SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成29年8月)
- 恩を贈る
石原 あい- ペイフォワードとは、社会に所属する一人ひとりの人間が互いに無償のボランティアを提供する関係を表す言い回しであり、親切を広げるための運動としてアメリカ等では広く知れ渡っています。
私達日本人はこの無償のボランティアに対しては、見ず知らずの人に親切にされると疑うという習性があるようです。
声をかけることも勇気のいる事です。
この勇気に感謝の気持ちがあるなら素直に親切を受ける勇気も必要です。
このペイフォワードは人と一緒に幸せになることが目的です。
打算や計算もなく、人に優しくして貰って嬉しかったことを人にもしてあげるというシンプルなものが基本にあります。
けなされても笑われても、それでもちょっとやってみようかと思った時、その一瞬の小さな勇気は世界を変えていくものなのかもしれない、という事です。
- 怒りは二次感情
土肥 宏行- 自分の家族、友人、会社の部下に対して怒る時、自分の気持ちが相手にうまく伝わらずギクシャクってないことがあったりしませんか?
怒りが他の感情と性質が違うことが1つの原因だからだそうです。
例えば友人と待ち合わせをしていて、友人が10分たっても、20分たっても来ない。
連絡もとれない。
「何かあったのかな・・心配だな」と思っていたところ30分ぐらいして友人がケロッとした顔で「ごめーん、待った?」。
「待った?じゃないだろ」と爆発して怒る。
この怒りの感情のもとは「心配」でした。
この一時感情の「心配」が相手に伝わっていないため、そんなに怒んなくても・・となるようです。
怒るときは、ただ感情をぶつけるのではなく、この一時感情を相手に伝えると相手も受け入れやすくなります。また怒られた側も怒りそのものを癒すより、元々の感情を理解しようとした方が怒りもおさまりやすくなるそうです。
- 作業は一気に畳みかけるようにやる
柴崎 誠- やるべきことを見つけた場合には一気にやることが成功のポイントで、成果が出る確率を高めたかったら何においてもそうすべきなのだそうです。
成果を出すにはコツコツやることも大事です。
しかし、マンネリが苦手な場合があります。
人は同じことを繰り返していると、良い面でも悪い面でも要領を使うようになります。
初めてやるときに比べると緊張感も消え、全力でしなくなる傾向があります。
そうすると作業に時間がかかりミスも多くなります。
緊張して全力でやった時に比べると成果が出にくくなるのです。
一気に畳みかけるようにやるためにはストップウォッチを使うことです。
ストップウォッチを使うメリットは時間に対する意識が高まることです。
1秒でも違いが分かることから計りはじめると作業をできるだけ早くしようとする心理が働きます。
普通であれば無駄に過ごしてしまう所を少しの時間でもストップウォッチで計っている感覚を持てば時間を有効活用しようと意識をするのではないでしょうか。
- チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ
中澤 正裕- これは本田宗一郎さんの言葉です。
成功や失敗についての考え方は人それぞれですが、成功と失敗についての言葉は異人の話の中でもよく出てくると思います。
成功しているから言えるのだろうとすぐ思ってしまうのですが、成功と失敗それぞれ経験をしているから語れる。
普通に考えたら当然ですよね。
歴史に名を残している多くの人は、失敗を失敗だと思わず、成功の糧にするという点で共通しています。
なにかを成し遂げている人は目指しているところがあるからそれに向かうのみで、失敗を失敗だと考えず途中でやめることなくチャレンジしてきたのだと思います。
ですので、失敗を失敗だと思わず、今後取り組んでいきたい、うまく事が進まなかったらやり方を変えたり、工夫して取り組んでいきましょう。