SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(平成19年12月)
- 「その問題を解決したらどうなるかを考えよう」
吉田 昇平- 問題が発生したときにとにかく全ての問題を解決するのではなく、その問題を解決すればどうなるのか、何がよくなるのかを考えて本当に解決が必要な問題だけ解決に取り組むべきだそうです。
というのも日本人は特に反省会といった問題提起の場は多く設け大小さまざまな問題をくまなく挙げることはよくするのですが、あまりにくまなく挙げすぎることで問題を列挙するだけで満足してしまったり、あまりの問題の量に結局手が付けられなくなってしまうことがよくあるからだそうです。
世の中には解決する必要のない些細な問題も多々あるのだということを頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
- 「遊ぶ力を持とう」
柴崎 誠- ここでいう遊ぶというのは心を遊ばせることをいいます。
ではその心を遊ばせるとはなにかといいますと、自分の興味のあること、興味を持ちたいと思うようなことに対して、素直に取り組み、熱中し、時を忘れるような態度です。
新たな取り組みにより発見した新体験というものによって発想を大きく飛躍させることができると思います。
これによって、解決すべき課題を常に心の片隅に置いておき、遊ぶ力があれば一瞬にして解決方法がひらめいたりするものではないかと思います。
今までの固定概念にとらわれない新しいものを創造していくためには、この心を遊ばせることが必要なのではないかと思います。
- 「気を遣うより気を利かせよう」
江原 智恵子- 気を遣うということは相手の希望に合うように自分を合わせるということで、相手に合わせようとする気持ちばかりが強くなるとマイナスの感情が生まれてしまうと思います。
逆に気を利かせるということは相手をよく観察し、相手が今何を望んでいるかに気づき行動することなので、自分の行動に主体性があり、そこにはプラスの感情・ポジティブな感情が生まれると思います。
気を利かせるということは、相手がしてほしいことに前もって気づき行動することなので、常に一歩先の事を予測するということでもあると思います。
自分が今何をすべきかということを考えるということは仕事に対して受け身ではなく、仕事を創造することにもつながっていくと思いますので、日頃からこのことを意識して行動することが大切だと思います。
- 「なくてもよい存在(会社)になろう」
丹下 優子- 普通は、世の中になくてはならない存在(会社)になりたい、と思うものです。
しかし、なくてはならないものというものは、自ずと誰かと価格の競争をすることになります。
一方で、『なくてもよいもの』とは、特になくても困らないけど、でも手に入れたいものであり、値段に関係なく売れるもの=高粗利、を期待できるものです。
普通であること、それを維持することもとても大事なことですが、時には常識といわれるものを忘れて、いつもと違う発想から、自分(自社)にしかないもの、できないものは何なのか?ということに思いを巡らせてみるのもよいのではないでしょうか?