SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成25年6月)

トラブルも必要な経験

江原 智恵子
トラブルやミスが続いて仕事がうまくいかない時が誰にでもあると思います。
そんな時これはただの偶然だと見過ごさないようにしたいものです。
この世で起こる出来事には全て意味があるそうです。
そのトラブルが自分に何を伝えようとしているのか、一度立ち止まって真剣に考えてみましょう。
「今、その仕事をすすめては失敗するよ」
「危険だから、もう一回チェックしなさい」
ということかもしれません。
さらには、トラブルが続いたあげく、その仕事が中止になるということもあるかもしれません。
そんなときはあまり嘆かず「今はその時期ではなかった」と考え、しばらく待ってみることで、事態がよくなることもあるそうです。
例えば、あと一歩で決まりかけていた仕事が取引先の都合で流れてしまったという場合、今までの仕事が全て無駄になってしまったと思いがちですが決してそんなことはありません。
その仕事をするために努力した事実は残りますし、見えない努力として自分の蓄えになっているはずです。
その努力が本物であったとしたら、次のチャンスは必ずきます。
トラブルをただの不運だと思わず何かのメッセージかもしれないと考え、うまくいかなくてもあせらず、自分にできる最大限の努力を続けることによって仕事の幸運や成功を自然に自分に引き寄せられるかもしれません。
おもしろきこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり

丹下 優子
これは、明治維新を後押しした高杉晋作の辞世の句です。
下の句は、≪おもしろく感じられるかは心次第だ≫という意味で、途中で息苦しくなり言葉を続けられなくなった晋作の変わりに、看病をしていた野村望東尼が続けたと言われています。
それを聞いた晋作は「それもおもしろい・・・」と言って息を引き取ったそうです。

困難な状況が続いたり、自分の望む環境が得られないことがあっても、人生を楽しくしようと自ら行動すること、そして今を楽しい、幸せだと感じること。
この句に込められているこの2つの考えが、人生を豊かに過ごすための両論なのだと思います。

失敗すればするほど、我々は成功に近づいている。

野本 理恵
この言葉は、発明王、トーマス・エジソンの言葉です。
エジソンの研究室には多くの研究者が研究に励んでいたそうです。
そこに見学に多くのスポンサーたちをよくエジソンは招いたそうですが、その研究所には、過去に失敗した発明品が棚にずらっと並べてあるそうです。
そして、不思議なことにその失敗作からはどれも色々な部品が抜き取られているということです。
どうしてか?失敗と思われているそのものからも新たに研究をしているときに
「あの時のあの失敗作にあの部品があったからこれは使えるかも」
と研究者たちが取っていき新たな研究に使うんだそうです。
失敗をくよくよ悩み、チャレンジすることをしないことは言うまでもありませんが、エジソンがやっていたことは、失敗を忘れてどんどん前に進んでいくということでもありません。
失敗を忘れず次のステップに必要なエッセンスとして取り入れるからこそ、成功がある。
そのことをこの言葉は表しているのだと思います。
お客様が自分を生かしてくれる

土肥 宏行
料理の味は美味しいけど、サービスが悪いから二度とあの店は行かないなんていう経験をしたことがあると思います。
フレンチレストランにはメートル・ドテルという仕事があります。
彼らのサービスで、美味しい食事を何倍にも楽しむことができるのだそうです。
そのメートル・ドテルの世界大会で優勝した日本人がいるのですが、この人がとにかくすごい。
予約客の情報はアレルギーから帰りの飛行機の時間まで事前に頭に入っており、注文も絶対に手を挙げさせない。
メニューをおう目を見てタイミングよくスッとオーダーを取りに行く。
客が食事の最中「フッと」ついた溜息からお腹の具合を考え、メインの肉の量を減らし最後までコースを楽しめるよう心遣い。
全ては200%の満足感を提供するために2歩3歩先を読む行動から成り立っている。
そんな彼もメートル・ドテル抜擢された当初はプレッシャーから精神的にまいってしまい、死をも考えたそうです。
だけどそんな時でも客の前に立つと自然と普通でいられる。
彼は「お客様がいないと自分は生きていけない。だから自分の身を削ってでもお客様に尽くさなければならない」そう考えるようになったそうです。
我々の仕事もお客様がいるから成り立つし、誰かのためだと頑張れたりしますよね。
余裕がない時こそ思い出したい話でした。
ページトップへ

お電話でのお問い合わせ 04-2924-7775

営業時間:9:00~17:00 定休日:土日祝

メールでのお問い合わせ(24時間受付)