SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成29年12月)

伝え方が9割

幕内 彩乃
伝え方というトピックで2つの話をご紹介します。
①とある駅で通勤ラッシュ時のエスカレーターの混雑があまりにもひどいので、階段の利用を促すのに、ある工夫を凝らしたことが話題になりました。その工夫とは階段の1段1段に消費カロリーを表示したというものでした。ただ「混雑時は階段をご利用ください」との張り紙だけでは事態は改善されなかったと思います。
②世界各国の人が乗った豪華客船が沈没しかかっています。ですが、脱出ボートは乗客分はありません。船長は乗客を海に飛び込ませようとどう言ったか
アメリカ人には…飛び込めばヒーローになれますよ
ロシア人には…海に浮かんでいるウオッカのビンはあなたのものですよ
イタリア人には…海で美女が泳いでいますよ
イギリス人には…紳士はこういう時海に飛び込むものです
フランス人には…決して海には飛び込まないでください
ドイツ人には…規則ですので海に飛び込んでください
日本人には…もうみなさん飛び込んでますよ
つまり相手に何かお願いするときには、『お願いする側の主張だけではなかなか聞き入れてもらえず、お願いされる相手が関心を持てる内容にして初めて、聞き入れてもらえる可能性が上がる』ということなんですね。
有能から有用へ

江原 智恵子
学生から社会人になる時は人生にとって大きな変化の時です。
学生時代の優秀さとは勉強やスポーツがよくできることでした。
社会人の優秀さとはずばり「役に立つこと」です。
学生時代の評価の基準は他人との比較による「有能さ」でしたが、社会人になるとその評価基準は相手にとっての「有用さ」に変わります。
有能であるという視点は自分中心ですが、有用であるという考え方が相手中心です。
そこには「貢献」というキーワードが必要になります。
あなたの知識は誰の役にたつのか?
あなたの技術は何に貢献するのか?
この問いに対してはっきり答えられるかどうかが分かれ目になります。
自分の能力に合わせた仕事をするのではなく、貢献すべきニーズに合わせて仕事をすることが求められます。「貢献」というキーワードを意識しながら仕事をすることが成果につながっていくのだと思います。
できない理由を探すのではなく、できる理由を考える

堺 友樹
やずやの代表取締役会長矢頭美世子さんは、32年前、永年勤めていた経理の事務員が親の病気の悪化が理由で急遽退職したため、夫の仕事の役に立ちたいと経理の仕事をするようになりました。
申告まで2週間だったのですが、決算報告の日に現れた税理士事務所の担当者は高圧的な態度だったそうです。 何も私が分からないのでイライラするのは分かるが、とても高圧的だったため、夫にそのことを話したそうです。
そうすると、その担当者は外れてもらって、女性の担当者に代えてもらおうと言ってくれたそうです。
しかし、そのことで気持ちがメラメラと燃えてきたそうで、1年間は続けることにして、その間に簿記の勉強をさせてほしいと言ったそうです。
そして、分からないところなどをノートに書き溜めていき、翌年から新しく女性の担当者に代わってから、そのノートに書き留めたことを質問していったそうです。
自分ができないからとそこで諦めるのではなく、できるためにどうするかを考えることが大切だと言うことと、高圧的な税理士事務所の担当者を反面教師としたいと思います。
本質を見極める

石原 あい
寿司屋は昔なら10年修業しないとダメだと言われていましたが、最近では数か月勉強すれば開業できる学校があるそうです。
10年苦しい修行に耐え抜いたからお客が満足するわけではありません。
美味しいお寿司と質の良いサービスを提供するから客は満足します。
つまり、何年頑張ったか・どれだけ苦労したかではなく、客の満足にどれだけフォーカスしているか、が本質になります。
しかしこれを聞くと、数カ月しか勉強していない寿司屋って邪道に見えるかもしれません。
本当に大丈夫か?と思います。
理屈では分かっていてもやはり自分の価値観や世間の常識から離れられないのも事実です。
では、この本質を見極めるためにはどうすればよいか。
それは、常に疑いの心を持ち、ナゼ?と問いかける癖を持つことで重要なポイントが見えてくるようになるとのことです。
周りに流されるのではなく、ナゼそうなのかを考える癖を付けると、本質が見えてくるとのことです。
これを勉強したから、この本を読んだからといって、すぐにその能力が身につくわけではありませんが、日常の仕事や生活の中で、見えにくいものを見ようとする視点を持つ、事を意識して行きたいと思いました。
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