SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成30年12月)
- 感情のコントロールとセルフイメージ
工藤 正悟- タイガーウッズに関する話です。
2005年に行われたトーナメントで、ライバルと一緒にラウンドし、ライバルがパットを決めればライバルが勝ち、ライバルがパットを外しタイガーが決めればタイガーが勝つという場面です。
誰もがライバルのパットに対して「外せ」と思う場面で、タイガーは「入れ」と願ったそうです。
なぜ、ライバルのパットを「入れ」と思ったか、理由は2つです。
①感情のコントロール
「外せ」と思って入ってしまったら、「相手が外していたらなー」と考えてしまう。その結果、その後のプレーに悪影響を及ぼす感情が貯まってしまうため。
②セルフコントロール
自分は世界トップクラスのプレイヤーなので、自分と一緒にラウンドしているライバルも世界トップクラスのはず。よって、このくらいのパットは決めて当然である。
という自分が世界トップクラスのプレイヤーであるという自信を保つため。SMCコンペでは、ぜひ一緒に回っている方のパットを「入れ」と念じてください。
- 3つの小瓶の運命
丹下 優子- 大きさも色も形もまったく同じ3つの小瓶がありました。
1つ目には、銘酒を入れたところ、豪華な食事と一緒に並べられみんなに大変喜ばれました。
2つ目には醤油を入れました。
台所の調味料棚に置かれた2つ目の瓶は、料理人からお呼びがかかるのを待つ身となりました。
3つ目には廃油を入れました。
その瓶はゴミと一緒に置かれ、捨てられる運命となりました。
まったく同じ3つの小瓶は中身によって置かれる場所もその後の運命も大きく変わることとなりました。
人間も同様で、器の中になにが入っているかが大切だと思います。
生かせる経験の積み重ねや、相手から聞かれていることに的確に答える能力など、"中身"を熟成させることにより、置かれる場所や状況、到達できるゴールも変わってくるのではないかと思います。
- 予測する未来と創造する未来
江原 智恵子- 私たちが未来を予測するという時の未来は「このままいけばこうなるよ」といいう未来で、世の中の情勢や技術革新の流れを見ていればある程度の未来を読むことはできます。
これが予測する未来です。
これに対して、今から一年間何か新しいことに打ち込めば、これまでとは違う人生を歩むことができます。
又、毎日これまでとは違う選択をし続けると未来は変わってきます。
つまり自分の意思と行動によって未来は変えることができるということで、これが創造する未来です。
予測する未来と創造する未来、この二つの考え方が重なって戦略的な人生を歩むことができます。
未来を予測しながら、予測した未来に対して自分がどのような人生を歩みたいか、それを実現するためにはどうすればよいか、具体的に何をどう行動すべきかを考えながら毎日を過ごすことで、世の中の流れがどうであっても、自分の人生を切り拓いていけるのではないかと思います。
今日の行動で明日が変わります。
こうなりたいと思ったら、今日新しい行動を起こすくらいの行動力をもちたいものです。
- 掃除について
堺 友樹- 皆さんは、掃除は好きですか?
一般的に掃除とは、ゴミを片付けたり、窓を拭いたりします。
株式会社武蔵野では、毎朝30分間の掃除を全社員に義務付けています。
そしてその掃除を『環境整備』と呼んでいます。
この環境整備は、仕事をやりやすくする環境を整えて備えるという意義で、目的は仕事をやりやすくするということです。
仕事をやりやすくするために整理と整頓を徹底しています。
また、この朝30分間の掃除は非常に重要な社員教育の場であると考えており、社員の心を揃えるには、全員で平等に同じことをさせることが重要だそうです。
社員はやればやっただけ成果が出るため、手応えを感じることができます。
社員に嫌な思いをさせたほうが良いとの持論を持つ社長であり、やりたくないことを強制的にやらせるので、心根の優しい素直な人間が育つと言っています。
私自身、掃除も整理整頓も苦手です。
仕事をやりやすくするためということを、自分のためだけでなく他の人のことを考えるとやはり整理と整頓はとても重要で、必要なことだと思います。