SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成29年9月)

一歩先の光景を心に描く

有村 瑞穂
モチベーションとは2つの欲求からから構成されるといわれています。
一つは「期待欲求」そしてもう一つは「成長欲求」です。
モチベーションを高く保ちたい、最高レベルに引き上げたい、そう考えた時「期待欲求」と「成長欲求」の両方を意識する事が大切です。
仮に、今やっている仕事が地味でつまらないと毎日鬱々と過ごしている人がいます。
その人は、モチベーションが全然ないと嘆きます。
一方で、同じ仕事をしているのに生き生きしている人がいるとします。
この違いは何でしょうか。
それは、未来の自分の姿に期待しているかどうかです。
後者の方は、期待欲求が強いのです。
それに加えて後者の方は、小さな目標を自分で設定しそれを達成する事によって成長する手ごたえを感じています。
成長欲求を満たしながら、期待欲求を持ち続ける。
そのためには、常に、一歩先の光景を心に描くことが大切ではないでしょうか。
情報について

工藤 正悟
①情報を取得する速さ
その情報のカテゴリにおいて優位な地位の者ほど情報を早くできる。産業であれば年商が高い経営者、政策であれば国会議員など。ただ、どのカテゴリにおいても富裕層が先に情報を取得する。
②情報の信頼性
情報のカテゴリにおいて優位な地位にいない者ほど、新たに得た情報を正しいと錯覚する。その情報事態の信憑性を確かめる技量が無いからである。
③その情報を誰から聞くか
情報のカテゴリにおいて優位な地位にいない者ほど、誰が話すかに影響される。話し手が自身と同じ感情を代弁してくれたら味方だと認識し、話し手の情報を全て受け入れてしまう。
その情報が本当に正しいかどうかと心象は関係がない。
NO!と言われることに慣れる

丹下 優子
タレントのGACKTさんがテレビ番組で紹介していた話です。
海外のジムでトレーニングをしていた時のこと。
ある男性が懸垂をする機械の下で腕立て伏せをしていました。
そこに他の男性がやって来て
「そこで懸垂をやりたいから、腕立て伏せは違う場所でやってくれない?」
と言いました。
すると腕立て伏せをしていた男性は「NO!」と言ったそうです。
近くで聞いていたGACKTさんはギョッとしましたが、もっと驚いたのはもう一人の男性の反応でした。
その男性は「OK♪」と言って他の場所へ去って行ったそうです。
私達は、お願い口調で会話をする時も、それが当然とばかりにNOと言われた時の答えを用意していません。
また、固定観念にとらわれすぎて様々な価値観を阻害してしまいがちです。
もっとNOと言われること、言うことに鈍感になってもいいのかなと思う話でした。
信じるということ

幕内 彩乃
元プロボクサーのガッツ石松さんをご存知でしょうか?
元祖おバカタレントなどと云われていますが、実際の彼は非常に常識人で頭も切れる方のようです。
こんな話があります。
ガッツさんは1987年に公開されたスピルバーグ監督の映画『太陽の帝国』に出演しました。
そこでの演技が認められアジア人では初めて全米映画協会の最優秀外国人俳優賞を受賞しました。
受賞のお礼として貧しい地区の孤児院やジムを訪れて、その子供たちにボクシングを指導してその後、こんな話をしたそうです。
「僕はとんでもなく貧乏な生まれで、本当に彼らと全く変わらない育ちだった。ただ一つ違うのは母が自分を信じてくれたこと、お前は馬鹿だし私は貧乏で何もしてやれない。ただお前を信じてやることだけはできる。といつも言ってくれていた。」と
人などそんな簡単に信じられないという人もいるでしょう。
では信じるという事を≪その人の将来の成功と成長を信じる≫というのではいかがでしょうか?
先日の所内フィロソフィー勉強会で、責任感を持たせて仕事を任せると良いとありましたが、これはまさしく≪将来の成功と成長を信じる≫ことだと思いました。
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