No.19 できない理由はたくさんあるほど面白い

日本の税収の推移を見てみると、私が大学を出た平成2年あたりがピークで、法人税収は19兆円ありましたが現在は6兆円、所得税収は26兆円から今では12兆円です。かつて一流であったはずの日本は二流三流、最近では韓流にも押され気味。世界から見ると、あの国はいったい何をやっているのか(というより何も決めない、何も変えない、何も進まない)というあきらめのムードです。

現在儲かっている会社も、3年後5年後、今の商品と今のやり方の延長線上に今の儲けはないでしょう。これから先の自社を取り巻く市場環境を予見しながら、○年後今の売り上げを何倍のいくらする、○年後今の利益を何倍のいくらにする、くらいの目標を社内で宣言すれば、今までの延長線上には目標達成の術がないことは、誰でもはっきりわかります。このぐらいの発想をもって、今新たなチャレンジや改革に取り組まなければ、10年後本当に存在しないのでは?と最近本気で思うようになりました。

新たなチャレンジ、改革には障害がつきものです。
社員全員、すべてにとって心地の良い改革などあり得ない・・・ゆえに多数決では進まない、意思決定は常にトップダウン
昨日まで野球をやっていた人に、明日からサッカーをやってくれと頼む必要がある・・・社長が帰った後、文句をたれる社員が必ず現れる(文句を言えるのは、考えることができる社員ですから、プロジェクトの責任者に抜擢する)
社員はできない理由をたくさん言ってくる・・・できない理由は多ければ多いほど面白い(他の競合は絶対に追いつけない)

これらすべてを想定内として、気合いを入れて構造改革に取り組む必要があるのだと思います。 政治も経済も我々中小企業も、この先は常に「あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず」の戦いです。両方立てれば身がもちません。

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