SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成25年10月)

5W1Hをフル活用して考える

江原 智恵子
「いつやるの?今でしょ。」
でおなじみの東進ハイスクールのカリスマ塾講師の林先生の本に書いてあった言葉です。
人は困ったときに「どうしよう」という言葉を繰り返し結局解決策が見つからないという結果になる場合が多いと思いようです。
でも何事にもすぐに動ける人、つまり「今やる人」はちょっと違うそうで、何か問題が起こったときに頭の中で5W1Hをフル回転させて情報伝達のポイントである6要素をはっきりさせるのだそうです。
そしてこれを応用することにより問題解決ができるのだそうです。
例えば歯の磨き方が悪いと歯医者さんに指摘されていた人がお風呂で歯を磨くように変えたら磨き方が良くなったという例があります。
これは「どのように」磨くかということを「どこで」磨くかに問題をすり替え、応用したことにより問題解決につながったという例です。
この5W1Hをフル活用することによりすばやい問題解決ができる人になれるのではないかと思います。
元気のでる言葉を使おう

丹下 優子
『言葉は種のようなもの』という話を聞きました。
学生時代の先生の言葉が今になってわかった、という経験がありますが、言葉は自分や相手のお腹の中に種を蒔いて、時の経過や経験と重なって花を咲かせたり実をつけたりするのだそうです。
そう思うと、やはり元気の出る言葉や表現を使いたいものです。
言葉の力を感じるエピソードがあります。
オロナミンCのCMは「元気ハツラツ・・・!」のフレーズでお馴染みですが、このCMに出演していた大村昆さんは当時大病を患っていて出演を迷っていたそうですが、結果的にこのオファーを受けてよかったと思うことになります。
というのも、CM制作中に何度も「元気ハツラツ!」と叫ぶうちに、心も体も元気になることを感じられるようになったからです。
自分の言葉を一番近くで聞くのは自分の耳です。
また、周りの人の心に言葉の種を蒔くのであれば、いつか元気や勇気という実を結んでもらえるように、なるべく肯定的な言葉を使うようにしたいと思います。
「効果的な『ありがとう』を使おう」

野本 理恵
誰しも、「ありがとう」という言葉をもらって嫌な気はしませんが、いつも何も言わないような上司から「ありがとう!」と言われ、「…??」という気持ちになった経験もあると思います。
言った本人は感謝の気持ちを伝えようと思ってもこれでは本当に相手に伝わったとは言えません。
しかも次の同じようなタイミングで、「ありがとう」と言われなければ、「あれ?今日は機嫌が悪いのかな?」という逆効果の評価につながることがあります。
これは自分本位のコミュニケーションだからです。
効果的なコミュニケーションで大切なのは、「相手をよく観察すること」。
だれがどのように頑張っているかをよく見て、良いタイミングで声をかけるからこそ、「ちゃんと見ててくれた」と言われた相手もモチベーションがあがり、次の仕事はもっと期待値を上回るものになっていきます。
これが、効果的な「ありがとう」の使い方、発した方も、言われた方も幸せになるコミュニケーションです。
「業務」を減らして「仕事」をする

柴崎 誠
「仕事」とは価値を生み出すものであり、100円で仕入れたものを100円で販売していたら、仕事ではありません。価値を加えて200円で販売するから仕事なのです。
300円で売れるならそれだけで付加価値が大きいということです。
「仕事」の位置付けをこのように考えた場合「あなたがやっているのは本当に「仕事」ですか?」と聞かれると、少し考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
誰でも仕事というより「業務」に必死になってしまうことが少なくないからです。
ただ、目の前に「業務」と「仕事」がある場合、「業務」から手をつけてしまうものではないでしょうか。
「業務」の方が簡単であり、「仕事」は大変だから後回しにしたいものです。
日々の「業務」がたくさんある中では大変ですが、「業務」の時間を減らし、付加価値の生む「仕事」に費やす時間を増やすのです。
そうやって工夫をして働くことが人を成長させてくれるのではないでしょうか。
メモとり名人は、仕事名人

土肥 宏行
皆さんは仕事において、聞いたこと、調べたこと、先輩に教えてもらったことなどを自分のノートなどにメモをとると思います。
メモを取ることによって覚えたり、後でもう一度見返して思い出したりします。
私も事務所の先輩に教わったことをメモに取り、わからなくなった時などにカンニングペーパーとして使ったりしました。
メモを書くことはそういったことで役に立ちますが、実は心の整理にも役に立つようです。
仕事において誰しも不満を抱いたり、愚痴を言いたくなることがあると思います。
そんな時は、とにかく思ったことをできる限り紙に書いていきます。
全部書いたらそれを真っ黒に塗りつぶして、破り捨てます。
こういう気持ちになった時に、「書いて、なかったことにして、スッキリ」という流れ(スイッチ)を自分で作ることができれば、気持ちがモヤモヤのまま仕事にむかわなくても済みそうですね。
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