SMC税理士法人スタッフの推薦する言葉(令和7年3月)
- 今いる人の今ある力で最大の成果を
丹下 優子タレントの坂上忍さんは、「雇った人は終身雇用、その人の退職金を出すために仕事をがんばっている」と言っていました。
30年近く担当しているマネージャーには一度もダメ出しをしたことがないそうです。それは、今いる人の今ある能力と自分とでできることをやればいいから、という考えに基づいているようです。
時にはダメ出しも必要だと思いますし、終身雇用がいいとか社員は大切にしようとか言いたい訳ではなく、ただとても自然でストレスフリーな考えだなと感銘を受けました。もっとこうだったらな、と周りに不平を持ちがちですが、これくらいの潔さを持つことが処世術のひとつなのかもしれません。
- 制約に集中することの重要性
中瀬 拓哉1984年に出版された 『ザ・ゴール』 にある考え方です。
『ザ・ゴール』は、一見うまくいっていない工場が 「制約理論」 を使って劇的に改善するストーリーです。ここでのポイントは、「全ての工程を均等に効率化するのではなく、ボトルネック、つまり最も生産の流れを妨げている部分に集中して改善すること」です。
たとえば、工場の生産ラインに 1台だけ極端に処理が遅い機械 があるとしましょう。他の機械の処理能力をどれだけ上げても、この遅い機械がボトルネックとなり、生産全体のスピードは上がりません。なので、最も弱い部分(ボトルネック)を特定し、それを解消することが全体の成果を最大化するカギなのです。
つまり、「うまくいっていない原因」を的確に特定し、それを改善することが最短ルートです。
- 仕事ができる「嫌な奴」
工藤 正悟ブリリアントジャーク、トキシックワーカーと呼ばれる有害社員のことです。
本人は優秀だが、協調性がなく周りに悪影響を及ぼす社員のことです。
Netflixが「チームワークを底合うブリリアントジャークに居場所はない」と明言したことで広く周知されました。
アメリカの研究では、組織にブリリアントジャークがいると全体のパフォーマンスが30%~40%低下すると言われています。よって、ブリリアントジャークを解雇した方が組織にとってプラスになるということです。
それは、我が強く自分の意見を押し通すからだそうです。
Googleの採用基準に「グッドネイチャードパーソン」があります。能力よりも根の良さを優先したということです。