SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成27年7月)

常に準備しておけ

幕内 彩乃
「いつ来るか分からない15分のために常に準備しているのがプロフェッショナルで、来ないかもしれないからと言って準備していないのはアマチュアだ」
とはインダストリアルデザイナーの言葉です。
彼は日本人で初めてフェラーリ車体のデザインをした男として有名です。
彼は一瞬のすきを捕まえて自分を売り込む重要性を訴えています。
大プロジェクトで新しいデザインの車を出すとなった時に、最後のチャンスで会長に準備していたデザインのスケッチを見せたら、即採用、徹夜で仕上げたというエピソードがあります。
アメリカでは30秒250文字の短い時間少ない文字で、要点を絞り分かりやすくプレゼンをすることが重要だと言われています。
会長はすぐ帰ってしまうかもしれない、投資家にはエレベーターでの短い時間でしか話しかけることができないかもしれない。
だから常に準備しておかなければならないのです。
「ありのままの自分」は怠け者の甘え

吉田 昇平
江戸時代、白隠という禅宗の僧侶がいました。
当時の禅宗にはさまざまな考え方の人間がいて、あらゆる儀式を虚飾だとして無視する者、心のままに生きるのが修行だと言い、好き放題する者。
そんな者たちに白隠は
「白木の器も最初から漆を塗らなければ剥げてきたなくなることもないという小理屈をこねてありのままが一番とうそぶくのは愚か者のすることだ」
と断じました。
世の中には飾り気のないことを称賛されるひとやものがありますが、元々飾り気がないのではなく訓練の結果無駄が削げ落ちた姿がそれなのです。
「型破り」という言葉がありますが、何の努力もなしに型を持たないのは「型破り」なのではなく「形なし」というのです。
自分との約束を守る

江原 智恵子
相手との約束はほとんどの場合が守られると思いますが、自分との約束はどうでしょうか?
相手がいる場合には、約束を守ることに強制力が働くと思いますが、自分との約束の場合には、仮にその約束が守られなくても誰かに責められたりすることはありません。
でも、守れなかったという事実は自分の心に残りますし、何より自分が一番よくわかっていることなので、自己嫌悪や自己不信に陥ってしまう可能性もあるそうです。
又、これが続くと自信を失ってしまうことにつながってしまうそうです。
本当の自信というのは、自分との約束を守るという覚悟とその達成の積み重ねで生まれてくるものだと思います。
相手との約束はもちろん大事ですが、自分との約束を守ることも自分に自信をもつ為に必要な事だと思います。
「聴く」という字は、「耳」+「目」そして心と書く。つまり相手の話は耳と目と心を使って聴くことが大事である。

石原 あい
毎年、全国から集まった100人の高校生が、100人の名人の所へ一人で行って聞き書きをしてレポートにまとめるという「聞き書き甲子園」という活動があります。
見ず知らずの名人、ほとんどが60歳以上の高齢者にまず電話し訪問日を決めて、当日は電車やバスを乗り継いで山の奥へと一人で出かけます。
会った瞬間からテープを回して取材を始めるのですが、助けてくれる大人は誰もいません。
時には、方言がきつくて何を話しているのかよく分からないことも多々あるそうですが、それでも高校生は諦めず真摯に、名人の人生や仕事について聞き続けます。
名人達は取材の中で、一生懸命に親身になって話を聞かれることがだんだんと嬉しくなり感謝の気持ちでいっぱいになるとの事です。
この高校生たちは、聴くという行為を通じで自らの心を開き、聴く事から他者との接点を見いだし社会へと繋がっていく、と評価されています。
相手が発する言葉の印象だけではなく、聴く心の持ち方が大切だと感じました。
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