No.13 ~震災後の対応~ 【平成23年04月】

東日本大震災により被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
震災後、思い当たるところ数件に電話を入れましたが、幸いにして直接被害にあった会社はなくホッとしました。

震災から1~2週間、食材調達やガソリン確保で非常に困難な中、「何としてもお届けする」と使命感をもって対応にあたったY食材宅配会社、お客様からたくさん喜びの声をいただいたそうです。
風評によって行列ができた3店舗を経営するPパン屋さん、社長をはじめ社員さんもほとんど寝ずに対応したそうです。
今から夏の停電に備えて社内の体制を着々と準備し、社員さんに協力を要請しているA製造会社。こういう非常時に、使命感を持って目の前の仕事に全力で当たる会社は本当に強いと思います。

そうかと思えば、計画停電に「不公平」とグチを言って、何の行動も起こさない方もいますし、「こっちも被災地だ」と言っている方もいました(両方ともお客様ではありません)。 隣が電気がついていて、こちらが消えていると何が不公平なのでしょうか?先日の日曜日、双葉町の方々が避難している加須の騎西高校に、子供向けの本をダンボールに詰めて持っていきました。不自由な避難生活を余儀なくされている方々の前で、「こっちも被災地だ」などとは決して言えません。
特需として売上げが上がったところも、逆に部材が手に入らなかったり、自粛ムードで売上げが下がったところもあるでしょうが、いずれも長くは続かないと思います。問題は、その後の対応を今からしっかりと考え、目の前の仕事に全力で当たるということだと思います。

事務所では、通常の倍以上の値をつけた発電機を手に入れ、停電になっても仕事が止まらぬよう準備しました。各コンセントには早速番号付けをして、停電になっても3分あれば再起動できる状態です。デスクワークができるように、デスクライトも数個購入しました。停電中固定電話が不通になるので、安い携帯電話も急いで3本そろえました。その後、停電しませんが・・・。

この震災に何かの意味があるとすれば、失われた20年に対する私たちの心に何らかの警鐘を発しているのだと思います。石川遼プロではないですが、この事実をしっかり心に刻んで、それぞれが与えられた使命を全うすることではないかと思います。

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