SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成31年1月)

言葉の贈り物

石原 あい
「つんどく」という言葉をご存知でしょうか。
積み木の積むという字に、読むと書いて積読と言います。
これは、入手した本を読むことなく積んだままにしている状態を意味する用語で、明治時代に生まれた言葉だそうです。
そしてこの積読という言葉は、世界に誇るべき日本語だと言います。
ではなぜこの積読が注目されているのか。
人は、いつか読みたいと願いながら読む事ができない本からも影響を受けると言います。
それは、会って話したいと願う人にも似ていて、読めない本との間にも無言の対話を続けていて、その存在を遠くに感じながらも、ふさわしい時期の到来を待っている、との事です。
また積読は、知的欲求の鏡でもあります。
その本達が日常で目に入る所にあって、自分はこういうことを知りたがっていると深層心理に刻み付けることができれば、アンテナが更に広がるかもしれません。
これは、電子書籍では経験できないことだと思います。
言葉の贈り物は、読まない本からも贈られるという事を今回初めて知りました。
過大評価をする

土肥 宏行
先日ボクシングのWBAバンダム級王者の井上尚弥選手は、世界戦で 1R70秒KO勝利し観衆を熱狂させました。
ところがセコンド陣は普段通り冷静で、当然といった顔でした。
練習を見ればこの結果は想像できたからだそうです。
井上選手の攻略理論は面白く、相手の映像を見ながら最も強い姿を想像するところから始めます。
あえて相手を過大評価して
「自分 のパンチは当たらない」
「動画で見るよりも相当速い」
と想定する。
最強 バージョンの相手を考え対策と戦略を練っているのです。
そうすると実際の試合では当たらないはずのパンチが「あれ?結構、当たる」と思え楽になるのだそうです。
高校時代に自分の慢心から格下相手に敗戦をした経験から、どんな相手でも常に過大評価をして万全の状態で臨むようになったのだそうです。
ちなみにこれまでの世界戦で、相手が想定外の強さだったことは1度もないそうです。
会話を受け止め、応答する

柴崎 誠
読書は何のためにしなければならないものなのか、読書をするとコミュニケーション力が格段にアップするということです。
普通の会話をしていても、読書力のある人とない人では会話の質が変わってくる。
どこに違いが出るか、それは、相手の話の要点をつかみ、その要点を引き受けて自分の角度で切り返すことです。
相槌だけでも会話は滑らかになりますが、相槌よりも高度にしたのが「自分の言葉で言い換える」ということです。
言葉を換えて同じ内容に言い換えることができれば、相手の言っている内容をしっかりと理解しつかまえていることが相手側にも伝わります。
また、会話をしていて相手が喜ぶのは、自分の言った話が無駄に終わらず相手に届いて生かされていると感じる場合です。
それが具体的にはっきりするのは、相手の話の中に自分の言ったキーワードが入り込んでいるかどうかであり、自分の発言の中でも、重要だと自分が感じていた言葉を相手が使ってくれれば、それだけでも会話に勢いが出てくるのだそうです。
ページトップへ

お電話でのお問い合わせ 04-2924-7775

営業時間:9:00~17:00 定休日:土日祝

メールでのお問い合わせ(24時間受付)