案が出されたそうです。
その中に、広告塔に有名人を使う!というものがあり、最初は突飛な案という意見もありましたが、当時今ほど有名ではなかった芸能人に比較的安い広告料で依頼することができ、会社の知名度を大きく伸ばす結果となったそうです。
意見を出すことは勇気のいることでもありますが、愚案の少し横に名案はある・・・という言葉もあるそうですので、恥ずかしがらず、どんどん発言してみることもよいことかもしれません。