SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成27年2月)

相手の立場に立って考えよう

江原 智恵子
この言葉は誰でも耳にしたことがある言葉だと思いますが、実際に実践出来ているかというと出来ていないことの方が多いかもしれません。
例えば就職や転職の際に書く履歴書などを例にとって考えてみると、応募する側としては採用する側の立場に立って履歴書等を作成する必要があると思います。
相手が何を知りたいのか、どんな人材を求めているのかなどを企業が採用広告から発信しているメッセージを読み取ってそれに対してどう受け止め何を思い応募したのか志望する理由を履歴書等に明記するべきであると言えます。
履歴書は志望する企業へのラブレターと言えるのではないでしょうか?
応募の段階からすでにコミュニケーションは始まっていて、相手の知りたいことを的確にとらえた履歴書等であれば書類選考を通過して面接に進めるのではないかと思います。
相手の立場に立って考えるということは
「相手の意図や目的を正しく理解し、高いプレゼンテーションのもとに成果を出す」
ということで、採用の場合で言えばすでに履歴書の段階で判断されているということです。
三角褒めは効果的

丹下 優子
数百人の受講者を集める有名なセミナー講師に『何か手伝えることがありますか?』と聞くと『それでは講演が終わったら、私をほめてほめてほめちぎってください』と言ったそうです。
褒められるという行為は、大人であってもどんな立派な人でもやる気の源泉になります。
さらに、三角褒めは大変効果的。直接ほめるのではなく、"○○さんが素晴らしいと言っていましたよ""いつも頑張ってるってほめてたよ"とうように、第三者が発していたことを本人に伝えると、あ~、私がいない所でそんな事を言ってくれてたんだ・・・と、言葉の信憑性が増し、うれしいという気持ちも増大するのだそうです。
お世辞をいうということではなく、周りにいる人に喜んでもらうように、素直に良いところをほめたり伝えたりすることができたらいいなと思います。
信頼は98%。あとの2%は、相手が間違った時の許しの為にとっておく

石原 あい
これは渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」の本の一節にあるものです。
渡辺さんは大学では人格論という授業を教えていました。
人間は一人の人格である。
自ら判断して、その判断に基づき選択、決断し、その決断に責任を持つ。
そういう人がパーソンに呼ばれるに値する。
みんな渡るから赤信号でも渡る、そういう人は人間だけど人格ではない、といった話をしているそうです。
そして人格である限り、あなたと相手は違うし違っていいのです。
私と違うあなたを尊敬する。相手も自分と違う私を尊重してくれる。
その間には絆や愛情が育っていきます。
そして人間は、決して完全には分かり合えない不完全なものです。
それなのに100%相手を信頼するから許せなくなる。
この98%の信頼と2%の許しとは、
「私はあなたの事を他の人よりずっと信頼しているけど、あなたが神様じゃないと私は知っているから間違えてもいいのよ」
ということだそうです。
この2%の許しが、人付き合いの上でもとても大切な事だと思いました。
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