SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成30年6月)

ABCD作戦!(あたり前のことをしっかり笑顔で)

丹下 優子
イラク戦争のあと、イラク復興のため200人の陸上自衛隊員がイラクに赴きましたが、その際隊長を務めた番匠幸一郎さんの言葉を紹介します。
番匠さんは、200人全員を無事に帰すことを使命としましたが、出発前、彼が隊員に向かって最初に言った言葉が「ABCD作戦で行こう!」だったそうです。
そのABCD作戦とは!?
A あたり前のことを
B ぼーっとしないで
C ちゃんとやる
D できれば笑顔でね (^-^)

命の危険が伴う過酷な状況でも最初に掲げたことが「あたり前のことをあたり前に・・」というとてもシンプルなものだったということに少し感動しました。

常識を疑ってみる

工藤 正悟
とあるテレビ番組で、メンタリストのDAIGOさんがこんな事を言っていました。
「家の電気のスイッチを手でつけるの、面倒じゃないですか?」
この言葉に衝撃が走りました。
だって面倒なんて思った事ないからです。
手でつけるのが当たり前だからです。
アインシュタイン曰く、常識とは18歳までに持った偏見のことだそうです。
よって、自分に経験がないものには懐疑的になります。
また、世の中に新たな製品が出た時に、率先して買う人は全体の16%だそうです。
16%の人が良いとかどうかという話ではありません。
顧客にとっての興味に対してだけ私たちは率先して新しいことを知っている、取り入れている16%に慣れれば良いのです。
時代の流れが速い現代、経験に無い=常識にないことを取り入れるスピードを意識してみてはいかがでしょうか。
仕事のモチベーション

幕内 彩乃
報酬の多くは賃金=お金ですが、このお金が仕事本来の純粋な動機を弱めてしまう。
アメリカの心理学者デジの見解です。
こんな実験があります。
2つのグループの人達にパズルゲームをさせます。
Aグループ:実験時間に対して報酬を与える
Bグループ:報酬は与えない
数時間経って両グループに休憩を取らせます。
休憩中は何をしても構いません。
実はこの休憩時間こそが実験の本当の目的なのです。
報酬のあるAグループは休憩に入るとパズルに見向きもしなかったのに対して、Bグループはパズルに講じていた。
Aは報酬をもらうことによってパズルが手段になり、パズル本来の楽しさを味わうことができなかった。
逆にBはパズル自体に楽しみを見出した。
仕事のモチベーションには【内発的動機】と【外発的動機】があって、報酬を貰えるという外発的動機によって、仕事という行為そのものを指す内発的動機が阻害されることもあるようです。
とは言っても報酬が高い方が嬉しいですが…(笑)
「焦り」と「慢心」をなくす

江原 智恵子
人生の二大失敗要因は「焦り」と「慢心」だと言われます。
焦りとはうまくいかない時の失敗要因であり、慢心とはうまくいった時の失敗要因だと言われます。
人はうまくいかない時は焦って余計に失敗し、うまくいった時は慢心してすぐに転落してしまうということです。
「焦り」とは待てないことです。
物事には種をまいてから時間をかけて育て、やがて花が咲くという手順があります。
その時間をかけずに早く結果を出したいという気持ちが焦りを生みます。
これは努力を省こうとする考え方でもあります。
焦りを考える時に必要なのは「必要な時間はしっかりかける」という発想です。
焦ってすぐに結果を出そうとせず、必要なことには時間をかけることで結果が出るのだと思います。
「慢心」とは自惚れの事です。
最大の欠点は感謝を忘れ、だんだんと人の忠告が聞けなくなるということです。
成功体験が自信につながることはいいことですが、成功の理由を考える時に、協力者の存在を忘れたり、感謝の気持ちが薄れるたりすると自信を超えて天狗の世界に入り込んでしまいます。
焦りは年齢や経験とともに減少しますが、慢心は偉くなるほど危ないのです。
一般に小さな失敗は焦りによることが多く、大きな失敗は慢心によることが多いと言えます。
この焦りと慢心が二大失敗要因であることを知っておき、焦らず、慢心せずを心に置きながら仕事をしたいと思います。
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